アランと一緒に四国遍路。

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民宿・青空屋さん
10月15日  



                  民宿・青空屋



17:25  
青空屋さんが見えてきた。         
17:25
真っ青の青空に太陽と民宿 青空屋と書かれた看板。
看板の脇にベンチが置かれ、お遍路さんに優しい気配り。
17:27
青空屋さんに到着。
広い芝生に飛び出たダックスワンコが出迎えてくれた。
ワンコ
玄関に入ると「お疲れさまでした」と可愛い奥さんが出迎えてくれ直ぐに玄関の隣の部屋に案内してくれた。
のりこさんの言ってたとおり、広い窓に新しい畳みの香りの清潔でとても綺麗なお部屋。
テーブルの上にポットと茶道具、お菓子と宿帳が置かれていた。
住所や氏名を書きパラパラとめくると泊まられた人たちの感想や思いや色々なことが書き込まれていた。

「沢山のワンコ」とはダックスのことだったのか気になった。
ワンコはダックスちゃんだけですか?大型犬がいるって聞いたのですか。。。
「大型犬じゃなく中型犬が洗濯場の隣にいますよ。お風呂は今使っているので先にお洗濯しますか?」
それでは先に洗濯を。
それから・・・ワンコさん見せてもらってもいいですか?
「どーぞ、どーぞ。洗剤は置いてますので使ってください。」
奥さん、笑顔で仰ってくださった。

さっそく浴衣に着替え汗でビッショリになったTシャッツ、白ズボン、タオル、手拭いをビニールの袋に入れ教えてもらった洗濯場へ。

玄関を出て右の脇から行った所に洗濯場があり洗濯乾燥機が置かれている。
洗剤、洗濯乾燥、無料。

17:30
17:30
中型犬の兄弟ワンコたちがいたいた~。
おいで、おいで。
ワンコたち、柵を今にも飛び越えそうな勢いでピョンピョン飛び跳ねている。
ワンコ
大人しい右のコを撫でると左のコがウワォ~~ン~と叫ぶ。
表情が可笑しくって何度も頭や体を撫でた。
その度にやんちゃなコが飛び上がり遠吠えを繰り返す。
ワンコ
耳が立ってる右のコが大人しく左のコはやんちゃ。
ワンコ
やんちゃなコはあっちへ行ったりこっちに来たり飛び上がったり少しもじっとしていない。
大人しいコばかり撫でるのが気に食わないようだ。
ヤキモチ焼いてるのかもしれない。
やんちゃなコが後ろで立ち上がってる。
ワンコ
ワンコと遊んでると夕食が出来てますよと奥さんが呼びに来てくれた。
美しい自然の中で優しい飼い主さんと暮らせるこの子たちは本当に幸せですね。
家にも犬がいたんです。
13歳と9ヶ月で旅立ってしまいました。
あの子の写真と骨をカバンに入れて歩いているんですよ。
どんな山道でもあの子が一緒にいると思うと心強く恐いこともありませんでした。
此処まで来れたのもあの子のお陰。
青空屋さんにワンコがいっぱいいると聞いていたのでどうしても泊めて頂きたかったんです。
ワンコに会えて本当に嬉しかった。
それにしてもこのコたち、元気過ぎてお散歩が大変でしょう。

「そうですか。飼っていた犬を亡くすのは辛いですよね。。。
いつかはその日が来るのでしょうがそのことは考えないことにしているんです。
ダックスたちは部屋飼い、昼間は芝生に出て遊んでるしあのコたちは主人が車に乗せて山へ連れて行てくれて遊ばせてます。リードを付けなくても呼べばちゃんと戻って来ますからね。」
あんなに飛び上がってるけど柵を飛び越えませんか?
「飛び越えますよ(笑)。飛び越えて勝手に遊んでるけど一応柵はしておかないとね(笑)」

髪を洗い広いお風呂で手足を伸ばすと少しづつ1日の疲れていく。
夕食は車で廻っている千葉のご夫婦と一緒に美味しいお料理を頂いた。


帰ってからネットで検索したら2006年8月16日の読売新聞に青空屋さんが載っていた。
以下読売新聞記事より。

【お遍路さんは今 温かい宿 旅支える

かつての行人 迎える側にお遍路さんが泊まる民宿や旅館が「遍路宿」。
経営者が高齢となり建物も老朽化して近年、姿を消す宿が少なくない一方で新たに構える人も増えている。
静かな遍路ブームが続くなか若い世代にとっては可能性のある世界とも映る。
自ら遍路を経験し、もてなされる温かさを感じて迎える側に回った人たちだ。

「安心感与えられたら」

晴れやかな笑顔で迎える「青空屋」の中山典彦さんと里美さん。
「笑顔がいちばん心に残っています」と話すお遍路さんは多い(香川県観音寺市で) 「遍路ころがし」と呼ばれる難所の坂をやっとの思いで上ると、四国八十八か所で最も高い標高911メートルに位置する66番札所・雲辺寺(徳島県三好市)。
お遍路さんがひと息ついている。
徳島から入り高知、愛媛と回ってきた巡礼も、この寺を出るとまもなく最後の香川へ入る。

草いきれにむせ返りそうになりながら山道を下ること1時間余り。
田んぼの中に遍路宿「青空屋」の看板が見えてきた。
香川県観音寺市。中山典彦さん、里美さん夫婦が「いらっしゃい。暑かったでしょう」と迎えてくれた。

古い平屋の農家を改装し2004年4月に開いた。
食堂を兼ねた座敷を中心にした畳敷きの5部屋は夫婦が宿泊客一人ひとりに目が行き届くころ合いの広さだ。

三好市で典彦さんが会社勤め、里美さんが歯科衛生士をしていた10年前、「何か新しいことにチャレンジしたい」と一緒に遍路を始めた。
休暇や週末などを使って何年にもわたって歩き継いでいく「区切り打ち」。

真夏、高知の室戸岬付近。
典彦さんは猛暑で体調を崩し悪寒さえしながら、かげろうが揺らめく道を歩いた。
毎日、宿が見えてくるたび里美さんと二人、ほっとしたものだ。
だが、経営者の多くは高齢で「後継ぎもいない」という。
「遍路が歩けるのは、寄る辺の宿があってこそなのに。」
もともと転職を考えていた典彦さん。
夫婦もかつて行人であったからこそ、もてなしに心がこもる。

山越えのお遍路さんが到着するのは夕方5時ごろ。
まず風呂で汗を流してもらった後は、食事だ。
天ぷらや刺し身、煮付けに、今ならキュウリやカボチャ、ウリなどの食材は、そばの畑で栽培した夏野菜。
夜が更ければ、お客さんと酒を交わしながら遍路の体験談になる。
道に迷った話や宿がなくて野宿した夜のこと。心をほどき、悩みを話し出す人もいる。

「道は合っているか、目的地までたどり着けるのか。歩き遍路は不安なもの。泊まっても泊まらなくても、お遍路さんにここに宿があると安心感を与えられたら、それでいい」と典彦さんは言う。

2年前、遍路の旅で宿泊した神戸市中央区の公務員、三岳ひとみさんは結願(けちがん)した後も、年に何度か泊まりに来る。
「一人ひとりの時間に合わせて作りたての食事を出し気さくに話しかけてくれる。こまやかな心配りが魅力なんです。」
それと、寝床から窓の外を見上げた夜空の星の明るさ。

グループの巡拝団はホテルや温泉旅館に行き高速道路の普及で関西からの〈日帰り遍路〉も現れている。
「遍路の宿」事情は変化しその情報はインターネットやブログで広まっている。

そんな今でも遍路宿は家庭的な温かさで人気がある。

四国の外から移り住んで始める人もいる。

和歌山県紀の川市の田中年次さんは機械メーカーを今年4月に辞め来年夏に松山市近郊で宿を開く準備を進めている。
ちょうど、遍路宿の“空白地帯”になっている辺り。

6年前、母を亡くした。
「母親っていつまでも元気で、いつも怒っていると思っていた。何もしてやれなかった」。一周忌を機に巡礼に出た。
初めは一日歩くだけで足がマメだらけになって和歌山に帰る繰り返し。
ある日、言葉を覚えたばかりだろう三輪車に乗った男の子に「がんばって」と声をかけられた。涙がこぼれた。

四国でしか感じられない、優しさ。
お遍路さんといつも接する生活をしたい、立派な施設でなくても遍路する心が安まる空間をつくりたい、と思った。

「旅の理由を聞くのはタブーとされるけど、みんな心に何か抱えてやって来る。僕はたった一言を糧に歩き通すことができた。今度は背中を押してあげたい」

時代とともに遍路に出る訳だけでなく遍路を迎える気持ちも新しく生まれ続けている。】

文・曽我部 和也


民宿・青空屋。
若いご夫婦の気配りの行き届いた優しく親切なもてなし。
心温まるとても素敵なお薦めのお宿です。

                 
                 1泊2食 ¥6,500-
                
            川之江・一野屋旅館 → 観音寺市・青空屋

                   22km 40,909歩



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