アランと一緒に四国遍路。

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松尾峠から1本松
10月21日

  
         松尾峠から1本松へ。
 
            3km 1時間



松尾峠大師堂で30分休憩し出発。

ようこそ伊予へ。
「四国のみちをお歩きの皆さま、お疲れさまです。ここは愛媛県ルートの起点であり、ここから川之江市の終点(徳島香川県境)までの道のりでは465kmに及び、四国のみち全体の約30%となっております。これから愛媛の風土をゆっくり楽しみながら歩を進めてください。」  
ようこそ伊予へ

四国のみち・四国自然歩道の案内板の隣に東屋があり外にテーブルとベンチの置かれた休憩所。
AM8:37

休憩所 東屋

休憩所 

遍路道に手摺が着いている!
今までの山道とは全々違うのに驚いた。
下り坂のせいもあるが遍路道に木の柵があり傾斜も緩く山道はなだらかに感じた。
AM8:46

AM8:48
AM8:48

AM9:02
坂道を走るように一気に下る。
AM9:02

AM9:07
30分ほど山道を下りると平坦な道に出た。
観自在寺まで14.5km標識。
AM9:07

AM9:10
山を降りて集落に入る。
AM9:10

AM9:17
↑真っ直ぐ、1本松町役場の案内標識。
AM9:17

AM9:23
一本松の最初の集落、小山の「史蹟小山御番所井戸」の説明板。
AM9:23 史跡 小山御番所井戸

AM9:30
舗装された広い車道に出ると神社の隣にトイレとベンチがあった。
此処で休憩。
ベンチに荷物を降ろし、まずはトイレ。
男子と女子トイレに別れていて洗面所もトイレも綺麗に掃除されていた。

松尾峠で茶を飲み干し、喉はカラカラになっていた。
洗面所で口をすすいで鏡を見ると、汗で化粧はすっかり取れていた。。。
AM9:30

トイレから出てくるとベンチに山○さんが休んでいた。
あ~、お疲れさまでした。
「やっぱり○○さんだったね。こんなところに荷物を置きっ放しで大丈夫かねって思ったよ (笑)」
大丈夫ですよ、こんな重い荷物、誰も持って行きませんよ。
それにお遍路さんの荷物など持っていく罰当たりな人がいるわけもありませんよ。
「いやいや、それがそうでもないらしいよ。バイクで走ってる人を見なかったかい?お寺の境内や道の駅で休憩しているお遍路さんの荷物をさらっていく人がいるそうだよ。特に納経帖やお軸などは狙われているそうだ。荷物だって遍路用品なのだからそっくり欲しい人もいるんだそうだよ。悪い人はいないと思いたいけど、気をつけないといけないよ。ボクもトイレに行ってくるから荷物を見ててね (笑)」
足摺から土佐清水への国道321号で白衣を着たバイクお遍路さんを数人見かけた。
大事な納経帖、お軸、遍路用品や愛着のある品物もあるだろう。
それを持ち去り売ったり買ったりする人がいるんだね。

山○さんが手を拭きながらトイレから戻ってきた。
「○○さん、何時頃岡本旅館を出たの?」
6時です。
「早いねぇ。朝食は食べないで?」
はい、大抵朝は食べずに出発するんです。朝早いほうが歩き易いし体も軽く感じるから。
山○さんは何時に出られたんですか?
「ボクは朝食を済ませて7時半頃だったかな。峠はきつくなかったかい?後にも先にも誰もいなかったね。」
私も此処に来るまで誰にも会いませんでした。山○さんより1時間半も早く出たのにやっぱり追いつかれました。本当に足が早いですね。
上りはきつかったですよね。上って1時間くらいの所にベンチがあったでしょう。大師堂まで上れなくって休んでました。
「登りはきつかったよね。ボクは大師堂まで頑張って県境の東屋で一休みしたよ。下りは一気だったね。」
そそー、伊予に入った途端、坂道山道が緩くなるんですよね(笑)
「そうだよね。今までの山道とは全々違うね。やっぱり土佐は修行の地だったね。今日はどこまで行くの?」
40番へ行って、近くの宿に泊まります。山○さんは?
「40番なんて直ぐだよ。ボクはもう少し先まで行くよ。まだ宿は決めてないんだけどね。」

のりこさんが泊まった旭屋さんを思い出した。
料理が良くお薦めの宿と言っていた。

山○さんの足なら、此処まで行けるんじゃないですか?
地図を広げ、頁をめくった。
ここ、この宿とっても良いそうですよ。お料理も良いって聞いてます。

40番まで1本松から約12km、40番から内海の旭屋さんまで10kmちょっと。
山○さんなら後20kmくらい平気のはず。
一緒に地図を見ながら、山○さんは自分の地図の旭屋に丸印を着け、よーし、今日は此処まで歩くぞ!と言って荷物を背負い始めた。

山○さん。。。お願いがあるんです。
「何?」
お水、持ってますか?有ったら少し分けて貰いたいんです。。。
「○○さん、水も持たずに峠を越えて来たの?!岡本旅館の女将さんに言われただろう。ローソンで食料と水を調達して行けって。」
ペットボトル1本ローソンで買ったんですがもう飲み干したんですよ。。(^_^;)
「ボクは2本買ったし、他に宿で水をペットボトルに詰めてきたよ。未だ手を着けてないこれをあげるよ。」
ザックのポケットからペットボトルを取り出し渡してくれた。

山○さんは私の命の恩人ですね。此処で脱水症状を起し行き倒れになってたかもしれないのだから(笑)このご恩は忘れません。
帰ったら、お礼に新潟の地酒、寒梅を送りますよ。
「命の恩人とは大袈裟な(笑)お礼なんて良いのだけど寒梅は嬉しいねぇ。楽しみにしてていいのかな?」
大袈裟だったら、結願祝いですね。
いつ頃結願の予定ですか?
「11月中旬頃になると思うよ。ボクの母が信州で一人で暮らしているから様子を見に信州と千葉を行ったり来たりしてるんだ。結願したら高野山へお礼参りに行きそれから信州の母のところに寄って、千葉に帰るのは12月に入ってからかな。」
それじゃ、その頃に寒梅を送ります。楽しみにしててください。
「新潟の人は優しいね。新潟の人と結婚したら良かったなぁって思ったよ。」
そんなことを言っていいんですか~?奥様が怒ってらっしゃいますよ(笑)
それでは、山○さんとは此処でお別れですね。
お元気で!ご無事に結願なさってください。
「ありがとう。○○さんもお元気で。いつかまたどこかで会えるといいね。」
いつかどこかで会える日を、私も楽しみにしています。
それじゃお気をつけて。
山○さん

山○さんは11月5日、ご無事に結願されお礼参りに高野山へ行きそれからお遍路報告を兼ね信州のお母様のところで一月ほど過ごされ、12月中旬に千葉のご自宅に帰られたそうです。
千葉にお帰りになった山○さんから電話とお手紙を頂きました。
遍路中の楽しかったことや出会った人たちのこと、いろいろな出来事とこれからの参考にと宿情報等が書かれてあり、その後に1日40キロペースで歩き続け多い日で50キロ近くも歩いたこともあり、そのツケがきて帰ってから足腰を傷め、靴も履けない状態になり今でも病院通いをしていると。
無理をしたわけでもないと思っていたが体は正直で今になって○○さんのようにゆっくり歩けば良かった、またいつか四国で会えたら良いね、と最後に書かれていました。



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