アランと一緒に四国遍路。

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月山神社から安岡旅館
10月19日

     月山神社から姫ノ井郵便局→(車)→安岡旅館

        7.2km 2時間30分→(車)6km


月山神社から舗装された道をしばらく進むと遍路道の立て札が立っていた。
車道から見える遍路道は下草がボーボーと生えて人の通った足跡も見えない。

「前に通ったときも下草は刈っていなかった。地元の人が草を刈ってくれてるかもしれないが道も悪いし国道を行った方が良い。」
竜串のとさやさんのご主人の言ってたことを思い出す。
地図を出して見ると、展望台とトイレのマークがある。
展望台で休憩とトイレだ。
下草の生え茂る遍路道へ入った。

草を掻き分け進んで行ったら顔に蜘蛛の巣が引っ掛かった。。(;一_一)
金剛杖を振り回しながら進んだが…
人の通った跡もないし蜘蛛の巣が掛かっているということは、誰も通っていないのだ。
草ボーボーのところでもしかしてニョロが潜んでいるかもしれない。
うっかり踏んでしまったら。。。恐ろしい場面が頭を過ぎった(涙)

恐い想像をしたら進むことはできなくなった。
急いで車道に引き返した。

PM1:00
PM1:00

車道に戻り揺る坂を上って行くと小さな集落があった。
人の姿は全々見当たらない。

姫ノ井まで4kmの手書きの立て札。
PM1:10
PM1:10

舗装されたクネクネ山道を上って行く。
肩が痛くなり時計を見ると月山神社から1時間歩いていた。
道端にビニール袋を敷きザックを降ろし休憩。
車1台も通ってこない。

少し休んでザックを背負いクネクネ山道を歩き出す。
聞こえてくるのは鳥の声だけ。
休憩から1時間歩くと山の頂上のような平場に出た。
どっちを向いても山ばかり。

道が枝分かれしている。
左へ降りて行く山道と平場を突っ切って山の中へ進む道があった。
クネクネ道を上って来たら方向感覚がおかしくなっていた。
左へ行く道は今、上って来た山道を戻る方向に感じる。
平場を突っ切って山の中に入る。
人が通った足跡があった。

山道を抜けると右に舗装された車道に出た。
右手の山の中に電柱がある。
電線を目で追って車道を降りて行く。
クネクネ道が下り坂になり遠くで金属音が聞こえた。

坂道を下り切ると田圃の畦道の先に道路が見えた。
畦道を通り広い道へ出た。
バイクが走ってきたので手を上げて止まってもらった。

すみません。ここは国道321号ですよね?
姫ノ井郵便局はここら辺ですか?

「ここは国道だけど、郵便局は知らないねぇ。何処から来たの?あの山を越えてきたの?」
はい、今朝竜串から山を越えて来ました。姫ノ井郵便局を探してるんです。
地図を見てもらった。
今ここの辺りですよね?この道を通ってここに出ると姫ノ井郵便局の所に出るはずなんです。。。
「あぁ。。わかったわかった。この小学校はこの先にあるから郵便局は未だ先だね。この道真っ直ぐだよ。」
ありがとうございました。

山を下りた頃から雨がポツポツ降り出していた。
バイクおばさんにお礼を言って歩き出す。
やがて左手の先に小学校が見えた。
山道、小学校の脇に出る道があったんだ。
随分手前の方で山道を降りてきたのだろう。

小学校を左に見て進むとガソリンスタンドと車の整備工場があった。
喉がカラカラに乾いていたしトイレも行きたかった。

工場の脇に自販機があったので冷たい水を買い入り口のドアを開けトイレを貸してくださいと声を掛けた。
事務所の中のトイレをお借りした。

新聞を読んでいたおばさんに姫ノ井郵便局はここから近くですかと聞くと20分くらい先にあると教えてくれた。
雨が本降りになってきたのでザックからポンチョを出し被った。
自販機で買った水を一気に飲んで空いたペットボトルをゴミ箱に入れ郵便局に向かった。

月山神社から2枚しか写真を撮っていなかった。。。(^_^;)

PM3:10
姫ノ井郵便局。

郵便局の表で安岡旅館に電話した。
優しげな声のおばさんがこれから迎えに行くから郵便局で待ってるように言ってくれた。

ポンチョを脱いで郵便局に入り少し休ませてくださいと女の人に声を掛けた。
ニコニコ笑顔の女子局員さんと若い男の局員さんがどーぞどーぞと言ってくれた。

「お餅、食べませんか?祭りなんですよ。」
若い男の局員さんが温かいお茶と柔らかいお餅を出してくれた。
ありがとうございます。頂きます。

「どちらからですか?40分くらい前にお遍路さんが休んで行かれましたよ。」
40分前に休んでいったお遍路さん、きっとあの足の早いおじさんだ。
あ~新潟から来ました。今朝竜串から月山神社に寄って山越えをしてきました。

「ひぇ。。新潟からですかぁ。随分遠くからご苦労さまです。竜串からどのくらいの距離があるんですか?」
23kmくらいでしょうか。
「23kmもあるんですかぁ。1日どのくらい歩くの?今日はどこまで行くんですか?」
早い人で1日40kmも歩く人もいるしいろいろです。私はせいぜい25kmから30kmが限度です。
今日は安岡旅館さんに泊まるんです。荷物を運んでくれるので先電話しました。ここで待ってるって言ったんです。
「40kmも歩く人がいるんだ。25kmも凄いよね。私なんてとてもそんなに歩けないわ。安岡旅館。。?あぁ弘見の安岡さんね、雨が降ってきたから一緒に乗せてもらったら良いですよ。ここから弘見まで歩いたら2、3時間掛かるんじゃないかな?あ~よかったらこれ使ってください。」
女の人が奥の部屋の段ボールをゴソゴソ開け、中からポケットテッシュを両手にいっぱい持って渡してくれた。
ポケットテッシュはとても助かる。ありがとうございます。

ザックからショウエイ観光の部長さんから頂いた芋けんぴを出した。
封は切っていないし一人では食べきれない。みんなで食べてもらった方が部長さんも喜んでくれるだろう。
これ、お接待で頂いたんですが皆さんで食べてください。
「あらぁ、お遍路さんにお接待していただいて恐縮です。ありがとうございました。これも持って言ってください。」
袋に粗品と書かれたタオルも頂いた。
「民営化になったでしょう、これもう使えない残り物だけど 笑)」
そっか、郵便局は民営化になったんだね。
局員さんの着ているユニフォームも郵便のマークーも変わっているのに気が着いた。

話をしていて荷物だけ運んでもらうつもりだったがこれから3時間近く歩くと聞くと少しうんざりしてきた…
PM3:10 姫ノ井郵便局

局長さんと(民営化になったから局長とは呼ばないのかも。。)一緒に記念撮影。
とても親切にして頂いた姫ノ井郵便局の皆さんです。
姫ノ井郵便局

3時10分過ぎ、表に軽トラが止まっておじいさんがニコニコ笑いながら郵便局に入ってきた。
安岡旅館のご主人だった。

郵便局の人たちにお礼を言って外へ出る。

安岡旅館のご主人、当然私も乗るものと思っていた。
「狭いけど我慢してくださいね。雨で大変だったでしょう。」

荷物だけのつもりだったが。。。私も一緒に乗り込んでいた(^_^;)
おじいさん、凄いスピードでグングン町の中を突っ走る。
軽トラの助手席で足を踏ん張りドアの取っ手にしがみついていた。

歩けば2,3時間と言ってたが20分ほど走ると集落の中に入った。
細い道に入り古い民家の中を通り表に安岡旅館と看板のある庭先に車を入れた。
旅館の看板の隣に「安岡時計」と書かれていた。
曇ったガラス窓の中に古びた柱時計があった。
昔は時計の修理屋さんもをしていたのかもしれない。

薄暗い土間に入ると、板場になっていて奥からおばさんが顔を出した。
おじいさんの奥さん?年の離れたご夫婦のようだった。

「ご苦労さま、お風呂沸いてますよ。食事ももう直ぐ出来るけどお風呂が先だね?」
お世話になります。
あのぉ、洗濯できますか?
雨と汗でTシャッツも白ズボンも湿っている。

「こっちに洗濯機があるから使って。」
おばさんに案内されて土間から外に出ると離れのような物置に新しい全自動洗濯機が置いてあった。
済みません、乾燥機は?
「あぁ、乾燥機は置いてないんだわ。直ぐのところにコインランドリーがあるよ。洗剤はここ。」
洗濯機の側に洗剤の箱があった。

離れの物置の入り口の辺りに流しや下駄箱があり奥へ板場が続いている。
宿として使っていたような造りになっていた。

おばさんと一緒に戻る。
板場から左にトイレ、板場の右の戸を開けてお風呂と洗面所。部屋は2階だった。

2階の階段を上がると2間続きの部屋になっていた。
おばさんが押入れから布団を出してくれた。
白ズボンを洗うと着替えがない。
おばさんにジャージが履くズボンがあったら貸してくださいと頼んだらこれでいい?と黒っぽい体操ズボンを持って来てくれた。
お借りします。

4時、お風呂に入って髪を洗う。
風呂を済ませ下着や着替えを洗濯機に入れ、2階に戻って今日のメモ。
本家、あーちゃんpapaに宿に着いたと連絡をしてると洗濯が終わったよ~と声を掛けられた。

ビニール袋と小銭を持って洗濯を取りに行く。
洗濯物をビニール袋に詰め、外にいたおじいさんにコインランドリーへ連れて行ってもらった。
宿の下駄を借りてカランカランと音を鳴らしながらおじさんと並んで歩く。
雨は宿に着いたら止んでいた。

民家の狭い道を通り少し行くと左手の角に民宿なかたの建物があった。
なかたさんの方が綺麗な建物だった。
ジャージを貸してもらった。迎えに来てもらい車に乗せてもらった。
古い宿だけど、おじいさんもおばさんも親切で優しい、これだけで充分。

民宿なかたから右の道へ行くと大きなコインランドリーがあった。
おじいさんが、なかたから真っ直ぐの広い道を指差し、この道を真っ直ぐ行くと宿毛だよと教えてくれた。

明日、6時出発予定。
朝早く出ますので朝食はいりません。明日はここから真っ直ぐ行けば良いんですね。
「国道にはコンビニがあるけど朝ご飯食べずに行くのかね?」
はい、いつも朝食は食べないんです。
コンビニがあるから大丈夫です。おばさんに言っておきます。
「いいよ、わしから言っておくから。明日はどこまで行くんだね?」
宿毛の岡本旅館に泊まろうと思ってます。
荷物を預け延光寺に行きます。
「岡本旅館かね、あそこは早く着けば荷物を置かせてくれる親切な宿だよ。」

月山神社に行ってきましたが誰もいませんでした。
「守口さんはいなかったかね?あの神社の宮司さんだよ。大きな屋敷があっただろう。守口さんは立派なお人だよ。わしも昔は集まりがあるとよく手伝いに行ってたんだけど年を取ってしまって中々思うように仕事が出来なくなったよ。」
そうなんですか。。。
私、一人で帰れますからおじさんは先にお帰りになってください。
「そうかね、1本道だから間違うこともないだろう。それじゃわしは先に戻るよ。」

中に入って洗濯物を乾燥機に入れ、外の自販機でお茶を買ってイスに座った。
車が止まり、大きなビニール袋を持った親子が大きな声を上げながらコインランドリーに入ってきた。
ペットボトルを持って宿に戻る。

PM5:30
夕食。

おばさんが食事を乗せたお膳を2階まで運んでくれた。
鳥の唐揚げはパス。

食べ終えてお膳を持って下に降りた。
お風呂場の隣のお勝手にいたおばさんにご馳走さまでしたとお膳を渡した。
済みません、私お肉が食べれないので。。。
折角揚げた唐揚げに手も着けてなく、おばさんはちょっとガッカリした顔をしていた。
ごめんなさい。
おじさんに話しておきましたが明日は6時に出ます。朝食はいりません。
朝早いので清算しておきます。

「ご飯いらないんだってね。おにぎりでも作っておこうかね?」
あ~大丈夫です。おじさんにコンビニアがあるって教えてもらいました。
お幾らですか?
「それじゃ、4,500円ね。」
え~。。。いくら古くてそんなに綺麗な宿じゃなくても、それって少し安過ぎる…
迎えにまで来てもらったのに。。。
まだ6時、おばさん、ビールありますか?寝酒に飲みたくなりました。
「ビールあるよ。じゃいま持ってくるね。」
ビールを入れて清算してください。
PM5:40 安岡旅館

おばさん、お盆にビールの大瓶とコップ、それから栗を一杯盛ったお皿を乗せて持ってきた。
わぁ、山栗ですね。ごちそうさまです。
「小さいけど山栗は甘いんだよ。昨日山で取ってきたんだ。つまみの代わりしてよね。」

コインランドリーに洗濯物を取りにいきTシャツやタオルをたたみザックに詰める。
明日の準備をして宿毛の岡本旅館に予約の電話した。
早く着いたら荷物を置いていってもいいし嫌いな食べ物があるか聞いてくれたので助かった。



民宿安岡旅館さん。
1泊夕食、ビール(大瓶)山栗付き ¥5,000-


   23.4km 42,574歩 車(姫ノ井郵便局から安岡旅館)6km



月山神社
10月19日


     大月休憩所から月山神社

        2.5km 55分



大月休憩所から集落を通り山へ向かう。
山の中腹、段々になっている墓地が見えた。

手書きの遍路案内板。
「大浦から月山神社まで1丁(約100m)毎に道しるべがあります。その一部が今も残っています。」

AM11:49
AM11:49

AM11:50

AM11:53
AM11:53

山の中にカニがいた。
カニ

AM11:55

PM12:00
PM12:00

AM12:11

PM12:18

PM12:24
PM12:24

坂を下りて泥川を渡る。
PM12:25

雨で水がドロドロになっていた。
PM12:26

対岸へ渡り道標に沿って行くと車道が見えた。
山道が続いていたが転びそうになったので車道に出た。
PM12:28

車道を進むと大きな屋敷がありそこからすぐに月山神社の案内板が立っていた。

月山神社。
当神社は、もとは月山月光院南照寺と称せられ、神仏習合の霊場であったが、明治元年に月山神社と改称され、現在に至っています。
月山の名は、神社のご神体が月形の石であり、月読命が奉納したことにより起こったと伝えられています。
サンゴの名産地として知られた大月一帯の護り神として、また四国八十八ヶ所番外札所として、今も参詣する人が絶えません。

昭和三十三年、大月町有形文化財として指定されました。

PM12:35

PM12:40

本殿背後の急坂上に、三日月の形をした石が置かれていた。
(最初、道路沿いに置いてある三日月の石がご神体だと思っていたが本殿裏にあるのがご神体と書かれていた。)

本殿と大師堂にお札を納めてきたが納経所は閉まっていた。
大師堂の隣にベンチがあったので腰を降ろしたが人気もなく車も通らない。
もっと立派な神社を想像していたが随分寂れた質素な佇まいだった。
後で知ったことだが神社手前にあった「守口」の表札の出ていた立派な屋敷が宮司さんの住まいだった。
PM12:40

「月山の名は、神社の御神体が三日月形の石であり、また月弓大神を祭祀したことによって名付けられたことが起源とされています。大月の海の護り神として、参拝客が絶えません。」

月山神社のサイトや月山神社の案内板に書かれていたが、私の行った時は参拝の人や村人の姿も見なかった。。。



小才角から大月休憩所
10月19日


     小才角から大月休憩所

        2.5km  30分



小才角休憩所で20休憩、10時35分出発。
海岸線を20分ほど歩くと月山神社への案内標識が見えてきた。
右へ行くと国道321号、北へ大月町。
左の遍路道へ行く。
AM10:55
AM10:55

遍路標識。
AM10:56

歩いてきた海岸線を振り返る。
AM11:00
AM11:00

AM11:05
AM11:05

おへんろさん休憩所。ヘンロ小屋大月第14号。
山登りが待っているので少し早いけど昼休憩を取る。
大月休憩所

大月休憩所

大月休憩所

休憩所にザックを降ろし一息入れる。
「ご苦労さん、これから月山神社へ行くのかね」
年配のご夫婦が休憩所に上がってきた。
「お茶でも持ってきてやろうかね。」
あ~ありがとうございます。お茶はけっこうです。
見渡してもトイレがないしこれから山登りになるので水分は取りたくなかった。

「わしらの家はすぐそこやけん遠慮はいらんよ。月山神社はあの山の向こうや。きつい道やけんきぃつけて行きんさい。」
あそこに白っぽく見えてるのはなんですか?
「あ~あれは墓だ。」

見えてる山の向こうに月山神社。
地図に載っている黒い点々はお墓だった。
何処から来たのか尋ねられたりしばらくお話して二人は昼やけん家に帰ると言って休憩所を出て行った。
月山神社への山道

ザックからYさんが作ってくれたお昼のお弁当を出して昼食。
包みを解くと自家製の魚の燻製とミカンが一緒に入っていた。
一人では食べきれない量だった。
Yさん、とっても美味しい栗おこわ、ありがとうございました。
Yさんからのお弁当

お弁当とショウエイ観光の部長さんから頂いた芋けんぴ、地図を入れ直すとザックはパンパンに膨れた。
山登りのときは手には何も持たない方がいい。

Yさんに電話した。
これから月山神社へ向かいます。
山登りなので少し早かったですが休憩所でお弁当頂きました。
とっても美味しかったです!
「足は大丈夫?山登りなのねぇ。雨で道が悪くなってるから気をつけて行くのよ。」
ありがとうございます。
雨は止んだからもう大丈夫です。お腹もいっぱいになったしYさんが作ってくれたご馳走で元気百倍です!
「美味しくもないご飯でごめんなさいね。何かあったら直ぐ電話してね。」

35分休んで11時45分出発。



大月小才角・桃色珊瑚
10月19日

   叶崎から小才角休憩所

     2km 35分



AM9:45
AM9:45

国道へ出ると東屋があった。
東屋

AM9:48
叶崎小橋を渡る。
橋の魚はトビウオかなー?
AM9:48 叶崎小橋

叶崎大橋。
これはクジラー?カツオかなー?
叶崎大橋

西叶崎トンネル。
AM9:51 西叶崎トンネル

AM9:53
脇の川トンネル。
AM9:53 脇の川トンネル

AM10:08
大月町に入った。
AM10:08 大月町

大月の漁村を通る。
AM10:11

大きく右にカーブした揺る坂を上っていく途中、ふと見上げるとパラソルの下でワンコが寝そべっている。
見覚えるのある姿。。。
AM10:15 

カメラをズームにしてみた。
やっぱりハスキー犬だ。。。
暑さでヨレヨレになっていたアランの姿にそっくりだった。
叶崎でアランに会いたいと願っていたらダウンしていた頃の姿になって現れてくれたのか。。。

お~ぃハスキーさん、頑張れよ~!
こんなに暑い土地で暮らす君も難儀なことだね。
君は幾つなの?ちょっと年長さんに見えるけどアランよりは若いでしょう。
アランもね、2年前の今頃ちょうど今の君のようにヘロヘロになってダウンしていたよ。
暑くてだるいんだろうね。。
君はアランの分まで頑張っておくれ。。。

目が虚ろ、方耳がグチュグチュになっている。
このコも外耳炎なんだろうか。。。
アランのダウンしていた頃に重なりジワーっと涙が溢れてきた。
ハスキー犬

AM10:18
小才角休憩所。
右手の石段の上に東屋があったが上るのが面倒で案内板の下の木のイスにビニール袋を敷きザックを降ろした。
AM10:18 小才角休憩所

珊瑚を抱えた少女の像「さんご採取発祥記念像」と 「土佐サンゴ発祥の地」の説明板。
さんご採取発祥記念像

土佐サンゴ発祥の地説明板。

お月さん桃色

    お月さんももいろ
    だれんいうた 
    あまんいうた
    あまの口
    ひきさけ

大月町小才角は、珊瑚発祥の地として知られ、「お月さん桃色」の里謡が語り継がれている。
この里謡の『お月さん』は、月山霊場南照寺(現月山神社)を指すとされており、寺の近海を「お月灘」と呼び、この一帯で珊瑚が多く採れたことから、「お月灘の珊瑚を桃色と誰が言うた。海女が言うた。海女の口引き裂け」と解され、珊瑚漁禁制下で「珊瑚」を口にすることを戒めていたと考えられます。
ここ月灘沖を含めた渭南海岸には, 徳川時代から珊瑚のあることがわかっていました。
一人の漁師が桃色珊瑚を釣り上げた偶然が日本珊瑚史の始まりとされています。
明治維新後この禁令は解かれ、明治七年にこの付近の海域ではじめて珊瑚船による採取が行なわれその後は急速に発展し、明治三十年代には七百隻の採取船が出漁し、愛媛県からも多数の船が沖の島周辺に来て採取しました。
乱獲の結果資源が涸渇、ついに大正十二年頃にはほとんど中止の状態となりました。
その後、五島、台湾、奄美大島、小笠原諸島周辺やミッドウェー沖にて多くとれ、当地方では今もなお、その加工が盛んです。
最近また月灘沖の赤珊瑚が大変注目されています。
土佐サンゴ発祥の地 説明板

珊瑚を抱えた少女の像。
ここが坂東眞佐子さんの「桃色浄土」の舞台になった場所。
桃色浄土を読んだときから、四国へ来るのが夢になった。
お遍路になって物語の舞台となったこの場所へ、ようやくたどり着けた。
叶崎。。。また一つ願いがかなえられた。

「桃色浄土」
「遠い海の彼方から、波に乗ってやってきた異国からの贈り物」

大正中期、四国の隔絶された漁村に異国船が現れた。
かつては多くの者たちが求めて、海に潜ったという高価な桃色珊瑚を求めるために。
もう珊瑚は取り尽されたと諦めていた現地の人間たちの前で、一人の異国の男が深く海に潜り、桃色珊瑚を採ってしまった。
それに感化されるかのように、平和な漁村がざわつき出す。
異国の男に惹かれていく、村唯一の海女である少女。
小さな漁村から異国へと飛び出すことを願う少年。
異国人による珊瑚の乱獲が生んだ悲劇を未だに忘れられない老婆。
桃色珊瑚の欲望にとり憑かれた若者たち。
補陀落浄土を目指すと口先だけで言い続ける乞食坊主。
様々な思惑が入り乱れ、再び海が赤く染まる。
舞台が、たった一つの小さな漁村だけ。
物語はそこから外に一切出ることなく最後まで進んでいく。
ただ”海”というものが常に横にあるため、逆に広い世界観を感じさせており、狭さや窮屈さは全く感じない。
幸せな場所、平和な空間・・・・・・村の人々はそういった世界に憧れている。
それが浄土なのか、異国なのか。
本当に幸せで平和な場所はどこにあるのか。
一つの村だけにスポットを当てて描くことにより、そういった問いがより深く感じられた。

ラスト
波のない月の夜、一人舟を漕ぎ沖に出て行く少女の目には海の先の補陀落浄土が見えていたのだろう。




叶崎(かなえざき)
10月19日

   貝ノ川ファミリーマートから叶崎

       2km 25分



ファミリーマートから直ぐに、貝ノ川トンネル。
トンネル抜けると、太平洋の空と海。

AM8:38  
AM8:38

少し行くと前方に橋が見えてきた。
もしかして。。。あの橋を渡るのか。。。(;一_一)
AM8:39

AM8:40
足摺サニーロード・大津。
だん々恐ろしげな橋に近づいてくる。
回り道はないか探したが、あの橋を行くしかないようだ。。。
AM8:40 大津

大津大橋。
嫌な予感は的中。下は海の大津大橋。
恐くて下は見れない。。。足がすくみ、車が来ないのを幸いに車道を歩く。
大津大橋

叶崎トンネル。
AM8:47 叶崎トンネル

AM8:50
叶崎に到着。
止んでいた雨がまたポツポツ当たってきた。
AM8:50 叶崎

叶崎灯台へ行くつもりで坂道へ降りて行ったが道は雨でぬかるみ油断するとツルーっと滑る。
この先は無理と引き返した。
ここまで来て灯台まで行かないのは残念だったが諦めた。

木の立て札の直ぐ下の小屋がトイレです。
坂道の所に立っていて、チラッと見ただけど床が傾いてるような感じ。
中までは見てないけど、多分ポットン便所だと思います。
勿論、使用する勇気はありません(^_^;)
叶崎

叶崎の碑の前で願いを。
アランにいつか巡り会えますように。
私のお友達が健康で幸せな日々を過ごせますように。
家族が穏やかに平和で暮らせますように。

ここでの願いごとは必ず叶えられるとYさんは言っていた。
きっと願いは、かなう。
叶崎

叶崎

叶崎休憩所。
叶崎休憩所

休憩所に荷物を降ろし休憩。
叶崎に着いたと、あーちゃんpapaとずっとメールで応援、励ましてくれているお友達に写メールを送った。
叶崎

マイクロバスが止まって中から5,6人のお遍路さんが降りてきた。
「ここが叶崎です。10分休憩します~。灯台はこの先ですが道が滑りやすくなってますので行かれる方は気をつけてください。トイレはそこです。」
車からぞろぞろとお遍路さんたちが降りてきて、先頭に立った男の人が説明している声が聞こえた。

女の人たち2,3人が坂道を降りて行くのが見えた。
叶崎

お遍路さんたちが休憩所にいる私を見ながら何か話していた。

お遍路さんに説明していた男の人が、おはようございますと声を掛けてくれた。
おはようございます。
「どちらからですか?ここは晴れていたら素晴らしい景色なんですがお天気が悪くて残念ですね。」
遍路カバンからお札を出して渡した。
新潟から来ました○○です。
叶崎は素晴らしい景色だと聞いてました。
お天気が悪くても、来れてよかったです。

「あ~ご丁寧にありがとうございます。遠くからご苦労さまです。私は広島からみなさんをお連れして札所を回っているんです。広島のショウエイ観光の部長をやってます。部長と言っても運転手から宿の手配から何でもやってるんですけどね(笑)」
お札、お札。。。とカバンの中を探しながら、会社名と広島の住所、電話番号、部長の肩書きの着いた名刺とお札を戴いた。

「今日は大月までですか?」
月山神社に行ってそれから大月へ行きます。
「月山神社も行かれるんですか。それはそれはご苦労さまです。あ~ちょっと待っててください。」
ショウエイ観光の部長さん、バスに戻って芋けんぴの大きな袋を持ってきた。
「これは私からのお接待です。どうぞ。」
土佐高知の名産、芋けんぴを戴いた。

「私は広島からみなさんをお連れして何度も八十八ヶ所を廻っていますので宿も道も詳しく知っています。宿のことや何か困ったことがあったらいつでも携帯に電話してください。それでは道中お気をつけて。」

部長さん、ありがとうございました。芋けんぴごちそうさまです。
ショウエイ観光部長さん

部長さん、バスに戻りお遍路さんたちに私のことを話している。
「え~一人で歩いて廻ってるの~」
「新潟からぁ~」
「女のお遍路さんが一人で~」
そんな声が聞こえた。
バスの窓からお遍路さんたちが手を振ってくれた。
「気をつけてね~!」
「頑張ってね~!」

私も立ち上がり手を振ってバスを見送った。
部長さんもみなさんもお気をつけて。
善いお遍路を。

気が着いたら叶崎で1時間近く休んでいた。



再会
10月19日

    片粕トンネルから貝ノ川ファミリーマート

        2.8km 40分


 
AM7:50
貝ノ川ファミリーマート。 

トンネルを二つ越えると貝ノ川のファミリーマートが見えた。
ようやく雨が小降りになってきた。

ファミリーマートの隣に喫茶店があったけど、濡れた雨具を着たまま入るのも気が引けた。
喫茶店は諦め、お店の前のベンチに雨具を脱いで休憩。
外にトイレがあったのでお借りした。

自販機で暖かいお茶を買った。
お茶と、とさやさんで作ってもらったおにぎりの朝食休憩。
貝ノ川ファミリーマート

AM8:10
おにぎりを食べ終わった頃、雨は止んでいた。
雨具をサッとタオルで拭き、ザックに入れ直し身支度をしていた。

クラクションが鳴った。
振り向いて驚いた。
昨日、お世話になった万次郎茶屋のYさんが車の中から手を振っている。
わぁ!なんでYさんがここにいるんだろう!?

ファミリーマートの駐車場に車を入れ、Yさんが降りてきた。
「haruさん~。。会えてよかったわぁ。朝ごはんは?」
今とさやさんで作ってもらったおにぎりを食べたところです。
「あらぁ。。済んだのね。haruさんに食べてもらおうと今朝5時に起きて栗おこわを炊いて持ってきたのよ。とさやさんって言ってたからどこかで会えると思ってずっと見ながら走ってきたの。
あ~、主人よ。私は車の運転できないから主人に頼んで一緒に来てもらったの。」

背の高い優しいお顔のご主人が側でニコニコ笑っている。
始めまして。haruです。昨日奥様にとってもお世話になりました。
まさか今日また会えるとは思ってもいませんでした。

「始めましてYです。お一人で歩いておられるそうですね。家内から聞きました。こちらこそいろいろお話を聞かせてくれてありがとう。
これがどうしても朝食を届けると言って。。追っかけたりしたら迷惑になるからと言ったんですが私の言うことなど聞かないもので(笑)」
迷惑だなんてとんでもないです。
お会いできて本当に嬉しいです!

「とさやさんからずっと見ながら走ってきたけど、お遍路さんは歩いてないし、もしかしてharuさんを追い越したのか別の道を行ったかしらと心配だったけどここで会えて本当に良かった。雨で大変だったでしょう。朝食、間に合わなくてごめんなさいね。」

車の中から取り出した風呂敷包みを渡してくれた。
持つと、とっても重い!
コンビニに売っている幕の内お弁当を4,5個合わせたくらいの重さと大きさの風呂敷包み。

朝5時に起き、私のために栗おこわを焚いてくれた。
土佐清水中之浜の万次郎茶屋から貝ノ川まで、約23km。
車でならわずかな時間かもしれないけれど、通りすがりのお遍路に、ここまでしてくださる人がいるなんて。
Yさんの気持ちがありがたく、思わず涙が出そうになった。

「今日のお宿は決まったの?車で送るから家に戻らない?明日叶崎、月山神社へ一緒に車で行きましょうよ。ねぇ、そうしましょうよ。。。」
ありがとうございます。
お気持ちはとっても嬉しいし、本当に感謝してます。
でも。。。
「そんなことを言ったら迷惑だって昨夜も言い聞かせたんですが聞きわけがなくって。。。済みませんねぇ。」
ご主人が謝っている。
謝るのは私なのに…済みません。。本当にありがとうございます。いつか必ず会いに来ますから。
「本当に約束してね。」

貝ノ川ファミリーマートの前、Yさんご夫妻。
土佐清水のYさんご夫妻

土佐清水のYさんご夫妻

AM8:25
叶崎へ出発。
振り返るとYさんが見送ってくれていた。

もし、ファミリーマートのベンチに休まず、喫茶店に入っていたらYさんには会えなかっただろう。
再会出来たことは偶然だったのだろうかー。。。

いつか必ず、Yさんに会いに行こう。
土佐清水中之浜の万次郎茶屋に行こう。
いつか必ず!
土佐清水のYさんご夫妻

Yさん、栗おこわありがとうございました。
会いに来てくださってありがとうございました!

Yさんの作ってくれた栗おこわ、持ち歩くと手が塞がるのでザックの中に入れた。
優しさがいっぱい詰まったお弁当。
ザックがずしりと重かった。


民宿とさやから片粕トンネル
10月19日

    民宿とさやさんから片粕トンネル

        4.4km 1時間10分



5時にセットした目覚ましのベルが鳴った。
布団の中から布団の側に置いたテレビのリモコンを探し、スイッチを入れた。
チャンネルを押してるとNHKが四国の天気予報をやっていた。
高知県南部、午前中雨。

トイレ洗面化粧を済ませ、部屋に戻り荷物を纏める。
雨具を直ぐ出せるように荷物の一番上に入れた。
布団をたたみゴミを纏める。
身支度をして1階に降りていくと女将さんが食堂の入り口で待っててくれた。

「気をつけてね。この道、国道を真っ直ぐだから。郵便局に着いたら忘れずに電話するのよ。おにぎり持って行って、ミカンも入れておいたから。」
お世話になりました。
おにぎり、ありがとうございました。
ご主人によろしくお伝えください。

AM6:00
民宿とさや女将さん。
AM6:00 民宿とさや

とさやさんを過ぎると右手の方にホテルや民宿の看板が見えた。
春にのりこさんが泊まった「竜串」の建物が見えた。

国道321号沿い、左手に高知県立足摺海洋館と海底館の標識。
AM6:08

海洋館。
県立海洋館

海底館入り口。
県立海底館

AM6:30
AM6:30

AM6:35
下川口トンネル。
AM6:35 下川口トンネル

AM6:38
信号から右→国道28号 宿毛。真っ直ぐ↑国道321号 大月 宿毛。
AM6:38

AM6:43
AM6:43

AM7:00
ポツポツだった雨が大降りになってきた。
大きな南国の木の下で雨宿り。
少し待てば止むか小降りになるかと思ったが、だん々酷い雨になってくる。
ザックから雨具を出してると昨日、土佐清水の小学校の裏手で休んでる時に声を掛けてくれたお遍路さんが歩いてきた。
「早いね、宿はどこだった?」
とさやさんです。雨、止みそうにありませんよ。
「ボクは竜串。雨具を出すのは面倒だからこのまま行くよ。」
おじさんお遍路さん、雨の中スタスタ歩いて行った。
AM7:00

AM7:10
片粕トンネル。

雨は本降り。
かなり前に歩いて行くおじさんお遍路さん、ずぶ濡れになってるだろう。
トンネルに入ると車が通るたび、菅笠が煽られ吹き飛ばされそうになる。
片手で笠を押さえもう片方の手でポンチョの裾を掴んでいた。
煽られたポンチョが車に引っ掛かったら、とんでもないことになる。

おじさんお遍路さんの姿はとうに見えなくなっていた。
AM7:10 片粕トンネル



竜串
10月18日


     落窪海岸から竜串とさやさん

         7km 3時間20分



PM2:19
落窪海岸から橋を渡ると国道321号は内陸に入った。
「足摺海洋館・足摺海中公園」まで6kmの標識。
喉がカラカラになっていた。水が飲みたい。。。
標識の先にコカコーラの車が見えた。
土佐清水の町中を出てから自販機がなく、水補給もできなかったので喉が引っ付きそうになっていた。
PM2:19

PM2:22
車屋さんの広い駐車場、道路脇のコンクリートに荷物を降ろし休憩。
コカコーラの車が出てから自販機でペットボトルの水を買った。
地図を置いた所に腰を降ろし、冷たい水を一気飲み。
車屋さんはシャッターが下りていた。
10分休んで出発。
PM2:22

PM2:58
道の駅めじかの里・土佐清水まで1.5km標識。
PM2:58

PM3:17
PM3:17

道の駅めじかの里。
道の駅めじかの里

道の駅めじかの里。
広い駐車場に観光客の車もなく、お土産を見てる人もいない、ひなびた感じの道の駅。

汚れたベンチにザックを降ろし、遍路カバンを持ってトイレ。
トイレは綺麗だった。
自販機で冷たい茶を買ってカロリーメイトを食べた。
国道を走っている車は素通りして行く。
20分休んで出発。
道の駅めじかの里

道の駅を出て少し歩いたら自転車に乗った地元のおばさんが通り過ぎて、引き返してきた。
お遍路さん、これ持って行って。と籠の中のビニール袋から何か出して渡してくれた。
何だろうー?
見ると真空パックのお餅だった。
ありがとうございます。でも…硬いお餅、どうやって食べたらいいんだろう(^_^;)
「祭りがあってね。貰ってきたの。」
真空パックに紅白の「祭り」の文字が書かれていた。
ここら辺の集落、秋祭りのようだ。
せっかく自転車を止めて渡してくれたお餅、お礼を言ってビニールの袋に入れてもらった。
ありがとうございます。ご馳走様です。

PM4:05
案内標識。「ようこそ竜串へ」
PM4:05 竜串

竜串橋
竜串橋

PM4:10
「宿毛39km・大月26km」標識。
PM4:10

10分ほど歩くと赤い屋根の建物、とさやさんが見えた。

PM4:20
民宿とさやさん到着。
1階が広い食堂。
中に入ると、おじいさんとおじさんがテレビを見ていた。
PM4:20 竜串とさや

はっとさんからお願いした○○です。
「お疲れさま。お部屋は2階です。ここに名前と住所書いてください。」
ランニング姿の大柄なとさやさんのご主人がノートを持ってきた。
イスに荷物を降ろし、住所名前を記入。

下駄箱に靴を入れ、ご主人の後に着いて二階へ。
階段を上がると、大きな広間があり廊下の先に部屋が続いている。
突き当たりの角の部屋に案内された。

部屋を出てたところに洗面所と洗濯機と乾燥機が置いてある。
廊下伝いにトイレ、お風呂場が並んでいる。
部屋の反対側がソファーとテーブルが置かれたロビー。

部屋に荷物を並べ、Tシャッツやタオル、洗い物を洗濯機に入れ、まずはお風呂。
夕食は6時からにしてもらった。

脱衣所は広かったけど中に入ると家庭のユニット風呂。
石鹸もタオルもなかった。
脱衣所の壁に「タオル(200円)、石鹸、シャンプーは1階の受付に」と書かれた張紙があった。
シャンプーと石鹸は持っていたけどタオルは洗濯機の中へ入れてしまった。
お湯を張り、部屋に引き返し石鹸を取に行き1階に降りてご主人に清算の時に一緒に払いますのでとタオルをお願いした。

髪を洗ってお風呂を出ると、洗濯が終わっていたので乾燥機に入れる。
洗濯、乾燥¥300-。

ドライヤーを借りてチャッチャと乾かし、部屋へ戻り本家とあーちゃんpapaに宿に着いたと連絡。
お布団を敷いて、カメラ、携帯の電池の充電。

PM6:00
1階の食堂へ行くとテーブルに夕食が用意されていた。
PM6:00 とさや夕食


明日は6時出発予定。
朝食は断り、清算をしてもらった。

民宿とさやさん。
1泊夕食付き ¥7,000-

明日は何処までとご主人に聞かれたので、
叶崎に泊まるつもりなんですと言ったら、
「それは勿体無い。叶崎まで3時間も掛からないよ。」

叶崎に寄って翌日に月山神社に行くつもりでいた。
叶崎に民宿が1軒、後はその先の大月まで宿がない。

「それなら、大月に宿を取ったほうがいいかな。」
2日掛けるつもりでいたが大月まで行けるかー?
竜串から30km近くある。
遍路道を行くとそれより距離は多くなる。

地図を見ながらご主人がここがいいかなーと安岡旅館を指差した。
「ここならちょっと知ってるから安岡旅館に電話してやるよ。山道はキツイし下草も刈ってないから危ないよ。国道を行った方が良いよ。もし途中で歩けなくなると困るから迎えに来てくれるよう頼んでやるよ。」

「あ~竜串のとさやだけど。いつもど~も。
明日なんですけどね、女のお遍路さん一人お願いできますか?それでね、叶崎や月山神社に寄って行きたいんでちょっと遅くなりそうなんだよね。お接待ってことで何処かまで迎えに来てくれると助かるんだけどねぇ。」
安岡旅館さんに頼んでくれたら快く承諾してくれた様子。

「じゃ、場所を決めておくよ。姫ノ井の郵便局に着いたら安岡旅館さんに電話するってことにしましょう。時間がわからないからとにかく姫ノ井の郵便局に着いたらってことにしてくれませんか。それじゃ、宜しくお願いしますわ。」

大月の姫ノ井郵便局まで竜串から約23km。
叶崎、月山神社に寄って行くと何時頃に着けるのかわからない。
「郵便局ならなくなる心配がないし、場所も決まっている。ここは山道を通ってきても国道を通ってきても、ここに出る。」
地図を指差しながら説明してくれた。

遍路道から国道321号に出たところに姫ノ井郵便局がある。
「ここなら間違うこともないし、目印になって丁度いい。郵便局に着いたら旅館に電話するんだよ。」

待ち合わせ場所が決まった。
叶崎、月山神社にゆっくりして、どんなに遅くなっても郵便局が閉まるまでにはたどり着けるだろう。

晴れいたら素晴らしい景色が見れるよ。と言ってくれたけど。。。
明日の天気は雨予報だった。



     27.5km 46,893歩


落窪海岸・化石蓮痕
10月18日

    加久見橋から落窪海岸・化石蓮痕(かせきれんこん)

        3km 1時間



PM1:00
加久見橋の歩道橋を渡ると石屋さんがあった。
犬やアヒルやカエルの彫り物が墓石、お地蔵さまと一緒に並べられていた。
PM1:00

PM1:10
国道321号、左に太平洋を見ながら西へ進む。
バイクお遍路さんが行った。
PM1:10

PM1:18
海の駅あしずりの看板。
喫茶やお土産、ジョン万次郎群像の展示もあるようだ。
寄って行こうと思ったが、建物は国道から左にかなり入ったところ。
行って、またここまで戻らなくてはいけない。
海の駅まで行く元気はないけど休憩したかった。。。(^_^;)
PM1:18

案内標識の下、側溝の脇にビニール袋を敷いて裸足になって10分休憩。
PM1:30

PM1:53
サニーロード・松崎海岸。
PM1:53 松崎海岸

松崎海岸

松崎海岸

PM1:58
落窪海岸・化石蓮痕。
足摺宇和海国立公園の代表的景観の一つ、化石蓮痕(かせきれんこん)。

【化石蓮痕は、波や水流の影響で水中の堆積物の表面に作られた凸凹が、そのまま地表面に残されたものをいい、昭和21年の南海地震により隆起した落窪海岸から爪白海岸にかけての海食台に豊富に見ることができる。
特に千尋岬・竜串を中心とする地域の化石漣痕は昭和28年10月天然記念物に指定されている】

レンコンの「こん」の字が根ではなく「痕」になっている。
PM1:58 化石蓮痕

落窪海岸 化石蓮痕

PM2:01
橋を渡る。
PM2:01



東渡船場から加久見橋
10月18日

   東渡船場から加久見橋

       6km 2時間



AM11:15
清水港付近。
AM11:15

AM11:17
AM11:17

AM11:18
AM11:18

AM11:20
国道27号。
竜串13km。宿毛51kmの標識。
AM11:20

AM11:35
足摺黒潮市場。
少し早いけど昼食休憩。
市場の中は魚介類やお土産が売られていた。
奥が食堂になっている。
AM11:35 足摺黒潮市場

昼食は押し寿司セットを注文。¥700-。
AM11:45 昼食

PM12:15
トイレに行き、40分休んで出発。
PM12:15

PM12:20
信号右→国道321号。高知・四万十市。
ここから右へ行くと以布利に出る。
信号真っ直ぐ↑国道321号。宿毛・竜串。
角に足摺病院の建物があった。
PM12:20

PM12:25
国道321号、足摺サニーロード。
大月37km。竜串12km。足摺港3km。
PM12:25

PM12:35
清水漁港。
信号右→宿毛竜串へ。
左←土佐清水合同庁舎へ。
PM12:35

高知西南交通清水出張所の先から工事中。
「歩行者、自転車はこちらから」立て札の前の誘導員さんが旗を振り、迂回路に案内してくれた。
国道から反れ、清水高校のグランドを見ながら大きく迂回して国道に出た。

PM12:52
加久見橋
橋の右側に歩行者用の歩道橋があった。
「○○さん~」誰かが呼んでいる。私?
振り返って驚いた。なんといさりびさんのご主人が車を止めて走ってきた。
え~!!なんでここにいさりびさんのご主人がいるんだろうー?

「やっぱり○○さんだったね。市場の駐車場で見かけたんですよ。」
あれぇ。。どうしてこちらにいらっしゃるんですか?
「魚を仕入れに来たんですよ。」
いさりびさんから歩いて足摺岬を周ってここまで来れば2日も掛かる距離も車で国道を走ればすぐなんだ。
久百々いさりびさん(国道27号)→以布利→321号→土佐清水市まで11kmから13kmだけど、まさかここでいさりびさんに会うとは思いもしなかった。

宿では寡黙だったご主人、ニコニコ笑っている。
「はっと、どうでした?」
お礼を言うのを忘れていた。
本当にありがとうございました。はっとさん、とってもよくしていただきました。
ご主人、いさりびさんとこのように綺麗なじゃないなんておっしゃったけど、トイレ洗面所付きの綺麗な2階のお部屋に泊めてくださって、料金をいさりびさんと同じにしてくれました。
「そんなことを言ったんだ、あのオヤジは(笑)さっぱりしたいいオヤジさんですよ。私もいろいろ世話になったり釣りのときは一緒に出たりするんですよ。」
とっても親切にして頂きました。
あ~、おにぎり、とっても美味しかったです!!
お礼を言えなくて、帰ってからお手紙を出そうと思ってたんです。
奥さまに、ありがとうございましたとお伝えください。
「言っておきますよ。それじゃ、気をつけて。」
PM12:52 加久見橋

いさりびさんのご主人は車をユータンさせ港の方へ戻って行った。
車が見えなくなるまで見送った。

なんていい人たちに巡り会うのだろう。
二度と会うこともない一晩だけの泊り客。
通りすがりのお遍路にまで気に掛けてくれる情けがありがたかった。

黒潮市場で見かけても、そのまま行ってしまうこともできるのに見かけたからと後を追い、声を掛けてくれる。
こんなに優しい人たちに私は助けられ、後押しされながら歩いていた。


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