アランと一緒に四国遍路。

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結願
アランの供養に遍路に出た旅。
いつか必ずアランに会えますように。
お友達のワンコたち、病気や苦しみも怪我もなく、いつまでも元気でしあわせに暮らせますように。
病気のお友達が1日も早く治りますように。
願い続けた旅だった。

長いようであっと言う間の10日間。
車の中から、歩き遍路さんの姿を見かけると、いつの日かこの道を歩いている自分の姿と重なった。

四国へ来なければ絶対に会うことのなかった人たち。
目には見えない大きな力で生かされ、導かれていることを実感した。

どの寺だったかの境内で、大きな荷物を傍らに置き、休んでおられた若い女性のお遍路さんとお話しをしたことがあった。
未だ20代の娘さん。
野宿や宿坊に泊まりながらの旅。
人間関係に悩み、親とも上手くいかず、ありったけの貯金をおろし遍路旅に出たけど、何日かするとお金も心細くなり、もう帰ろうと何度も思ったそうだ。
疲れた足を引きずりながら、なんで自分はこんなことをしているんだろう。何故今、ここにいるのだろう。
何のために歩いているのだろう。
疲れと、足の痛さと空腹と心細さでもうダメだと思ったとき、お遍路さん、と声を掛けられ、暖かいおにぎりとペットボトルのお茶を貰ったときは涙が止まらなかったと言っていた。

もう少し休んでから又歩きます。
どこまで行けるかわからないけど、ここで引き返したら何も変わらないから。
今は、四国へ来てよかったと心から思えるようになりました。
と明るい笑顔を見せてくれた。
車で回っているのが恥ずかしくなったときだった。

私ね、今度は歩いて回るよ。
何年掛かっても、歩いて回る。
絶対にもう一度、四国へ来るから!

私の決意をAさん、Oさんが黙って頷いてくれた。

沢山の優しさを頂いた四国旅。
人はこれほど優しくできるのだろうか、初めのころは驚きの連続だった。
四国では、自分たちの代わりにお参りしてもらうのだからとその賽銭の代わりがお接待と言う形になったのだとOさんがわかり易く説明してくれた。

「お接待」とは、遍路に対して地元の人々が食べ物などをプレゼントすること。
昔は自動販売機もコンビニもなかったので、こうした施しによって、遍路はかろうじて生き抜くことができた。
米やちり紙も、重要な「お接待」。
一方、地元の人々にとってみると、遍路は弘法大師の身代わりでもあり、また自分たちに代わって遠方の札所でお参りをしてくれる、宗教的な価値をもった存在であった。
したがって、彼らが差し出すものは、難渋している者に対する援助であるだけではなく、仏に対する喜捨でもあった。

一般社会で企業が顧客に対して行う、いわゆる「接待」には何らかの見返りの期待がこめられているが、四国遍路における「お接待」は無償の行為なのだと。
現代的な感覚でとらえると、何のつきあいもない、何の利害関係もない他人から、何かをもらったり、泊めてもらったりというのは、日常考えられないこと。
それも、ちょっとしたお菓子とか、余った果物などというならまだ理解の範囲内だが、時には「現金」を差し出される。

行き暮れた旅人や、きつい修行に取り組む人に対して「援助」をする、「支援」をするというのは、人間同士が助け合うという基本的な姿。
しかし、「遍路」というものの歴史的な経緯を調べてみると、「お接待」には二重の意味があるようだ。

一つは、「弱者」に対する支援であって、言ってみれば助け合いの延長にある「施し」。
もう一つは、「自分自身の代わりにお大師様にお参りしてほしい」という意味での賽銭の寄託。
また、苦難の道を歩んで来訪する遍路は弘法大師の化身とも解釈されるため、上の二つの気持ちの混じり合った形として、弘法大師へのお布施として差し出すという意味づけもあるのだと。

人に対する感謝の気持ちと、おかげさまでの気持ちから成り立っているのだと思った。
「ありがとう」感謝の気持ちを忘れない。
「おかげさまで」感謝の気持ちを忘れなければ、心が優しくなれる。
いろんなことを学んだ四国旅だった。
アランも時々側に来てくれたようだったし。

Comment

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秋のお遍路
9月の末から出発するのですか? 何日までのご予定でしょうか。。。
この前は結願されてますから、また1番さんからになるのかな?
まだ、先代はなが生きていたころ、室戸のあたりでご一緒した、オーストラリア人のご夫婦からハガキが来て、また9月17日に日本にやってきて、お遍路のつづきを歩かれるそうです。やっと涼しくなってきて、お遍路のことを考えられるようになって来ましたね。
もし、良ければ、大体のスケジュールを知りたいです。
ほら、はなの奉納踊りをお見せできるかどうか…(笑)。
はなママ | URL | 2006/09/10/Sun 15:26[EDIT]
HALさん、こんばんわ
ここでは初のコメントですが・・長いお遍路の旅ほんとにご苦労様でしたね。
毎回、読ませてもらって、事細かく書かれているし、写真もたくさんあり
素晴らしいといつも見てました。
今度は歩き遍路とか・・体調を万全に行ってくださいね。
みみまま | URL | 2006/09/10/Sun 23:39[EDIT]
計画中!
はなママさん
今月末頃に出発したいと思っているんですよ。
でも、未だ暑いから10月の中旬過ぎがいいって言われて迷っているところです。。。

1番から始めます。
計画予定としては1番から23番までを8日間。
1日、15から20kmを目標にしているのですが…
果たして、この距離歩けるの?と思っていましたが、はなママさんのブログのレスで「軽い!軽い!」を読んだら、なんか自信が湧いてきました!
なんとか、宿にたどり着ければいいのですよね。
いよいよダメなときは四国の友達にSOSを出し、拾ってもらいます(^_^;)

はなちゃんの生奉納踊り~見たいんですよね~!
それと、生抱っことおんぶも(笑)

そろそろ、日程を決めようと思っています。
決まり次第、メール送ります。
はなママさんのスケジュールと重なると嬉しいですぅ~!
HAL | URL | 2006/09/11/Mon 12:09[EDIT]
こんにちわ~☆
みみままさん
初コメントありがとうございます!
いつも読んでいたとお聞きしてとても嬉しかったです。

今まで、10日以上も家を空けたことがなかったでしょう。
何よりも初めて会う人たちと10日以上一緒に寝起きして上手くやっていけるのだろうかという不安もありました。
出かける前はいろんなことを考えるていると次々不安なことばかり。
はなママさんから、
「行ってしまえばなんとかなるから!」とあの時の言葉で勇気を貰いました。
背中を押してもらったんです。
はなママさんから、声を掛けてもらわなければ多分、春の遍路旅はなかったかも。。
行ってきて本当に良かったと心から思っています。

今回からは一人旅。
又々不安材料が山ほどあります。
決して一人じゃない、お大師様が見守ってくださる。
アランも側にいてくれる、そう思って頑張ります。

みみままさんから教えてもらった「土佐日記」探してみます♪
お土産を探す時間があるのかは行ってみなければわかりませんので当てにしないで下さいね~(^-^)
HAL | URL | 2006/09/11/Mon 12:21[EDIT]
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