アランと一緒に四国遍路。

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星が森
4月4日


            横峰寺奥之院・星が森

            60番横峰寺から0.6km、H780m。




横峰寺仁王門から15分、杉木立の坂道を登る。
11:45
11:45
奥之院・星が森。
星が森
山道を登り開けた場所に出た時、目の前に広がっている風景は一生忘れられない。
来て良かった。。心から思った。
そこに写真で見たとおりの風景が広がっていた。
鉄の鳥居
鉄の鳥居の向こうに凛とした美しい姿の石鎚山。
神々しいまでの姿に体が震え思わず手を合わせていた。
鳥居から石鎚山
Nさん。
鳥居
標高1982m、霊峰石鎚山がくっきりと姿を見せてくれた。
石鎚山
石鎚山への遍路道標。
星が森
石柱と地蔵。
石柱と地蔵
12:30
12:30
ビニール袋を敷いた石の上に腰をおろし目の前に広がる石鎚山を眺め、食べたおにぎりは格別の味。
「最高の気分だね。石鎚山を眺めながら食後のデザート(山の喫茶店てんとうむしで頂いたバナナ)付きの食事が出来るなんて、これから一生掛かっても出来ない贅沢だね。」
本当にそのとおり。最高の贅沢!

気持ちよくお遍路に出してくれた義母とあーちゃんpapaに心から感謝の気持ちが湧き上がっていた。
鳥居からの石鎚山を写メールで送った。

四国最高峰の石鎚山です。
涙が出るくらい美しい石鎚山を見ながらおにぎりを食べている私は世界一幸せ者です。
此処まで来れたこと、お義母さんと○○さんに心から感謝しています。
ありがとう!


いつまでもこの場所にいたかった。
いつか必ず石鎚山に登ろうと決めていた。

そろそろ出発しましょうー。。
Nさんに促され何度も振り返りながら12時30分、香園寺に向かう。



60番 横峰寺
4月4日


       
                60番 横峰寺



11:00

仁王門。
仁王門
「納経所、工事中に付き納経は本堂」の案内が出ていた。
境内
本堂。
境内と本堂
本堂。
本堂
地蔵。
地蔵
大師堂ベンチ前に雪が残っていた。
雪
大師堂。
大師堂
大師堂。
大師堂
本堂、大師堂にお参りし本堂に戻り靴を脱いで中に入り御朱印を頂く。

納経所。
納経所
納経所。
納経所
一番後ろの人はバスツアーの添乗員さん。
みなさんの納経帖、お軸を背負いツアー客が参拝してる間に納経所で御朱印を頂き行く。
境内
11:30

仁王門。
仁王門
参拝納経を済ませNさんと横峰寺奥之院、星が森へ向かう。




60番 横峰寺
4月4日


        山の喫茶店 てんとうむし → 60番 横峰寺

            5km 1時間45分



9:50
湯浪集落を過ぎると勾配は更にきつくなり山の喫茶店・てんとうむしから30分坂道を登り横峰寺への登山口に着いた。
此処からが遍路転がしと言われる登山口でNさんの記念撮影。

登山口 H300m。
横峰寺山頂 H745m。
標高差445mを2.2kmの距離で山道を登る。
9:50 横峰寺への登山口
9:55
沢に渡された丸太橋。
9:55
10:05
登ってきた山道を振り返る。
登っては立ち止まり、止まっては登るを繰り返す。
10:05
10:08
横峰寺参道の道標。
川を横切り杉木立の中を登って行く。
10:08
10:18
10:18
10:20
10:20
10:25
10:25
10:30
急坂に足を滑らせ、張ってあったロープに摑まりながら登った。
10:30
10:37
途中の休憩所で一休み。
全身汗ビッショリ。。
10:37
10:57
横峰寺の仁王門が見えた!

あと一息!この最後の登りがきつい。
息が上がり何度も立ち止まる。
仁王門を見上げ、後一歩、後1段と自分に言い聞かせながら登る。
10:57
11:00
60番 横峰寺仁王門到着。
11:00



山の喫茶店 てんとうむし
4月4日


           山の喫茶店 てんとうむし



8:45

山の喫茶店てんとうむし・入り口。
山の喫茶店 てんとうむし
山の喫茶店 てんとうむし
富士重工の軽自動車「スバル360」。
スバル360
素敵なマスターと美人ママさんご夫妻。
山の喫茶店てんとうむしマスターとママさん
トイレをお借りして飾ってあるピカピカの車の名前を教えてもらい写真を撮らせてもらった。

アイスコーヒーを注文し窓の外を見ると直ぐ近くに綺麗な鳥が切り株に止まっている。
切り株の側に小さな水入れとエサ箱(?)が置いてある。
アイスコーヒーを運んでくれたマスターが「ヤマガラですよ。」と教えてくれた。
窓の外のヤマガラを見てると、カランとドアが開きお遍路さんが入ってきた。
あれ~。。栄家旅館さんで一緒だった人、荷物を運んでもらわなかったのかザックを背負っていた。

「やぁ、休憩ですね。私も一休みですわ。ご一緒して良いですか?」
どーぞ。
向かいのイスにザックを置いて腰を降ろし、同じものをと注文した。

みなさん先に出発なさったと思ってました。
「あなたたちの方が私より先でしたよ。私の後にもう一人おられたんです。コンビニでしばらく待っていたのですが幾ら待っても来られないので先に来ました。」
私の視線に気付き笑いながら、参拝用品、コンビニで買った昼食と財布だけここに入れ後は荷物にして今夜の宿まで運んで貰ったと言った。

「昨夜少しお話をさせて頂きましたがKさんは何回も廻っておられるそうですね。あなたは体調が悪くなったり足を痛めたそうで今日の横峰寺の山登りをKさんが心配してましたよ。
あ~、私は神戸のNと言います。あなたは新潟から来られたんですよね?」

はい、新潟の○○です。
Kさんには随分お世話になりました。
足の遅い私とずっと一緒に歩いてくださったんです。
とても感謝しています。
「本当に此処に来ると良い人に出会いますよね。私も地元の人や大勢の人たちに良くして頂いて宿では荷物まで運んでもらい感謝感謝ですね。」
本当にそうですね。私も大勢の方たちに良くして頂きました。
「それにしても荷物が無いというのは楽ですね。横峰寺は札所の中で2番目に高い山登り、重い荷物を背負って登ることを考えたらゾッとしますね。
私は休みを使って区切り打ちですが○○さんは?」
私も区切りです。年2回、春と秋に歩かせてもらっています。神戸からは近くから良いですね、新潟から四国はとても遠いです。
「毎年春と秋に来られているんですか。新潟だと四国まで飛行機で入るんですか?日にちも交通費も掛かるでしょう?」
新潟から大阪まで飛行機で昨年は土佐だったので大阪から龍馬空港に入れたのですが今回は宇和島からだったので大阪から高速バスです。
四国に入るのに1日掛かるしバスを使っても交通費は掛かりますね。
「私は近いから連休や有給が取れたときに5日から1週間歩いてるんですよ。○○さんは何日くらい廻るんですか?」
2週間前後の予定を立てますが往復の移動で2日は使えないからその時によって歩くのは10日から13日間なんです。
お近くの人が本当に羨ましいです。
「いやぁ。。近くで申し訳ないですねぇ (笑)
○○さんのように毎年春と秋に2週間近く四国に来られるというのは恵まれていますね。」
そうですね、普通の主婦が2週間近くも家を空けるのは難しいことだと思います。
「そうですよ。Kさんが言っておられましたが歩きお遍路は【時間・体力・お金】が揃った時じゃなければ出来ないそうです。言われてみればどれか一つでも欠けたら出来ないことですからね。」
野宿しながら費用を掛けないように廻る方法もあるだろうが宿に泊まり食事代や参拝のお賽銭、納経代を入れると1日最低1万円、そしてプラス往復の交通費。
気力やお金があっても体調や足を痛めれば歩くこともできない。
体調、足の調子が万全でも時間がなければそれもできない。
どれか一つ欠けても出来ないこと…本当にそのとおりだと思った。

「おや、綺麗な鳥がいますね。」
窓の外のヤマガラにNさんが気がついた。

マスターが餌付けをなさっているそうですよ。ヤマガラって鳥だそうです。
私も先、教えてもらったばかりですけど。
「ほぉ~、これがヤマガラですか。野鳥の名前は全々わかりませんが綺麗な鳥ですね。マスター、この車も立派ですね。綺麗に手入れがされていますね。」

ニコニコ笑いながらマスターが説明してくれた。
「この車は昭和40年製で半年ほど使用しましたがその後は使わず車検だけは取り大事に保管してきたんですよ。店の名前のてんとうむしはこの車のことなんです。」

Nさんにそろそろ出発しますか?と言われトイレにもう一度行く。
それでは私もとNさんもトイレ。

ご馳走さまでしたとアイスコーヒー代450-を支払うと、持って行って下さいとバナナの入った2袋、マスターが渡してくれた。

「これはこれはご馳走様です。」
ごちそうさまです。
「ありがとうございました。お気をつけて。」

「あなたの荷物、此処に入れましょう。」
これはろうそくとお線香だけだしこっちはおにぎりですからこれくらい持てます。
「私のザック、中身は空っぽなんですから遠慮は入りません。遍路カバンだとバランスが悪いでしょう。空っぽでもザックを背負ってるとバランスが取れて歩き易いんですよ。さぁ、ここに入れましょう。」
Nさん、自分のザックに巾着とコンビニの袋と頂いたバナナの袋を入れてくれた。

30分休み9時15分、山の喫茶店てんとうむしを出発。


横峰寺へ
4月4日

 
         丹原 栄家旅館 → 大頭

             5km 2時間



5時起床。
トイレ、洗面を済ませ身支度。

6時20分頃、朝食が出来てると女将さんが呼びに来てくれた。
昨夜の部屋へ行くと食事が始まっていた。
K氏の隣に座る。
「朝食は6時からなんだよ。来ないから知らないだろうと呼びに行ってもらったんだ。」K氏に言われた。
朝食時間なんて聞いてませんよ。。。(^_^;)
昨夜、夕食を済ませて直ぐに部屋に戻ったから聞いていなかったのだろう。

食事を終えた背の高い男の人ともう一人のお遍路さんが出発して行った。
K氏に待ってるからゆっくり食べていいよ、と言われた。
最後の日までのろまですみません。。。

食事を済ませた人から順次出発。
Oさん、郵便局お遍路さんも次々お先にと出発して行った。

6:40
K氏と一緒に宿を出る。
女将さんが手書きの地図を渡し、見送ってくれた。
「4つ目の信号を左に曲がり、後はそのまま真っ直ぐ行くのよ。国道11号に出たらちょっと入ったところにコンビニがあるからそこでお昼の食べ物を買うの。その先にお店はないから忘れたらお昼抜きになるのよ。」

お世話になりました。
地図と荷物、ありがとうございました。
6:40 栄家旅館
人気のない静かな住宅地の道をK氏と並んで歩く。
先に出発したお遍路さんたちの姿はもう見えない。
遍路カバンは肩に掛け、ロウソクお線香を入れた巾着1個が今日の荷物。
体が軽く昨日の足と胃の痛みはウソのよう。

「体の具合はどうなんだい?昨夜はよく眠れたかい?足は痛まないかい?横峰寺の登りはきついから無理をしないで休み休み行くんだよ。今日中に香園寺に着けば良いのだから急ぐことはないんだよ。」
いろいろありがとうございました。おかげさまで昨日ゆっくり体を休め足も胃の痛みも治まりました。
今まで一緒に歩いて頂いて本当に助かりました。私が揺る足でKさんに時間ばかり取らせてしまって済みませんでした。お一人だったらもっと先まで行ってたんでしょう。。。
Kさんとご一緒できて本当によかったです。
「私も○○さんと一緒に歩いて楽しかったよ。何度も四国を廻っているが何日も同じ人と一緒に歩いたのは始めてのことだよ。迷惑なことなんてなかったし○○さんのおかげで時間を掛けてゆっくり廻るのも中々良いことだと気付いたよ。」

7:05
4つ目の曲がり角。
私は左、K氏はそのまま真っ直ぐ進み、別格第十一番札所・生木地蔵正善寺へ向かう。
ここでK氏とお別れ。

お世話になりました。お気をつけて善いお遍路を。
「それじゃ、○○さんも気をつけて。国道11号に出たら忘れずに水と食べ物を調達して行くんだよ。」
ありがとうございました。
7:05
7:25
国道147と国道149の交差点。
石鎚橋を渡る。
遠くに見えていた山並みが少しづつ大きく見えてくる。
7:25
町中に入り国道11号に出た。
信号を渡った先、11号線沿いにファミリーマートがあった。
お昼のおにぎりと水を買い、トイレを借りた。
7:40
ファミマーから少し戻り国道147号をそのまま進む。
歩道に石鎚山と記された鳥居が立っていた。
7:50
7:50
7:52
道路沿い、左手に公園のような広場に満開の桜。
7:52
大頭集落を進むと新四国曼荼羅霊場第三十四番札所の幟のお寺があった。
へんろ協会さんの地図を見ると「妙雲寺」と載っていた。

7:55
番外霊場・石鉄山 妙雲寺。
7:55 妙雲寺
遠くに見えていた山が目の前。
妙谷川を左に見たり右に見たりしながら緩やかな坂道を登って行く。

8:30
横峰寺まで5.9km道標。
8:30
左手は崖、右手は妙谷川の坂道がだん々急になってくる。
宿を出てから2時間。
目の前に建物。近づくと、山の喫茶店「てんとうむし」の看板。
まさか山の中に喫茶店があるとは夢にも思わなかった。
(へんろ協会さん、2006年度版の地図には載っていません)

8:40
8:40



丹原 栄家旅館
4月3日


      59番 国分寺→JR伊予桜井→JR壬生川 → 丹原 栄家旅館
                       10分
             2km 30分              4km 50分 



国分寺から30分歩き、伊予桜井駅到着。

14:10 桜井駅。
14:10 JR伊予さくらい
JR予讃線(普通) [伊予西条行き]  伊予桜井14:36発。
伊予桜井→壬生川 260-。

発車時間まで構内のベンチで休憩。
JR伊予さくらい駅
14:46壬生川着。
14:50 壬生川
壬生川駅から国道48号に出て高速道路を目指す。
駅を出るとき一緒に降りた人にK氏が尋ねた。
「丹原はここを真っ直ぐですか?」
「ここは丹原ですがどちらまで行かれるんですか?」
「栄家旅館なんですがー。。」
「栄家旅館ですか?ちょっとわからないですねぇ。。」

仙遊寺の境内にいたおじさんが教えてくれたことを思い出す。
ベンチで休んでいた時、今日は何処まで?と聞かれ、丹原の栄家旅館です、と言った。
「此処が仙遊寺、此処からこう行って国分寺、丹原はこの方向。近くに学校があるからそれを目印に行ったら良いよ。学校は無くならないから目的の場所へ行く時はそういう建物を目印にするんだよ。」
持っていた竹箒で地面に大きく58、59と数字を書き線を引きながら教えてくれた。
学校が近くにあるそうです。
「あ~丹原高校ね。それなら国道を真っ直ぐ、そうですねぇ3キロほど行くとメガネスーパーの看板が出ています、そこからもう少し行って左に曲がるとありますよ。」
ありがとうございました。
お礼を言って国道48号を進んだ。

遍路道ではないからか日中の国道を歩いてる人の姿はなかった。
今治小松自動車道を越えるとようやく道路沿いにメガネスーパーの看板が見えてきた。

メガネスーパーから左を見ながら行くと国道から入った道路の先に校舎とグランドが見えた。
国道から左折、丹原高校のグランド脇を通り細い道を何度か曲がり栄家旅館に着いた。

15:40
栄家旅館到着。
15:40 栄家旅館
K氏の後から中へ入る。
女将さんにお世話になりますと挨拶し上がらせてもらう。

女将さんに案内された部屋は1階の奥、お風呂場とトイレの手前。
床の間の前にビニールシートが敷かれたところにザックを置く。
片側のカーテンが掛かっているところに布団がたたまれ糊の効いた浴衣が置いてある。
冷房を着け窓を少し開け空気を入れ替えた。

荷物の整理は後にして布団を敷き横になった。
30分くらいして女将さんが部屋の戸を開け、お風呂にと呼びに来てくれた。

洗濯物、お風呂場で洗ってもいいですか?と尋ねると沢山あるの?と聞かれた。
Tシャッツや白ズボン、靴下は明日にして、下着だけですと言う。
「パンツだけならお風呂場で洗ったもいいわよ。そこに干しておけば一晩で乾くから。」
そうさせてもらいます。それから、荷物なんですけど、明日泊まる香園寺の宿坊の人に栄家旅館さんで荷物を運んでくれるって言われたのですがお願いしても良いですか?
「香園寺で家が荷物を運んでくれるって言ったの?う~ん。。。前は主人が次の宿まで届けてやったりしてたんだけどね。。。荷物のことは主人と相談してからになるわね。」
そうですか。。。それと、横峰寺の道も教えて欲しいのですが。
「Kさんと一緒に行くんじゃないの?」
ずっと一緒に歩いてもらったのですがKさんは明日は番外寺へ廻るので横峰寺へ行くのは一人なんです。
「あらそうなの。みなさん明日は横峰寺へ登るんだから一人でも大丈夫よ。心配なら明日、地図を書いてあげるわよ。」
お願いします。

お風呂に入り、髪を洗い下着とタオルを洗った。
窓のところにあった洗濯干しを借りて下着とタオルを掛けた。
気になってカーテンをそっと開けてみたら壁だと思ったところは襖になっていた。
隣の部屋とは襖とカーテンで仕切られていた。

テーブルを脇にどけ布団をカーテンから離し浴衣に着替え1時間くらいウトウトした。
玄関の方で人の声と足音、隣の部屋から話し声が聞こえ目が覚めた。
国分寺から歩いてこられたお遍路さんたちが到着したようだ。

「新潟の人、随分体調が悪そうでしたねよね。足も痛そうにしていたし。電車に乗るって言ってましたが大丈夫だったんでしょうかね。」
「岩屋寺で一緒だったんですよ。あの日は雨で翌日の三坂峠も雨だったからそれで足をやられたんでしょうねぇ。」
隣の部屋から郵便局のお遍路さんと富山のOさんの話している声が聞こえた。

隣にいます、電車で来たので早くに着きました、お風呂もお先に頂いて寝てました…とも言えない。。。

国分寺を先に出発した富山のOさんと郵便局お遍路さんたちは途中で一緒になったようだ。
「ここの宿で荷物を運んでくれると彼女が言ってましたよね。」
「そうそう、荷物を運んでもらえたら明日の横峰寺は助かりますね。」

お風呂、空きましたよ、とお隣さんを呼びに来た女将さんとそれじゃ、後でと言ってるOさんの声が聞こえた。
隣の部屋の郵便局お遍路さんがお風呂に行き静かになった。
今のうちに電話、本家とあーちゃんpapaに連絡を入れた。

6時から夕食。
先に席に着いていたKさんの隣に座った。

見覚えのあるお遍路さん。
道後で道に迷っていた時に会った背の高い男の人が隣のお遍路さんとお酒を飲みながら話していた。
電車で来た私たちより先に宿に着いていたようだ。

ビールを飲んでいた富山のOさんが私の顔を見てやぁ、大丈夫だったねと声を掛けてくれた。
郵便局お遍路さん、他の男の人もお酒やビールを飲みながら盛り上がっていた。

夕食の時、女将さんから荷物を次の宿まで運んでくれると話があった。
よかった~。

夕食を済ませ部屋に戻り荷物の整理し早くに布団に入った。



       栄家旅館 1泊2食付き  ¥6,000

          今治 笑福旅館→丹原 栄家旅館
               
               33,228歩

          
 

59番 国分寺
4月3日


             59番 国分寺



12:45
59番 国分寺到着。

石段の上にK氏。
59番 国分寺

境内の桜が満開だった。
国分寺の桜

本堂。
本堂

大師堂。
大師堂

先に着いていたはずの富山のOさんや仙遊寺で一緒だったお遍路さん2人が後から到着したのには驚いた。
どこで道を間違えたんだろう?しきりと首を傾げていた。
参拝納経を済ませ休憩所のベンチに集まり水を飲んだりタバコを吸いながらそれぞれ休憩。

私も靴を脱ぎ裸足になった。
此処から丹原の宿まで約15km。
「さて、どうしたものか・・・」
タバコを吸いながらK氏がつぶやいた。
「これからだと5時頃になりますかねぇ。。」
「うーん。。5時に着けば良いほうですよね。彼女、膝を痛めているし体調も良くないんですよ。」
「足が痛そうですよね。仙遊寺の石段、きつかったでしょう。明日、横峰寺に登るんですか?」
はい、明日は横峰寺にと。。香園寺の宿坊に聞いたら丹原の宿から荷物を運んでもらえそうなんです。荷物がなければなんとか大丈夫だと思ういます。。
「え~、宿で荷物を運んでくれるんですか?宿はどちらですか?」
栄家旅館さんです。
それならと(国分郵便局で会った人)携帯を取り出し栄家旅館に電話した。
富山のOさんともう一人のお遍路さんは栄家旅館に予約済みだそうだ。
K氏に、荷物のことは着いてから頼んだ方が良いですよと言われ頷いていた。

「さて、これからどうするか。。5時までに着けば良いけど君の足では6時でも無理かもしれない。此処からだと。。伊予さくらい駅まで行き電車でにゅうがわまで行こう。」
「駅が近くにありますね。丹原だとにゅうがわですか。どうしますかー?我々も電車で行きますか?」
富山のOさんは私は歩きます、と言って先に出発した。
他の2人は電車か歩きか中々決めかねていた。

電車で行くのは気が進まなかった。
しかし私を気遣い時間を取らせてしまったK氏にこれ以上、迷惑は掛けられない。
歩いて行くと言えばK氏は一緒に歩いてくれるだろうが、この足では何時に宿に着けるかわからない。
胃と膝の痛みも治まらず明日は横峰寺に登るなら尚、今日は早めに宿に着いて体調を整えておかなければならない。
先に行ってください、一人で歩いて行きますとは言い出せなかった。

富山のOさんに続き、宿で飲むビールを楽しみに私たちも歩いて行きます、と笑いながら2人が荷物を背負い「それでは、お先に。」と手を振り休憩所を出て行った。

私たちは1時間近く国分寺で休み、1時40分出発。
伊予さくらい駅に向かった。


58番国分寺へ
4月3日


           58番 仙遊寺 → 59番 国分分寺

              6.1km 2時間25分



手すりが施されコンクリートで固められた急坂を右膝を庇い手すりと杖にすがりながら坂を下る。

石段の急坂道の両側には西国三十三箇所の観音像が祀られている。
納経所の人に教えてもらった坂の途中に弘法大師御加持水があった。
持ってきたペットボトルに御加持水を詰める。
10:30 御加持水

坂の途中でK氏に先に行ってくださいと声を掛けたが気にも止めず、何度も立ち止まり待っていてくれた。

10:35
仙遊寺・仁王門。
10:35 仁王門

10:40
木々に囲まれた休憩所を過ぎると「59番国分寺→」への遍路標識。
10:40 59番への遍路道

山道を下りると県道に出た。
日差しが強く平場の道に出ても膝の痛みが治まらない。

急に眩暈がし脂汗が流れた。
胃がキリキリと痛み出し立っていられず道端にしゃがみ込む…

先に歩いていたK氏が戻ってきて荷物を降ろしてくれた。
「足が痛いのかい?」
お先に行ってください、貧血のようです。少し休んでいきます。。。
電話ボックスの前のブロックに座り込み御加持水を飲んだ。

K氏も荷物を降ろし隣に腰をおろした。
胃を押さえ息を整え5分ほど休んでいたら痛みが治まってきた。
すみません。。。
「私のことは気にすることはないよ。ゆっくり行こう。」

11:10
11:10

県道から右に曲がり国道196号へ出た。
膝の痛みと胃の気持ち悪さが続いていた。

11:40
ベンチの置いてあるローソンがあったので休憩しょうとK氏が言ってくれた。
荷物を降ろしトイレを借りる。
吐いても水しか出なく胃のムカムカが治まらない。
洗面所で口をすすぎ大息をつく。。

温かい茶を買ってベンチに腰を降ろす。
笑福旅館で頂いたおにぎりをK氏に食べてもらう。

少しづつ胃の痛みとムカムカが治まってきた。
30分近く休み12時10分、ローソン出発。
11:40

国道196号から左に入り線路を横切りJR沿いに進むと国分郵便局があった。
郵便局から男の人が出てきた。
顔を見てビックリ。仙遊寺で会ったお遍路さん、随分先に行ったはずなのに。。?
「お金を下ろしてきましたよ。それにしても早いですねぇ。」
「お昼を食べて休憩しながら来たんですよ。道を間違えたんじゃないですか?」
K氏も不思議そうな顔をしていた。

12:40
12:40

12:45
59番 国分寺参道に到着。
12:45 59番国分寺



58番 仙遊寺
4月3日


            57番 栄福寺 → 58番 仙遊寺

                  2.4km 1時間15分



栄福寺から上って来た坂道を下ると車道に出た。
車道に出たところにある土産物のお店に寄り邪魔にならないところにザックを置かせてもらいトイレを借りる。
ありがとうございましたとお礼を言って荷物を背負うとすると、
「ねぇさん、これでも飲んで少し休んでいきなさい。」とリポDを渡してくれた。
木のイスに腰をおろし冷たいリポDを頂く。
「ねぇさんはどこから来なさったんだね?」
ご馳走様です、新潟です。
「ほぉ、新潟なのかね。地震で大変だったんだろう?ねぇさんのところは大丈夫だったのかね?」
はい、おかげさまで私の住んでいる市内は被害はありませんでした。
「それは良かったね。今日はどこまで行くんだね?」
丹原まで行きます。
「足は大丈夫かね?気をつけて行きなさいよ。」
ザックを背負いお礼を言って土産物店を出る。
おじさんとおばさんがこの道を行くんだよと店の前の遍路道を指差し見送ってくれた。
ありがとうございました。

8:35
遍路道は畑の中を通り山道を上る。
坂道はきついがアスファルト道を歩くより土の道は足には優しい。
8:35

坂道を上って行くと池があった。
8:40
犬塚池。
8:40 犬塚池

8:45
池を過ぎると山道の登りが険しくなった。
8:45

山道を登り切ると車道に合流しカーブしながら更に坂道を登る。
登ってきた道を振り返ると今治市外の景色が見えた。
右膝が痛み出し何度も立ち止まる。

9:05
坂道を喘ぎながら登り仙遊寺の仁王門にたどり着いた。
9:05 仙遊寺仁王門

ようやく仙遊寺に着いたとホッとしたのもつかの間、仁王門を潜ると石段がはるか上まで続いていた…

9:10
膝の痛みを騙し騙しジグザクになっている石段を横向きになって登っていく。
登っても登っても石段が続いている。息が上がる。
どこまで登ればたどり着くのか。。膝の痛さに泣きそうになる。。。
9:10

9:30
仙遊寺境内に出た。

本堂前の木陰にベンチが並べられている。
ザックを降ろすと背中は汗でビッショリになっていた。
9:30 58番仙遊寺

本堂。
本堂

大師堂。
大師堂

大師堂側に大師像。
大師像

大師堂前の仏足跡。
仏足跡

鐘楼。
鐘楼

子安観音像。
子安観音像

大師像。
大師像

参拝納経を済ませトイレに行く。
トイレの先を行ったところにある駐車場の方から団体さんの賑やかな声が聞こえてきた。

ベンチに戻る途中、境内を竹箒で掃いてたおじさんにみかんがあるよ、一杯持って行きなさい。と声を掛けられた。
みかんの入った箱の隣、テーブルの上に飲料水(ユズや柑橘類の飲料水)を並べている若い女の子に良かったらどうぞと紙コップに入れた飲料水を頂いた。
仙遊寺

紙コップとみかんを持ってベンチに戻り靴を脱いで裸足になる。

笑福旅館で頂いたおにぎりを1個取り出し食べてると富山のOさんや旅館で一緒だった男の人たちが境内に入ってきた。
朝ごはん食べずに早くに出たんだね、とOさんが隣に荷物を降ろしながら言った。

風が気持ち良く吹き抜け汗が引いていく。
おにぎりを1個食べ終え水を飲んでいるとK氏が境内に入ってきた。
おはようございます。
膝が痛くて泣きそうでした。。。下りるのがまた一苦労しそうです…
「おはよう。足、酷いのかい?今日は丹原まで距離があるけど大丈夫かなー?」
。。。なんとか頑張ります。。。
K氏の顔を見てホッとした。

K氏の参拝納経が済むのをベンチに座って待っているうち、Oさんも後から来られた人たちもお先にと出発して行った。

仙遊寺で40分近く休み10時20分、K氏と一緒に出発した。



57番 栄福寺
4月3日


             56番 泰山寺 → 57番 栄福寺

                 3.1km 35分



7:34
7:34

7:35 
今治市内を縫って瀬戸内海に注ぐ蒼社川。
現在は穏やかな顔を見せているが昔は梅雨時などに氾濫が起こったという。
へんろ協会さんの地図に【漏水期に川の中を歩いた】と記されている。
7:35 蒼社川

7:37
7:37 

7:50
57番 栄福寺到着。
山門はなく参道の正面に本堂。

急な坂道の参道をそのまま上って行くと八幡神社への道。
石段の手前を右へ曲がると栄福寺の境内。
7:50 57番栄福寺

参道に大師像。
大師像

品のある穏やかな表情のお願い地蔵像。
お願い地蔵

境内に入ると鐘楼、納経所がある。
納経所前のベンチに荷物を降ろす。
一段上がった所に大師堂、さらに上がった所に本堂がある。

写真正面が本堂、右、大師堂。
本堂

本堂。
本堂

仏足石。
仏足石

大師堂。
大師堂

納経所。
納経所

長寿お守り手拭。
長寿お守り手拭

お友達のれいこさんから教えてもらった88歳の方が書かれた長寿手拭を義母の土産に納経所で買った。
8時15分、栄福寺参道を下り58番へ向かう。


還暦 60で迎えが来たなら只今留守と言え
古希 70で迎えが来たならまだまだ早いと言え
喜寿 77で迎えがきたならせくな老楽これからよと言え
傘寿 80で迎えが来たならなんのまだまだ役に立つと言え
米寿 88で迎えが来たならもう少しお米を食べてからと言え
卒寿 90で迎えが来たならそう急がずともよいと言え
白寿 99で迎えが来たなら百歳のお祝いがすむまではと言え
茶寿 108で迎えが来たならまだまだお茶が飲み足りぬと言え
皇寿 111で迎えが来たならそろそろゆずるか日本一をと言え

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