アランと一緒に四国遍路。

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3月10日 より道 8
PM1:48 十夜ヶ橋(とよがばし) 永徳寺(えいとくじ)。

十夜ヶ橋(とよがばし)。
R56 十夜ヶ橋

四国別格霊場第八番 十夜ヶ橋(とよがばし)永徳寺(えいとくじ)本堂。
永徳年間(1381~1384)の開創と伝えられていますが、火災によって記録を失ったため詳しいことは分かっていません。
その後1727年に再建され、現在の本堂は1846年、寛如によって建立されたものです。
十夜ヶ橋永徳寺

今から約1200年前、弘法大師が四国各地を行脚する途中、大洲地方に立ち寄りました。
しかし、当時の大洲は人家も少なく農繁期であったため、宿をとろうにも泊めてもらえる家がありませんでした。
宿を探しているうちに日は暮れ、仕方なく大師は小川にかかる橋の下で野宿をされました。
その時の夜の長さを大師は
「ゆきなやむ浮世の人を渡さずば 一夜も十夜の橋と思ほゆ」
と詠まれ、次の地に旅立ったといわれてます。
十夜ヶ橋永徳寺

十夜ヶ橋

永徳寺の脇を流れる小川の下、まさに大師が野宿をした場所にあるのがこの仏像。
仏像といえば立っているものを想像しがちなだけになんとなく不思議な感じがします。
横たわる仏像(御野宿大師像)

橋の袂。
仏像の上には寒さをしのぐための加持布団がたくさん掛けられています。
きれいに清掃され、目の前には川が流れています。
この川は雨が降るとすぐに水位が上がるため台風が多かったH16は、5,6回も浸かったそうです。
横たわる仏像(御野宿大師像)

加持布団の様に流れてしまうものは、すぐに川の水位が上がるため雨が本格的になる前にしまうのだそうです。
写真では見えないのですが、お札入れ等は流されないようにしっかり鎖が掛かっていました。
この場所は全国で唯一、野宿修行が許されている場所で、納経所ではゴザの貸し出しも行っているそうです。
管理をされている方々、本当に本当にご苦労様です。
十夜ヶ橋 橋の下


十夜ヶ橋の下の御野宿大師像へは、永徳寺本堂から直ぐ、R56に架かる鉄筋コンクリートの橋の下へ降りていきます。
少し急な石の階段で手すりがありません。
私たちが参拝を済ませると入れ違いに、10人位の団体さんが降りてこられました。
橋の下はそれほど広くない場所で、私たちは脇に寄り、降りる人を待っていました。
その時、中のお一人が足を踏み外し、あっと言う間に4,5段転がり落ちました。
転がり落ちた人は、直ぐに立ち上がり、足やお尻の埃を振り払いながら照れ笑いをなさっていました。
心配して駆け寄った人たちに、
「大丈夫、大丈夫。手を少し擦りむいただけ。」と言っておられました。
あの時、周りにいた私達や他の人達も手を出したり体を止めることが出来たはずなのに、誰一人、どうして体が動けなかったのか。
あの場所にいた全員、固まったまま動けなかったことが、後で考えても不思議でした。

永徳寺の駐車場へ戻りながら、Aさんの言葉に私たちは同じ事を思っていました。
「私が一番近くにいたのに、なんであの時、手を出して止められなかったんだろう。
体が動かなかったんだよね。落ちていくおじさんがコマ送りのように見えたよ。」

永徳寺の参拝を済ませ、橋の方へ向かう団体さんとすれ違った。
こんにちわ。
挨拶をすると、後方にいらした若いお坊さんが、Wちゃんに、
「落とされませんでしたか。」と持鈴を差し出していた。
Wちゃんが、「あ~!私の鈴~!!」と大きな声を出したので私達はビックリ。
若いお坊さんの手を取り、何度も何度もありがとう、とWちゃんは言っていた。

車に戻り、話を聞くと頭陀袋に着けていた鈴が、いつの間に見当たらない。
朝、宿を出る時は着いているのを確認していた。
いつ落としたのかわからないし、気が着くとなくなっていた。
鈴がなくなったと、騒いでもみんなに迷惑を掛けると思い、言い出せなかったそうです。

拾って下さった若いお坊さんとは、今まで何度か参拝のときにお会いしたりすれ違っていたけど、昨日、一昨日は会っていなかった。
今日は何番さんで会ったっけー?
時間もずれているし、永徳寺は番外寺。
十夜ヶ橋へ寄ったとしても、会える確率はほんのわずか。
Wちゃんの持鈴が、Wちゃんの元へ帰りたいと、戻ってきたんだね。

四国遍路で不思議体験をなさった人の話は聞いていた。
私が、不思議なことがあるんだね。と言ったら、
「体が動かなかったのは少し不思議だけど、考えてみれば不思議なことなど何もないのよ。全てはお大師様のお導き。
石段から転がった人には、これから足元に気をつけ階段に気をつける、と言うこと。
Wちゃんには、持ち物を大切にと言うことを教えて下さったのかな。
それとも、若いお坊さんとこれからも縁があるってことかな。」
Oさんが笑いながら言っていた。

Comment

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ありがたやありがたや
太字の文色付きの文字「十夜ヶ橋」
これこそ私がずっと見たかったお大師さまです。
3回くらい通ったのですが何故か縁がなくて拝めなく話だけが胸にくすぶってたお大師さん。
そうですか・・・こんなお姿だったんですか。有難うございます。
私とこの近くに真言宗で横になって寝てるお大師さんを御祭りしてる寺があるんですよ。近くまで行ったら必ずお堂の中に入っておさすりさせてもらいます。
ついでに自分の痛いとこと同じ箇所をなでながら治してください・・・なんて。
このぶんで行くと全部お回りになられたのかしら。
次回楽しみです。
どっかの・・・私 | URL | 2006/04/30/Sun 01:34[EDIT]
寝姿大師様
どっかのさん
R56号に面した場所にありました。
番外寺の永徳寺の駐車場にバスを止め十夜ヶ橋下の寝姿お大師様を参拝なさって行かれる団体さんも多いそうです。

3回も通っておられるのに寄れなかったと言うのはやはりご縁がなかったのでしょうか。
参拝にいらしている人も一生懸命お体をさすったり撫でたりしておられました。
ご自分の痛いとところと同じ箇所を撫でておられたのでしょうね。

あちこリ寄り道しながら回り観光気分の参拝でした。
これじゃいけませんよね。
知り合った奥州からの二人連れおじさんたちは、結願するまで、テレビはみない、観光地は寄らない、酒タバコは口にしないと言っておられました。
HAL | URL | 2006/05/01/Mon 12:04[EDIT]
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