アランと一緒に四国遍路。

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白鳥温泉
10月23日  



  
                    白鳥温泉



大窪寺山門前の茶店に行くと座敷の奥の方ででOさんがコーヒーを飲みながら待っていてくれた。
板場に腰を降ろし靴を脱いでいると「お疲れさま」の声。
振り向くと、入り口の近くのところに座って吉○さんと今治さんが向かい合ってお蕎麦を食べていた。
あ~。。お疲れさまでした。

吉○さんと今治さん、ここで別れたらよほどの偶然がない限り、二度と会えることはないだろう。
話したいことがあったはずなのに”お疲れさまでした”としか言葉が出なかった。

二人に挨拶をしてOさんの向かいに座る。
”遅くなってすみません。。納経所で待たされてしまって。。”
「そんなことは気にしなくていいし、haruさんが気が済むまでって言ったでしょう。それより、あの人、女体山で会った吉○さんだよね?そうじゃないかと思ったんだけど人違いしても悪いから声を掛けそびれたんだよね。やっぱり吉○さんだったんだね。連れの人は彼は覚えてないと思うけど志度寺で会ったお遍路さんだよ。」
”そう、吉○さん。一緒の彼は実家が今治なんだって。Oさんが志度寺で会ったお遍路さんってやっぱり今治さんだったんだね。”
それじゃ、私からコーヒーをお接待させてもらう、と言ってOさんはお店の人にあちらの二人にコーヒーを、と頼んでくれた。

しばらくすると、吉○さんと今治さんにコーヒーが運ばれ、あちらの人からというお店の人の声と「ご馳走様です!」二人の声が聞こえた。
どういたしましてとOさん笑顔で応えた。

このお店では、すぐに完売になってしまうのでOさんが朝のうちに二人前、予約してくれたマツタケ蕎麦が運ばれてきた。
結願おめでとう、とOさんが言ってくれた。
ありがとうございます。頂きます!
マツタケのとっても良い香りのお蕎麦をいただいた。

お蕎麦を食べながら、納経所でのことをOさんに話した。
なんかね、全々感動がないんですよ。。
本堂の前には機材を運び込んだテクテクのスタッフさんが大勢いたし、カメラやライト、邪魔でした・・・
私ね、大窪寺に着いたら感動のあまり泣き崩れるかもしれない、な~んて思ってたんですよ。
それが少しも感動しないし涙なんて流れもしませんでした。
本堂で般若心経唱えながら、なんで四元さんの到着時間が事前にわかるんだろう、なんてこと考えてたんですよ。。
少しも達成感はないし、虚脱感に襲われてました。。
「うん、うん、そうなのかもしれないね。やっとの思いで此処まで来たんだもの、そのことでまだ夢中なのよ。感動は後になってから押し寄せてくるんじゃない。」
そうなのかな…前に日和佐まで一緒だった人は今までのことが思い出されて泣きながら女体山登って大窪寺では号泣だったって。
私ってそういう感情が欠落してるのかもしれない。。
「そんなことないって。感極まって泣く人もいるのだろうけど泣かなければいけないなんて決まりはないのだから。みんなそれぞれ、自分の思うままでいいのよ。haruさんはよく頑張った!私、今だから言うけど、途中できっと帰っちゃうじゃないかなって思ったんだよ(笑)」
え~!ひどい!そんなことあるわけないじゃないですかぁ。
そりゃ、バスに乗ったり電車に乗ったりお接待で車に乗せてもらったことはあったけど絶対此処まで来るって決めたんだもの、何があるうと歩きますよ。
「そうだね、haruさんは一度決めたことをやり通す人だったね。2年前に始めて会ったとき、この人、又四国へ来るなってそう思った。」
先の話と違いますよ(笑)

お蕎麦を食べてコーヒーを飲んで足を投げ出しくつろいでいると、荷物を背負った吉○さんと今治さんが、
「コーヒーご馳走さまでした、それじゃお先に。私たちはこれから1番へ向かいますから。それではお二人ともお元気で。」
お世話になりました。
ありがとうございました。
吉○さんも今治さんもお元気で。

栄荘をあんなに暗いうちに出て長尾寺に向かったのは、吉○さん、今治さんに再会するため。
あれほど気が急いていたのは、二人にもう一度会い、女体山を一緒に登るためただった、と今になって気がついた。。
お世話になりました。
吉○さん、今治さんのような善い人に出会えたこと、心から感謝します。
いつかまた、四国のどこかでお会いできますように!

時計を見ると5時近くになっていた。
大変、こんな時間!
ここでタクシーを呼んでもらえますよね?私、此処から白鳥温泉までタクシーで行きます。
「なに言ってんのよ、私が送る。haruさんを送るのに此処で待っていたんだから。」
え~・・・そんな。。。
「haruさんの結願祝い、白鳥温泉でやろうよ。」
うっそ~!ホントですか!?良いんですか?じゃ、Oさんも白鳥温泉に泊まりましょうよ!
「泊まるのはいいのだけど空いてるのかな・・」
聞いてみます、もし、部屋が取れたらOさんも泊まって結願祝いやりましょう!

白鳥温泉に電話を入れ、予約している○○ですがもう一部屋取れますか聞くと、即OK。
先までの虚脱感や納経所でのうんざした出来事がパーッと吹き飛んでいくようだった。
Oさんがマツタケ蕎麦とコーヒーを「結願祝い・その一」と言ってご馳走してくれた。
私のザックを軽々と持ち、こっちだよと駐車場に向かうOさんの後を追った。

5時過ぎ、白鳥温泉へOさんの車で向かった。
国道377号線を川に沿って進み五名トンネルを抜けると道はほんの一瞬徳島県に入り、また香川県に戻った。
東かがわ市の標識を見て中尾峠を越えると大きな白鳥温泉の看板が立っていた。
しばらく国道を進むと白鳥温泉に到着。
大窪寺から約11kmの距離は車であっと言う間。

道路を挟んだ真向かいに黒川温泉。
白鳥温泉は市営の近代的な温泉施設で、入浴・食事だけで帰る客が多いようだとOさんが教えてくれた。
建物の前は広い駐車場。
車を止め、中に入るとすぐにフロント。
フロントの男の人に名前を言うと宿泊者カードを渡された。
並んでカードに記入し、料金を払う。

17:30
白鳥温泉
夕食を7時にしてもらい、お風呂と洗濯場を教えてもらった。
Oさんの部屋は私の隣の部屋。
私は洗濯物があるのでそれじゃ夕食で、と部屋の前で別れた。

浴衣に着替え、本家とあーちゃんpapaに結願を済ませ宿に着いたと連絡を入れる。
洗濯物を袋に詰め、シャンプー、化粧品を入れたビニール袋と小銭を持って洗濯場に行った。

この後・・・
思いがけないサプライズ第2弾が私を待っていた!


                                                                    
                      栄荘 → 88番 大窪寺    

                        19.5km 45,236歩


                    大窪寺 → 白鳥温泉 (約11km 車(20分))
                        
                
                 白鳥温泉 1泊2食付 ¥6,800-
                         洗濯乾燥 ¥300-


Comment

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お大師様は・・・
お大師様はいろいろなことをして下さいますね。
次には何をなさったのやら・・・。

結願、おめでとうございました。そして、お疲れ様でした。
それから、愛とキキちゃんの同行、ありがとうございました。
| URL | 2009/05/05/Tue 22:57[EDIT]
ありがとうございました。
光さん
結願お祝い、ありがとうございました!
ようやく・・です。
ここに来るまで2年。
早かったのかやっとなのか自分でもよくわかりません。
過ぎてしまった日々、たった2年前のことなのにとても遠い出来事のように思われます。
それでも、どんなに思い出が昔の記憶に変わっていっても、やはり心に残ってる風景は土佐の海。
左に太平洋を見ながら歩いた土佐路の風景は、忘れることはありません。

この春は四国へ渡れませんでしたがいつか必ず・・・と思っています。
そのときはもう一度、愛ちゃんキキちゃんも一緒に!


ホントにお大師様はいろいろなことをしてくださいますね・・・
HAL | URL | 2009/05/08/Fri 11:55[EDIT]
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