アランと一緒に四国遍路。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

巡り会い
卯之町で私は大事な用があった。
2006年の春、始めてのお遍路のとき卯之町にある 【めん処・いけだ】 さんに寄ったときのこと。

女将さんからコーヒーお菓子のお接待を受け、会長さんから別室に飾ってあるジャイアント馬場さんのチャンピオンベルトや着ていた洋服を見せて頂いた。
そのときの写真とお店に飾ってある雛人形、女将さんと一緒の写真を届けようと持ってきていた。

2年前の約束。
めん処・いけださんの女将さんと、
「いつか必ずいけださんに来ます。この次、私は一人で歩いて廻ります。」

出発前、いけださんの場所を地図で調べると国道29号線沿い、宇和署近くに載っている。
宿に着いたら写真を届けようと思っていたのだが腰を降ろしてしまったら…

中村さんにめん処いけださんまで歩いてどのくらいですか?と尋ねると「20分くらい」とのこと。
腰を降ろしてしまったらその「20分」が1時間の距離に感じてしまった…
これからお風呂に入り洗濯をし夕食が6時から。。
夕食を済ませてからではまた遅くなる。。。

困った顔をしている私に中村さんが訳を聞いてくれた。
実は。。。
私の話を聞き、
「私、帰り道にいけださんの前を通るのですよ。もし良かったらそのお写真、私がお届けしてきましょうか?」
と言ってくれた。
写真を送れば済むことなんですが私、女将さんにお会いして2年前のお礼が言いたかったんです。。
なのに此処まできて行けないなんて悔しいけど。。。
「そのお気持ちだけでいけださん、嬉しいと思いますよ。こうやってわざわざお写真を持ってきてくれて。そういうことが私たちには何よりの喜びで励みになるんですよ。」
中村さんにそう言って頂ければ私も気持ちが少し楽になります。
2年も過ぎてしまったけど、いけださんの近くまで来れて私も嬉しいです。
中村さんのお写真もまた2年後くらいにお届けに来ますね(笑)
「わぁ~嬉しいですね!何年でも待っています。きっとまたいらしてくださいね。」

此処まで来ていけださんにお会いしないのは本当に申し訳ないし悔しかったが20分を歩く気力がなくなってしまった今、中村さんに届けてもらうことにした。
納め札に住所、名前、携帯の番号を書き写真と一緒に封筒に入れ中村さんに渡した。
「確かにお預かりいたしました。」


寝る前に土佐清水のYさんに電話を入れた。
「haruさん~!何時こちらにいらしたの!?春のお遍路にそろそろいらっしゃる頃だと思っていたのよ。今はどちらなの?」
卯之町です。昨日、宇和島に入って今日から歩いています。
「え~昨日宇和島に入っていたの!それなら電話くだされば迎えに行ったのに。。」
宇和島に着いたのが遅かったんです。
「遅い時間だって構わないのに。それで今日からお遍路で廻っておられるのね。もうこっちには来れないの?」
明日は大洲へ向かいその次は内子へ入ります。
「だん々土佐清水から遠くになるのねぇ。。。内子はとてもいい町よ。町を散策など出来る時間はあるの?」
内子の町、私もゆっくり見てきたいと思ってます。急ぐ旅ではないからゆっくりのんびり歩いていきます。
「ゆっくりできるならこっちにも来てくれたら良いのに・・・でもharuさんには大事なお勤めがあるんですもの無理は言えないわよね。。。
それで何日くらいまでいられるの?帰る前にこっちには来れないのよね?」
新居浜辺りまでと予定してるんです。本当に土佐清水からどん々遠くなりますね (^_^;)
「ほんとに・・・どん々遠くなっていくわねぇ。。この前お遍路さんのテレビがあったのよ。もの凄い岩のあるお寺さんが出てたんだけど。。え~っと岩屋寺と言ったからし?」
そうです、岩屋寺です。内子の次の日に峠を越えて向かうんですよ。
「岩だらけのところにあるお寺でとても長い石段を登って行くんでしょう。危なくないの?気をつけてねharuさん。」
ありがとうございます。前にも行ってるし大丈夫ですよ。
「今回は新居浜まで行ってそれで帰ってしまうの?」
多分。。。来年の春、その後になるかもしれませんが必ずYさんに会いに行きます。お遍路抜きにして土佐清水に必ず行きます。
「本当に!?絶対よ。来年の春まで会えないなんて淋しいけど仕方がないわよね。必ずよ。約束よ。
何か困ったことがあったら何時でも連絡してね。何処へでも迎えに行くから。」
本当にありがとうございます。また連絡しますね。
「私もまた電話してもいい?声だけでも聞きたいの。」
Yさんのおられる四国にいると思うと元気百倍!Yさんと同じ四国にいると思っただけで勇気が沸いてくるんですよ。

いつか必ず土佐清水に行くと約束して電話を切った。
Yさんは、いつかじゃなくて来年の春よ。と笑ってくれた。

電話を切ると待っていたように携帯が鳴った。

「○○さんですか?私、いけだですけど。。先ほど松屋旅館さんの人からお写真届けていただきました。」
あ~!いけださん!!
新潟の○○です。2年前、いけださんにとても親切にして頂いてありがとうございました。
会長さんにも大切な品々を見せて頂きました。あのときのお写真、届けるつもりで持ってきたんですが松屋さんに着いたら動けなくなっちゃって。。。
松屋さんの方が帰りに届けてくださると言ってくれたのでお願いしたんです。
お会いしてお礼を言いたかったのですが行けなくて本当にすみません。
「いえいえ、とんでもない。お礼だなんて何もしていません。こちらこそご丁寧にお写真をありがとうございました。
お礼を言うのはこちらの方です。お写真とっても嬉しかったです。ありがとうございました。」
本当にお届けできなくてすみません。
いけださんとのお約束、2年掛かりました。
「約束?」
はい。2年前、いけださんにこの次は歩き遍路でって約束しました。
2006年の秋に徳島の1番から毎年春と秋に四国に入り2年掛かって此処まで来ました。
会長さんはお変わりありませんか?お元気ですか?

「おかげさまで元気にしています。相変わらずお遍路さんにガラクタを見せては喜んでますよ(笑)
お店にね、2年前と同じ雛人形を飾ってるんですよ。
父にお写真を見せたらとっても喜んでいました。そうですか。。○○さん、あれからお一人で廻っておられるんですねぇ。
お体は辛くありませんか?足は大丈夫ですか?
私たちの代わりにお参りしてくださってるお遍路さんにいつも感謝しているんです。
ほんの少し、お遍路さんのお手伝いやお世話をさせて頂くことが私たちの感謝の気持ちなんです。
○○さんが2年も前のお写真を持ってきてくださったこと、本当に嬉かったです。
もうお休みだったんでしょう?お疲れなのに起してしまってごめんなさいね。
どうぞ、お身体に気をつけ善いお遍路をなさってください。
またこちらにいらっしゃるとき、お時間があったら寄ってくださいね。またお会いできることを楽しみにしています。」



本当に嬉しかった。
いけださんに会いに行きお話しをしていたらきっと私は泣いていただろう。

出会いの縁。
いけださんに会った2006年春、あの時にお遍路に出るきっかけの一つを頂いた。
一つ一つの出会い、それには大きな意味があり理があるということ。
出会いの縁に巡り会うために決められたいた四国遍路。
目には見えない大きな力、天の采配によってこの地に導かれ、大切な人と巡り会うために。


2年前、Oさんが語ってくれた言葉を思い出していた。。

いつもね、私たちは誰かに守られているんよ。
ここではね、会いたい人を想っていると、それがちゃんと通じるき。
心が会いたい人の元へ行くきに。


Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。