アランと一緒に四国遍路。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別格13番・仙龍寺
10月14日   



            別格13番、65番・奥之院 仙龍寺

別格第13番仙龍寺は第65番三角寺の奧之院であることから地元では「奧之院」と呼ばれ遍路道や道路沿いの案内板も「仙龍寺」ではなく「奧之院」と書かれているものが多い。



仙龍寺は深い谷の上にまたがって立つ舞台造り。
寺の周囲は険しい崖にうっそうとした原生林に囲まれ弘法大師自ら身を清めたと伝わる清滝(落差30m)のほか、玄哲坂、仙人堂、不動堂、蟹淵などが残っている。

神秘的な景色が広がり深山幽谷とはまさにこのような光景を言うのだろう。
急峻な山に囲まれ渓谷の流れの真上に大きな建物が立っていた。

建物の入り口脇に車が2,3台止まっている。
境内で車お遍路さんがカメラを構え仙龍寺の建物や周りの風景の写真を撮っていた。
写真を撮り終えたご夫婦のお遍路さんが雨具と靴を脱ぎ中へ入っていった。

12:25
水屋。                
水屋
水屋。
水屋
仙龍寺。
別格13番 仙龍寺
仙龍寺。
別格13番 仙龍寺
入り口で靴を脱ぐと靴下がビッショリ濡れていた。
靴脱ぎ場で靴と一緒に靴下も脱ぐ。
別格13番 仙龍寺
中は薄暗く黒く光り輝く大きな柱とギシギシ軋む板張りの床が歴史の重みを感じさせる。
別格13番 仙龍寺
廊下に自販機が置いてあり側にイスがあった。
ザックを降ろし中から靴下と手拭いを出し靴下を履き替え濡れた靴下、頭に被っていた手拭いをビニール袋に詰め納経帖、線香ロウソクを入れ替えた。

自販機から冷たい水を買って半分ほど飲んだ。
冷たい水が体中に染み渡っていく。

朝、コンビニで買った水はとうに空になっていた。
遍路カバンの中に入れてた空のペットボトルを側の屑箱に捨てさせてもらう。

荷物をイスの上に置き階段を上がり二階の本堂へ向かう。
別格13番 仙龍寺
2階へ上がると手前に納経所、その奥に本堂があり弘法大師が祀られている。
納経所の前にイスとテーブルが置かれ壁に沿って弘法大師の謂れなどが描かれた額や絵や錦札が飾られ小さなお遍路さんの人形が並んでいた。
別格13番 仙龍寺
奥の本堂へ行こうとすると納経所の人が「納経がありましたらお参りの前に此処に置いていってもよろしいですよ。」と言ってくれた。

本堂には本尊の弘法大師、その横に不動尊が祀られ正座をして般若心境を唱える。
本堂
本堂。
本堂
お参りを済ませ納経帖をありがとうございましたと受け取り少し休ませて貰っていいですか?とお聞きすると「どちらからですか?」と尋ねらた。
新潟ですと答えると、
「遠くからご苦労さまです、どうぞ、ゆっくり休んでいってください。」と労いの言葉を掛けてくれた。
そして、
「三角寺から歩いて来られたのですか?」と聞かれたので、山越えで道に何度か迷いながら来たこと、下りの急坂で滑って転んだこと、崖崩れのあった場所のことを話すととても驚いていた。

「なんと。。一人であの山を越えてきたんですか。前にお遍路さんが三角寺から仙龍寺への遍路道で遭難され大騒ぎになったんですよ。それについこの前にも遍路道で迷ったお遍路さんが山の中で一晩過ごし大変だったんです。よくまぁ無事に来れましたねぇ。危ないから帰りは車道を行きなさい。」
と言われた。

そんなことがあったなど全々知らなかった。
一晩山の中で過ごしたお遍路さん、心細くどんなに不安だったことだろう。
帰りは言われたとおりに車道を行こう。
遭難なんて真っ平だしもう一度あの急坂を登る元気もない、それに同じ道を戻れるか自信もない。。。

廊下のイスに戻り朝コンビニで買ったおにぎりを取り出し水を飲みながら食べた。
車お遍路さんたちもいなくなり建物の中はここだけ時の流れが止まっているような静寂の空間に包まれ自分が今、何処にいるのか忘れてしまうような感覚になった。

時計を見ると仙龍寺に着いてから1時間も経っていた。
廊下の先のトイレに行きそれから帰りの道を教えてもらうため地図を持って2階の納経所に行った。

「幟のある赤い橋から坂道を下りて左、車道に出たら案内通りに右へ。しばらく行くと掘切りトンネルがあります。この堀切りトンネルを抜けて行くと平山のバス停に出ます。」
地図をなぞりながら説明してくれた。



山奥の谷間にある仙龍寺は趣のあるとても雰囲気の善いお寺です。
できることならいつまでも佇んでいたいお寺でした。



Comment

 秘密にする

承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
| | 2009/10/01/Thu 22:53[EDIT]
Track Back
TB*URL

【新宮・霧の森:番外編】幽玄なお姿『奥之院仙龍寺』
今年6月に四国中央市新宮を訪れました。ひととおり「霧の森」内を食べ歩き、アッという間に閉館の17時。せっかくココまで来たからと、「霧の森」以外で近場に観光できるスポットが無いか探しました。6月の新宮は紫陽花が咲き乱れて、すんごいキレイなのだとか。ですが、  [続きを読む]
【エヒメン】愛媛県男子の諸々 2009/10/01/Thu 22:45
【新宮・霧の森:番外編】幽玄なお姿『奥之院仙龍寺』
今年6月に四国中央市新宮を訪れました。ひととおり「霧の森」内を食べ歩き、アッという間に閉館の17時。せっかくココまで来たからと、「霧の森」以外で近場に観光できるスポットが無いか探しました。6月の新宮は紫陽花が咲き乱れて、すんごいキレイなのだとか。ですが、  [続きを読む]
【エヒメン】愛媛県男子の諸々 2009/10/01/Thu 22:42
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。