アランと一緒に四国遍路。

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窪津から足摺岬
10月17日

    窪津から足摺岬

       9.1km 2時間30分



PM12:45
倉庫の前にいたおじさん、こっちから行くと何十段もある急な石段の道だから、海岸沿いの車道を行った方が良いと教えてくれた。

Y字型に別れている道、左は国道27号。
地図を見ると、国道は海岸線に沿って大回りになっている。
遍路道は飛び出た岬を真っ直ぐ突っ切っているのでショートカットで行ける。
急な凄い石段でも距離が短い方がいいかな。。
でも、せっかく教えてくれたおじさんが見ているので、ありがとうございましたとお礼を言って車道へ曲がった。
PM12:45

しばらく緩い坂道を上っていくと、右に曲がる小道があった。
建物の陰になっておじさんの姿も見えないので、小道に入って遍路道に出る。

おじさんの言ったように急な坂道。
PM12:50

急坂を登り、石段を登っていく。
振り返ると、窪津の漁港と休憩した辺りが見えた。
PM12:53

石段を登りきると緩い上り坂。
PM12:56

15分で国道27号に出た。
PM1:00

日陰に入るとホッとする。
PM1:08

PM1:26
汗だくになって一山越えると休憩所があった。
荷物を降ろし、自販機で冷たい水を買い表のベンチで休ませてもらった。
PM1:26

PM1:42
PM1:42

緩い坂道。
PM2:18

大きくカーブを曲がったら、金剛福寺から戻ってきたお遍路さんとバッタリ出会った。
あれぇ~。。。もしかしてー。。岩本寺の門前でお会いしましたよね。

3日前の4時半頃、岩本寺門前で会ったあのときの爽やか若者、ピアスお遍路さんだった。
佐賀温泉まで行って野宿だと言っていたっけ。

「岩本寺のところで会いましたね。これからですか?」
これからです。今日はどちらまで行かれるんですか?あ~、お荷物は?

ピアスお遍路さん、空身で遍路カバンしか担いでいない。
「休憩所に置いてきたんです。以布利の休憩所、丁度良いところがあったんで今日はそこで野宿です。荷物がないと楽ですよ(笑)」
ホントに楽そうですね。何キロくらいの重さの荷物ですか?
「うーん。。20キロ以上あるんでしょうね。今日は宿坊ですか?」

わぉ。。20キロ以上。。。それは大変ですね。私なんて6,7キロだと思うけど1時間も歩くと肩が痛くなって休憩ばかり繰り返してます。
今日は38番から少し西に行った宿です。
私、西海岸ルートを行こうと思って。

「あ~、西コースですか。景色がとってもいいそうですね。打ち戻りより20キロも距離が多いでしょう。ボクも行きたかったけど諦めました。金も時間も余裕がないから(笑)それじゃ、気をつけて。」
あなたも気をつけて!
あっ、お写真1枚いいでか?
「いいですよ。」
ありがとうございました。お元気で。
「こちらこそ、ありがとうございました。じゃ、頑張ってください。」

ピアス遍路さん、足取りも軽やかにスタスタ歩いていきました。
PM2:40

PM2:46
桃の木谷橋。
PM2:46

木のトンネル。
PM2:50

PM3:00
足摺岬へ0.5km標識。
PM3:00

PM3:10
足摺山道しるべ地蔵。
PM3:10

PM3:15
足摺岬。
PM3:15



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以布利遍路道から窪津
10月17日

    以布利遍路道から窪津

        3.2km 1時間



AM11:30
おばぁちゃんちから少し行くと遍路道標識。
AM11:30

AM11:35

以布利遍路道標識。
以布利遍路道

山道を降りていく。
以布利遍路道

AM11:4
以布利遍路橋を渡る。
AM11:40 以布利遍路橋

木の下を潜って進む。
以布利遍路道

以布利遍路道

古道の標識。
以布利遍路道

以布利遍路道

以布利遍路道

以布利遍路道

AM11:55
国道27号へ出た。
AM11:55 国道27号

左に海を見ながら南へ。
PM12:05

PM12:20
魚の匂いや燻す匂いがしてきた。
窪津漁港の倉庫が並んでいた。
PM12:20 窪津

道路がY字型に分かれている。
分かれ道のところにシャッターを閉めたお店があり、店の前に自販機とベンチが置いてあった。
ベンチに荷物を降ろし昼休憩。
お店の隣にトイレがあったのでお借りした。

いさりびさんが持たせてくれたおにぎりの袋を開けると、魚のてんぷら、味付け玉子、お新香、柿、ミカンが入っていた。
自販機でお茶を買って昼食。

おこげに醤油の味付けがして、香ばしいとても美味しおにぎりでした。
写真を撮るのを忘れて。。。一口食べたおにぎり。
昼食




以布利集落
10月17日

    以布利港の集落の遍路道

       1.3km 40分



AM10:32
遍路標識左へ。
AM10:32

細い集落の遍路道を行くと身体障害者療護施設の建物あったのでトイレをお借りした。
親切な職員さん、どーぞと言って職員さんのトイレに案内してくれました。
ありがとうございました。
AM10:40

AM10:43
AM10:43

10分足らずで集落を抜け港の方へ降りていくと橋が架かっていた。
AM10:50

あしずり遍路橋を渡ると遍路道は山側の中へ続いている。
あしずり遍路道

AM10:53

道を間違えてかと思ったが、遍路道の立て札や手書きの遍路標識を見て一安心。
AM10:55

どん々山の中へ入って行きます。
AM10:58

朽ち掛けた木の橋。
木の橋

山を登っていく。
AM11:00

AM11:05

山を登りきり呼吸を整えていると、直ぐ側に声が聞こえた。
「山道、大変だったしょう。大岐の浜から歩いてきたんやね。少し休んでいったらいいがよ。いま冷たいもん持ってやるき。」
AM11:08

おばぁちゃんが折りたたみのイスを出してくれました。
お言葉に甘えザックを降ろし休ませて貰った。
休憩

靴を脱いで裸足になっていると、おばぁちゃんがコップに氷まで入れたアイスティーとお菓子を持ってきてくれました。
休憩

「冷たいもんアイスティーで良いがかね?」
アイスティーだなんて、とってもハイカラで親切なおばぁちゃん。

イスを持ってきて側に座ったおばぁちゃんといろんなお話をしてきました。
長男さんは大阪におられ次男さんがお嫁さんをもらい、同じ敷地内でお家を建て農家のお仕事を継いでくれたそうです。
広い敷地内に文旦、小夏を作っておられる柑橘農家さん。

座ったイスのすぐ後ろに文旦や小夏の木が沢山ありました。

文旦や小夏の実が沢山生っていたけど、毎日の手入れはとても大変だそうです。
雑草を取ったり肥料を撒いたり、台風がくれば折角育てた実も風にもぎ取られたり、木がなぎ倒されたことも何度もあったそうです。
この前の台風(台風4号か5号だったかな?)は逸れてくれて助かったと言っておられました。

「新潟も地震で酷い目にあったね。おへんろさんとこはなんともなかったん?」
中越地震の心配までしてくださいました。
おかげさまで、私の住んでるとこはなんともなかったんですよ。

高台にあるおばぁちゃんち、海からの風がとっても気持ちよかった。
汗でびしょ濡れになっていた白衣も休んでいる間に乾いていました。
もう一杯持ってこようかね?と言ってくれましたが、そんなに水分取ったらトイレが近くなりますき(^_^;)

そろそろ行きます。おばぁちゃん、ごちそうさまでした。
冷たいアイスティー、とっても美味しかったです!

「これ持っていったらいいがよ。気ぃつけて行くんよ。」
お菓子を袋に入れて持たせてくれました。
おばぁちゃん、ありがとうございました。
いつまでもお元気で!


大岐海岸
10月17日


     大岐海岸から下津山

       3.7km 1時間30分



四国のみち。
四国のみち

大岐松原

AM9:05
大岐観光センター。
観光センターでトイレを借りようと中へ入ると奥が喫茶店になっていた。
大岐海岸を歩く前に休んでいく。
アイスコーヒーを飲みながら、あーちゃんpapaに今日の予定をメール。
窓から砂浜が見える。
いさりびさんを出てから1時間、砂浜を歩いているお遍路さんの姿はなかった。
AM9:05 大岐観光センター

20分休んで出発。
海岸へ降りていく。
AM9:26

AM9:28
木の小さな橋を渡る。
AM9:28 大岐海岸

2km続いている砂浜は涼しいと思っていたが、潮風の匂いのするジトーッとした暑さ。
拭いても拭いても汗が流れた。
砂浜にシートを敷き、海を見ている人がいた。
大岐海岸

サーファーの姿も。
大岐海岸

歩き始めは楽しんで海を眺めたり写真を撮っていたが、だん々足が重くなっていた。
海水を含んだ砂浜は足には優しいが、歩き難い。
大岐海岸

AM9:52
50分近く歩くと砂浜が尽き、向こう岸の岩場の上に黄色の旗が見えた。
え~。。ここから登るのかー?
登るにしても、海水があり靴のままでは渡れない。
どーする。。。
なんとか渡れるような場所はないか探したが、海水が途切れている所は何処にもない。
さて困った…爪先立ちで渡れないものか試してみたが、ジワーっと海水が靴を濡らす。
慌てて足を引っ込めた。
AM9:52 大岐海岸

先にザックを降ろし向こう側の岩場に乗せるにしても、裸足にならなければいけない。
しばらく考えザックを担いだまま杖を支えにして、片足の靴を脱ぎ靴下を脱いだ。
杖に力を入れると、ずぶずぶと潜っていく。
なんとか片方の靴と靴下を脱ぎ、裸足の片方の足を水に入れ、岩場の上に靴下を入れた靴を乗せる。
もう片方も片足立ちになり、靴と靴下を脱いで岩場に乗せた。
大岐海岸

裸足になってしまえば、もう大丈夫。
地図も岩場に乗せ、水に入った。
透き通った綺麗な水、足に砂が気持ちいい。
子供の頃、川で遊んだ記憶が思い出された。
冷たい水はとっても気持ちよく、顔や背中の汗が引いていく。
AM10:05

ザックを担いだまま岩場に上がり靴下、靴を履く。
岩の上の足場はとても不安定、体が傾き危うく落ちそうになって慌てた。
ゴツゴツした岩の上を登っていく。
対岸

黄色の旗の場所から下を写す。
対岸頂上

AM10:10
AM10:10

集落に出た。
AM10:32




民宿いさりびから大岐海岸
10月17日

    民宿いさりびさんから大岐海岸

      3.8km 55分



AM8:07
国道321号からの民宿いさりびさん。
AM8:07

高台にあります。
AM8:09

いさりびさんはへんろ協会さんの地図に載っていなかったので、逆打ちお遍路さんに教えてもらわなければ久百々さんに泊まる予定だった。
まだ出発前、予定を立ててるとき 久百々さんのHP を見たら、宿泊した人たちの写真が日付順に載っている「思い出の写真館」の頁があった。

もしかしたら春にお会いした神戸さん、2006年秋に日和佐まで一緒に歩いたKさん、Mさん、そして浜松のおじさん、レオンさん、Nさん、Sさん、伝説のお遍路さん岡田さんが載っているかもしれない。
日付を追って探してみた。
探している人たちは載っていなかったが、「2007年4月11日」に先達おじさんと雪蹊寺前の高知屋さんで一緒だった女の人、鎌倉さん、もう一人の女性の4人が載っていた。

4月11日。
この日、のりこさんは白浜に泊まり、私は新潟に帰った来た翌日だった。

AM8:14
いさりびさんから10分ほど歩くと、右手に民宿久百々さん。
AM8:14 民宿久百々

AM8:26
AM8:26

AM8:50
国道321号から右、遍路道。
AM8:50

AM9:00
遍路道から国道321号へ出ると、やがて大岐海岸の案内標識。
AM9:00




民宿いさりび
10月17日


      民宿 いさりびさん



今日は8時に出発。
目覚ましを6時にセットしてたけど、早起きが習慣になったのかアラームがなる前に目が覚めた。
携帯の時計を見ると5時半。

朝食は7時にお願いしていたので、静かにトイレ洗面にいく。
食堂の方から奥さんが顔を出した。

あ。。すみません、起してしまって。。。
「いいえ、朝はいつも早いんですよ。5時には起きてますから(笑)それより、もうすぐ日の出が見れますよ。」

急いで顔を洗って部屋に戻り、Tシャッツと白ズボンに着替える。
部屋の前の廊下のカーテンを開けると、目の前に太平洋。

窓を開けベランダに腰をおろし、刻々と色を変えていく海と空を見ていた。
6時を過ぎると桃色の雲の間から、真っ赤な朝陽が昇ってきた。

AM6:10
太平洋の日の出。
太平洋の日の出

AM6:20。
AM6:20

朝の太平洋。
太平洋

AM6:50。
太平洋

AM7:00
朝食。
朝食

食堂。
食堂

朝食の写真を撮っていると、おにぎりの入った袋と絵葉書を奥さんが持たせてくれた。
「これ、お昼に食べてください。キャンディーも入れておきました。」
わぁ~、ありがとうございます。

絵葉書を見ると、HPのアドレスが載っている。
いさりびさんのHPがあるんですね。
帰ったら見せてもらいます。
あのぉ、お風呂とか写真を撮ってもいいですか?
「どーぞ、どーぞ。宣伝してください。」

民宿いさりび

洗面所。
洗面所

お風呂場。
檜のお風呂です。
檜のお風呂

「あちらの方もよかったら見ますか?」
同じ敷地内にもう1軒お家が建っている。
グループや家族向きに丸々1軒、貸切で使えるようになっている。
別館

宿泊した人たちで炊事も出来るように流し、ガスコンロ、冷蔵庫も付いているキッチン。
キッチン

お部屋

広いお風呂場。
大きな檜のお風呂。
お風呂場

窓を開ければ太平洋。
お風呂に入りながら、昇ってくる朝陽や沈む夕陽を見れるなんて最高ですね。
お風呂場からの太平洋


写真を撮らせてもらい、お庭のお花を見せてもらったり、おしゃべりしたり、奥さんと楽しいひと時を過ごした。

そろそろ出かけます。
私、いつかまたいさりびさんに来ます。
お世話になりました。
いろいろありがとうございました。

AM8:05
いさりび奥さま、見送ってくださいました。
AM8:05 いさりび奥さま


ご主人は無口な方でしたが、お料理の腕は抜群!
奥さんは明るく気さくな、とても素敵な人です。

親切な素敵なご夫婦、綺麗なお宿、民宿 いさりびさん、お薦めのお宿です。


いさりび 1泊2食付 ¥6,500ー
  昼食のおにぎり、お接待して頂きました。


ドライブイン水車から民宿いさりび
10月16日


    ドライブイン水車から民宿いさりび

        8.2km 1時間50分




PM3:55
ドライブイン水車から25分。
PM3:55

PM4:25
肩が痛くなっていた。
道路沿いに、たこ焼き屋さん。
表にイスとテーブルが置かれている。
お店の中の人に少し休ませてください。声を掛けザックを降ろす。
肩を揉み解しストレッチ。
靴も脱いで裸足になって足を休ませた。火照った足に風が気持ちいい。

お店の若い女の人が冷たいお水を持って来てくれた。
「どーぞ、ゆっくり休んでください。30分くらい前に背の高いお遍路さんも休んで行かれましたよ。安宿さんまでって言っておられましたね。」
あ~、きっと、京都さんだ。
私、いさりびさんまでなんです。
「あらぁ。。いさりびさんまで行かれるんですか。橋まで1時間、それからいさりびさんまで1時間は掛かりますよ。大変ですね。」

わぁ。。後2時間…暗くなる前に着くのだろうか。。。

冷たいお水、ありがとうございました。
10分休んで出発。
PM4:25

PM4:45
足摺サニーロード。
PM4:45

PM4:55
下ノ加江郵便局。
PM4:55 下ノ加江局

PM5:16
下ノ加江川。
PM5:16下ノ加江川

橋を渡ると国道321号と21号の案内標識。
明日は金剛福寺から打ち戻り、ここまで来なければいけない。。。
か、ドライブイン水車まで戻って三原越えをするか。。。
国道321号と21号の案内標識

PM5:22
下ノ加江海岸入り口。
PM5:22

PM5:36
PM5:36

PM5;48
下ノ加江海岸。
下ノ加江海岸

PM5:50
明かりが見えたときはホッとした。
PM5:50

PM5:55
民宿いさりびさん。
PM5:55

綺麗なお部屋でした。
PM6:10

思いっきり歩いた1日。
民宿いさりびさん、6時到着。
自分でも歩いた距離と時間に驚いていた。
足と肩は痛かったけど、まさかこんなに歩けると思っていなかった。
丈夫な足に産んでくれた母に感謝、感謝。

いさりびさんは綺麗なお宿、ご主人も奥さんもとても親切な方たちでした。
夕食はお刺身、てんぷら(魚のすり身を揚げたものをご主人がそう言ってました)この”てんぷら”はとっても美味しかった!
煮物にサラダがどんぶりのような器にてんこ盛り。
残しちゃいけないと思ったのですがと、ても一人で食べきれる量ではない豪華な夕食でした。

夕食の後、頂き物ですと、奥さんから柿を戴きました。
今年初の柿でした。
その後、明日の金剛福寺からのコースを相談に乗ってもらった。

足摺岬、38番金剛福寺から土佐最後の札所、39番延光寺までのルート。

市野瀬三原経由 50.6km
市野瀬真稔庵経由 51.6km
下ノ加江三原経由 52.8km
土佐清水益野今ノ山経由 52.8km
竜串今ノ山経由 62.2km
月山神社宿毛経由 72.5km

金剛福寺から打ち戻り安宿さんで1泊、ドライブイン水車まで戻り国道21号、三原村から延光寺へ行くのが一番距離は短い東ルート。
この予定だったけど、歩いてきた同じ道を又戻るのって、なんかしんどい。
予定より、1日早く歩いている。 西ルートを行けそう。

三原村から延光寺に行くと、宿は”へんくつ屋”さんか”嶋屋”さんに取るしかない。
どっちも泊まりたくない宿なんですよ。。。
噂は知ってるような、いさりびさん。

私、月山神社に行きたいんです。
叶岬にも行きたいし、西海岸を行こうと思ってます。
東ルートで打ち戻るつもりでいたけど、予定より1日余分があるし西ルートで行こうと思っているんです。。。

「西海岸、景色もいいし良いところですよ。余裕があるなら是非お薦めします。」
行きたかったんです、西コース。

春に会った武内さんのコメントが、ずっと心に残っていた。
「時間が許せばこのコースはお勧めします。叶崎黒潮展望台から見る太平洋は雄大で見ごたえがあります。HALさんも是非行ってみてください。(周辺の宿が少ないので準備は慎重になさってください)」

それと、
へんろみち保存協会さんの地図に載っていた、記事が気になっていた。

【遍路修行の道】
 古来、金剛福寺を打ち終えた遍路は、次のいずれかの道程を選ぶことを不文律としてきたと伝えらてれる。

 1.打ち終えて延光寺から篠山詣でをする。
 2.月山詣りを終えて延光寺を打つ。


武内さんお薦めの叶岬。
月山神社にも、行かなくては。
土佐後半の予定を立てたときから、ずっと気になっていた場所。 

1日の歩く距離、せいぜい頑張っても25kmが限度と思っていた。
それが今回は足も体調も良く、驚くほど距離が伸びている。
1日分も余裕もある、これは月山神社、叶岬に行きなさいってことなんだ。
西ルート、距離を見ただけで「絶対無理」、と思っていたけど。。
「絶対」などは、ない。
やってみるまで結果は、わからない。
途中で、「絶対」「無理」と思ったときから、そこから先はないってこと。

明日の宿、まだ決めてないんです。
いさりびご主人、
「じゃ、うちの知り合いの宿を紹介します。電話番号メモしておきますね。」
いさりび奥さま
「今から、あなたが電話したらいいじゃいない。よくしてあげてと言っておきなさい。」
奥さまのお勧め、ご主人から、足摺岬”はっと”さんに明日の予約を入れてもらいました。

明日はゆっくり出発。
6時に目覚ましを掛け、布団に入った。

   
    39.8km 58,498歩


新伊豆田トンネルからドライブイン水車
10月16日


    新伊豆田トンネルからドライブイン水車

        2km 35分



PM2:25
津蔵渕集落を抜けると長さ1620mの新伊豆田トンネル。
PM2:25

車の合間に中を覗いたが出口は見えなかった。。
新伊豆田トンネル

耳をつんざくような轟音が響き渡り、いくら歩いても出口の明かりも見えず、そのうち体の感覚がおかしくなってきた。
体が宙に浮いてるような変な気分になってくる。
壁際に体を寄せて歩いてるつもりなのに、車が通ると体が傾き吸い寄せられるような感覚になった。
新伊豆田トンネル

トンネルを抜けるのに25分掛かった。
明るい外へ出ても耳鳴りがして頭がフラフラしていた。
PM2:50トンネル出口

PM2:55
「足摺黒潮市場→20km先」看板。
PM2:55 足摺黒潮市場20km先

PM3:00
足摺岬と三原の分岐点案内標識。
PM3:00

PM3:05
トンネルから10分、市野瀬のドライブイン水車。
PM3:05

ドライブイン水車。
お店の中に車遍路さんグループが休憩中。
ザックを降ろし、まずはトイレ。
トイレから戻り、靴を脱ぎ裸足になる。
冷たいお水を戴き、アイスコーヒーを注文。

休憩中の車遍路さんに、一人で廻っているのか何処から来たか聞かれた。
連れがないのだから見ればわかるのだろうにと思ったけど、笑顔で返事をした。
年長の一人が、今は車で廻っているけど若い頃に何度も歩いて廻った。
何日で廻ったと自慢気に聞かせてくれた。
そうですか。一応感心しながら聞いてたがちょっと疲れました(^_^;)
ドライブイン水車

PM3:30
25分休んで出発。
PM3:30




大文字山
10月16日

    四万十大橋から間崎

      11km 2時間30分



PM12:05
実崎樋門
PM12:05 実崎樋門

PM12:24
間崎。四万十川と別れ内陸に入っていく。
四万十CCの看板。
PM12:24 間崎

PM12:37
PM12:37

PM12:38
うどん屋田子作は定休日。
PM12:38 うどん屋田子作

PM1:00
喫茶大文字。
井の岬温泉ホテルで夕食の時に一緒だった京都さんがカレーを食べていた。
ビニール袋を床に敷き、裸足になった。
食欲がないので氷イチゴを注文。
京都さん、カレーを食べ終えるとお先に、と出発。
トイレへ行って、1時20分に出発。
PM1:00 喫茶大文字

PM1:23
国民休暇県高知と大文字山(十代地山)の標識。
大文字山標識

大文字山の送り火標識。
「約530年前、前関白・一条教房が応仁の乱を避け逃れてきたことから、「土佐の小京都」と呼ばれる中村市。
その夏を締めくくる風物詩が、毎年旧暦7月16日に行われる「大文字の送り火」。
教房の息子、房家が京都を懐かしみ、父と祖父・兼良の霊を慰める意味も込めて始めたとされている。
中村市・間崎地区の十代地山で、地区の全戸(約100戸)が松明を供出。
花火を合図に(松明に)火が点火されると、炎が山肌をなぞり、「大の字」が浮かび上がる。
筆順の通りに、というところにもこだわりが感じられる。
伝統あるこの行事は、全国でここ中村と京都でしか見ることができない行事です。」
大文字山の送り火

大文字山。
小高い山というか、丘に「大」の文字が微かに見れる。
気にしてなければ、見落とし通り過ぎてしまうのでは。。。
大文字山

大文字山のアップ。
大文字山

PM1:25
PM1:25

PM1:37
津蔵渕(つくらぶち)集落の遍路道。
PM1:37

PM1:40
遍路道から国道320号出る。
PM1:40

PM1:48
「足摺海底館・足摺海洋館」の看板。
PM1:48

PM2:00
PM2:00

PM2:30
三原村「清水川荘」(みはら会)電話番号が書かれた宿泊予約の案内。
PM2:30




四万十大橋
10月16日

    四万十大橋

       2km 



JAマークの軽自動車がスーッと脇に止った。
「四万十大橋まで、よかったら乗っていきませんか?」
窓を開け、事務服を着た女の人が手招きしてくれている。
仕事の途中に車を止め、声を掛けてくださった。
あ~。。。一瞬どうしょうと思ったが、ありがとうございます。お願いします、と乗せてもらった。

助手席に座ると、文明の利器、クーラーの冷たい風に生き返る。
ありがとうございます。助かりました。
「暑かったでしょう。今年はいつまでもこんな暑さが続いているんですよ。」

新潟から来ました。本当にビックリするような暑さですね。
遍路カバンから住所氏名を書いた納め札を出して渡した。
「ありがとうございます。私、外回りをしているので時々お遍路さんを見かけると声を掛けるんです。大抵は断られので、乗ってくれて嬉しかったです。」
そんなぁ。。こちらこそ、本当にありがとうございます。
日陰も休むところもないし、人の姿も見かけなくって心細くなっていたんです。声を掛けていただいて本当に助かりました。

「ずっと一人で歩いておられるんですか?今日はどちらからでしたか?」
はい。区切りで春と秋に歩かせてもらってます。
今朝、井の岬から入野松原を通ってここまで。
四万十川の手前の民宿に泊まろうと思ってたけど、久百々まで行くことにしました。

「井の岬からですか。私なんて近くの買い物でも、よう歩かないのに。みなさん遠い所から来られるんですよね。一人で歩いてるおられる人を見掛けると、つい気になって声を掛けちゃうんですよ。声を掛ける方もけっこう勇気がいるんですよ(笑)勇気を出して声を掛けたのに、断られるとこっちもガクッときたりします(笑)」

そうでしょうね。
親切で乗って行きませんかと声を掛けたのに、いいです。歩きます。結構です。って、言われたら誰だってガッカリしてしまう。
普通、見ず知らずの人を車に乗せるのなんて有り得ない。

お遍路さんに会えばご苦労さまと声を掛け、暖かい手を差し伸べてくれる。
他所の土地では有り得ないことも、四国では普通の日常になっている。

私も何度か乗って行きませんか、と声を掛けてもらったのにいつも断っていた。
声を掛けてくださった人の気持ちを、考えることを忘れていた。

AM11:35
AM11:35

AM11:44
四万十大橋まで距離で2km、歩けば30分くらいを8分ほどで到着。
お礼を言ってJA職員さんの車を見送った。
JAさん、ここから左へ行かれました。前に見えてる車ではありません。
AM11:44

四国の清流、四万十川と四万十大橋。
四万十大橋

四万十大橋

素晴らしい景色だけど、その川に架かる橋は高さがあり、恐くて下が見れない。。。
カメラを持つ手が震えます…
四万十大橋

車道ギリギリを歩いてました。。。(^_^;)
四万十大橋

四万十大橋

途中にベンチが置いてある。
こんなところで休憩できる人がいるのだろうかー。。。
四万十大橋

屋形船が通って行った。
四万十大橋

AM11:55
左、国道320号、足摺岬へ。
AM11:55

国道320号へ降りて行く。
AM11:57

PM12:00
渡ってきた四万十大橋。
四万十川を左に、南へ向かう。
PM12:00




入野松原から田ノ浦
10月16日

    入野松原から田ノ浦

       8km 1時間40分



ネスト・ウェスト・ガーデンで40分休憩。
四万十川手前の民宿月白まで、後11km弱の距離。
足の調子もいいし、この分では昼頃に着けそうだが。。。

早く着いたら四万十川見物を目論んでいたが、まだ歩けるのに遊んでいるのは勿体無いようなが気がしてきた。
食後のコーヒー飲みながら地図とニラメッコ。
久百々の手前のいさりびさんまで四万十川大橋から16kmくらい。

入野から42号→田ノ浦→四万十大橋へ行く道の方が、国道56号経由で行くより距離が3kmほど短い。
計算すると、ここから25kmくらい。
休憩しながらでも、5時までには着けるかも。。。

井の岬温泉ホテルで調べてもらった、いさりびさんの番号に電話した。
しばらく待ったが誰も出ない。。
ダメか。。。諦めてトイレに行こうと思ったら携帯が鳴った。

「いさりびですが電話を貰ったようで。」
あ~!わざわざ着信に掛けてくれたんだ。

私一人なんですが、今日泊めていただけますか?
「今日ですね、お名前をお願いします。」
あっけなく、いさりびさんに予約が出来た。

四万十川の船遊覧は次回のお楽しみなった。

AM9:45
遊歩道へでると、可愛いクジラのベンチがあった。。
クジラのベンチ

AM10:00
AM10:00

AM10:05
AM10:05

国道42号へ出て蛎瀬橋(かきせばし)を渡る。
国道42号 蛎瀬橋

AM10:15
夏のような日差し、汗が拭いても拭いても流れてくる。
国道から左に少し上がったところに休憩所があった。
AM10:15

涼しい風が吹き抜け一瞬汗が引く。
15分休んで出発。
AM10:30 

AM10:45
田ノ浦漁港。
「くじらのりば」の看板が面白い。
AM10:45 田ノ浦港

金剛福寺の遍路標識。明日はいよいよ足摺岬。
田ノ浦

道路脇に文旦畑。
文旦畑

AM10:50
AM10:50

国道42号「←」下田。右の広域農道「→」四万十市へ向かう。
42号真っ直ぐ行くと、下田ー初崎、四万十川の渡船乗り場あったが平成17年末に廃船になった。
AM10:55 四万十市へ

広域農道。
人の姿も見えない炎天下のアスファルト道を汗を流しながら歩いた。
広域農道





入野松原 ネスト・ウェスト・ガーデン
10月16日

   土佐入野 ネスト・ウェスト・ガーデン

     3km 40分



AM8:22
吊り橋を渡ると「←」の遍路標識。
松林の中の遍路道を歩く。
AM8:22

AM8:32
入野松原海岸。
サーファーたちが海で遊んでいた。
AM8:32 入野松原海岸

遥か彼方に霞んで見える島影。あれが足摺岬。とおいぜよ。。。
入野松原海岸

AM8:45
砂浜から遊歩道へ出て駐車場のトイレに寄る。
広い駐車場にサーフボードを積んだワゴン車が何台も止まっていた。
車の陰で着替えてる若い女の子の姿もあった。
AM8:45

AM8;50
ネスト・ウェスト・ガーデン。

AM8:50 ネスト・ウェスト・ガーデン

ネスト・ウェスト・ガーデン

「海にいます」がキャッチフレーズのネスト・ウエストガーデンは7キロ続く入野松原の海岸線の中にあるレストランホテル。
18面で構成された円筒形の建物は、まさにネスト(巣)。
ネスト・ウェスト・ガーデン

ネスト・ウェスト・ガーデン

ネスト・ウェスト・ガーデン

AM9:00
朝食、おにぎりセット。
おにぎり2個、漬物、スープ、サラダ、ゆで卵、コーヒーが付いて¥500-。
とっても美味しかったです~♪
AM9:00 朝食




浮鞭(うきぶち)海岸
10月16日
    
     東寺大師堂から入野松原遍路道

        2.1km 1時間



AM7:20
東寺庵から5分ほど歩くと、海の王迎駅(うみのおおむかええき)。
AM7:20 海の王迎駅

鎌倉時代に後醍醐天皇の子、尊良親王が流刑された地で、海から王を迎えた地と言うことで名づけられたそうです。
AM7:22

AM7:32
AM7:32

可愛いクジラの絵が描かれた休憩所。
「ヘンロ小屋・大方・第22号」
AM7:36

AM7:38
AM7:38

浮鞭(うきぶち)海岸。
浮鞭海岸

AM7:45
AM7:45

AM7:53
AM7:53

広い芝生の周りの遊歩道をご夫婦、数人のグループ連れ、思い思いに散歩を楽しんでいた。
AM7:55

AM8:00
芝生の上で靴を脱いで休憩。
東寺庵で戴いたミカンを食べてると、トレーニングウェアを着たおじさんに、どちらからですか?声を掛けられた。

芝生の中に入ってはいけなかったのか心配になって尋ねると、
「全々構いませんよ。犬を走らせたり、子供たちが遊んだりしてますよ。私も時々裸足になったりします(笑)」
綺麗に手入れされてるから入っちゃいけないかって心配でした。
新潟からきました。本当に素敵なところですね。こんなに広いところを毎日歩けて羨ましいです。
「遠いところから一人でエライなぁ。地元に住んでても中々廻れんのでせいぜいここら辺で朝晩歩いてますわ。。広くて良いところでしょう。ゆっくり休んで行かれてください。気をつけて。」
ありがとうございます。
AM8:00

AM8:15
15分休んで出発。
AM8:15

AM8:20
吊り橋を渡る。
AM8:20





井の岬温泉ホテルから東寺庵
10月16日

    井の岬温泉ホテルから東寺庵

       3.5km 55分



AM5:55
井の岬温泉ホテル出発。
AM5:55 井の岬温泉ホテル前

ホテルの直ぐ脇の道に松山寺跡の標識。
松山寺跡

地蔵

AM6:10
ホテルから真っ直ぐ進み、国道へ。
左に曲がり少し行くと伊田トンネル。
AM6:10 伊田トンネル

AM6:15
朝陽。
AM6:15

伊田郵便局。
伊田郵便局

AM6;18
入野松原への道標。
AM6:18

右に土佐くろしお鉄道中村線が走っている。
土佐くろしお鉄道中村線

AM6:20
有井川駅。
AM6:20 有井川駅

朝の太平洋。
AM6:22

朝の太平洋

坂道の途中、左手にホテル海坊主。
AM6:30 ホテル海坊主

AM6:50
東寺庵無料接待所。
AM6:50 東寺庵接待所

東寺庵

東寺庵

井の岬温泉ホテルを6時前に出発。
外はまだ薄暗く、朝の空気は少し冷たかった。

ホテルから真っ直ぐ進み、国道へ出て左に進む。
トンネルを抜け、振り返ると眩しい朝陽が昇っていた。

朝陽を背に太平洋を見ながら歩いて行くと、赤い幟旗が立っている休憩所があった。
大柄な男の人が中から、少し休んでいきませんか、と声を掛けてくれた。
お言葉に甘え、休ませて貰う。

恐そうなお顔をしてたけど、とても親切で優しい庵主さん。
お菓子やゼリーの袋を開け、コーヒーをご馳走してくれました。
囲炉裏の炭が赤々と燃え、冷たくなっていた手を暖めてくれた。

どちらから来られましたか?と訪ねられた。
新潟から来ました、遍路カバンから住所と名前を書いたお札を渡した。

「新潟ですか。。。私も昔、新潟に住んでたことがあるんですよ。小学校の3年まででしたが、母親のじいさんとばあさんが越路町と言うとこにいて預けられたんです。雪が多く、2階の屋根まで積もっていたのを覚えてますよ。」
私の住んでる市内はそんなには雪は積もりませんが、長岡や越路町の方は雪の多いところですね。今は昔より雪の量は少なくなったようです。

「何度も地震にあって大変だったでしょう。被害はありませんでしたか?自然災害があちこちで頻繁に起きている。今は何処にいても安全なところはないのかもしれませんね。」
おかげさまで、市内はなんともなかったのですが、中越地方や魚沼の方は被害に遭われた方たちが大勢おられました。過疎も進み、お年寄りだけの集落などもあり、地震のときは本当に大変だったと思います。
全国から沢山のボランティアの人たちが駆けつけてくれ、とても助かったそうです。。

気が着くと、庵主さんと30分近くお話していた。
お世話になりましたと身支度をしてると、ミカンとオロナミンCを持たせてくれました。

「道中気をつけて。善いお遍路をなさってください。」
親切にして頂いて、ありがとうございました。
庵主さんもお元気で。

朝一番に優しい人に出会い、いいお話を聞かせてもらった。
とても清々しい気持ちになっていた。
今日もきっと、善い1日になるだろう。



佐賀公園から井ノ岬温泉ホテル
10月15日

    
     佐賀公園から井ノ岬温泉ホテル


         5km 1時間55分



PM2:55
土佐くろしお鉄道白浜駅。
PM2:55 土佐白浜駅

左に太平洋、右に山の国道56号。
白浜海岸。
白浜海岸

PM3:00
幡東消防署。
PM3:00 幡東消防署

消防署向かいに、民宿白浜。
民宿白浜

PM3:18
営業中のたこ焼き屋さんの看板を見つけ、お腹が空いたのを思い出す。
たこ焼き屋さんの隣の「喫茶白い館」で休憩。
PM3:18 喫茶白い館

イチゴミルク氷を注文。
お隣のたこ焼き屋さんから、たこ焼きを頂きました。
美味しかったです!ありがとうございました。
氷イチゴミルク

お写真撮らせてください、とお願いすると、腕を組んだりくっついたり。とっても仲良しのご夫婦。
お二人の後ろの壁に菅さんのお遍路姿のお写真がありました。
菅さんも「白い館」に寄っていかれたそうです。
白い館の仲良しご夫婦

PM3:50
井ノ岬までもう少しですよ、頑張って!
奥さまが見送ってくださいました。
PM3:50

PM4:06
佐賀町から大方町。
「鯨が見える町 大方町」の標識。
PM4:06 鯨の見える町 大方町

PM4:15
井ノ岬トンネル。
PM4:15 井ノ岬トンネル

PM4:25
井ノ岬トンネルを抜けると「井ノ岬温泉」の看板があった。
看板の少し先の道を左に入る。
PM4:25

PM4:31
PM4:31

PM4:35
井ノ岬温泉ホテル到着。
PM4:35 井ノ岬温泉ホテル

部屋の窓の前が直ぐ海。
太平洋に沈んでいく夕陽が見れました。
PM4:40 夕暮れの太平洋

空と海の色が少しづつ静かに変わっていく、始めて見る美しい風景でした。
夕暮れの太平洋

「設備は古いけどいい温泉だよ。」
白い館のご主人が言っておられたように、とてもいい温泉でした。
建物が海の直ぐ側に建っていて、部屋からもお風呂場の窓からも海が見えました。

夕食を6時半にお願いして、支配人さんに逆打ちのお遍路さんにお聞きした「いさりび」さんの電話番号を調べてもらった。
伊与喜の駅から電話をしたときはぶっきら棒の愛想のない声だったけど、とても親切でニコニコ笑顔の支配人さんでした。

明日は、早出の予定なので朝食は断り、夕食が済んだら清算して貰うことにした。
夕食は1階の食堂。

食堂のテレビに亀田Dの反則行為の様子が繰り返し映し出されていた。
地元の若者たちやがその様子を見ながら、ああでもないこうでもないと食事をしながら大声で話していた。

後ろの席にビールを飲みながら食事をしていたおじさん。
遍路地図がテーブルに乗っている。
私がホテルに着いたとき、浴衣を着てロビーで支配人さんとお話していた。
岩本寺を出てから一人もお遍路さんには会わなかったのに、どのくらい先をあるいていたんだろう。

「明日はどこまで?」
四万十川の手前の予定です。
「私は下ノ加江の安宿に宿を取ったよ。5時に出発の予定なんだ。」
5時!早いですね。
「早朝の方が歩きやすいよ。私は京都から来たけど、どこらから?」
新潟です。
あのぉ、下ノ加江の安宿さんの先に「いさりび」さんって新しいお宿ができたそうですよ。
綺麗で親切って教えてもらいました。
私は明後日頃の予定ですが。
「新しい宿、地図に載ってないよね。安宿に予約したからここでいいですわ。」

京都さん、2本目のビールを追加したので先に部屋に戻ることにした。
ご馳走さまでした。それじゃお先に。
挨拶し、食堂の従業員さんに清算してもらった。

井ノ岬温泉ホテル。
夕食付き1泊 ¥7,000-
調べてもらった、いさりびさんの電話番号が書かれたメモをもらった。
ありがとうございました。

部屋に戻り、本家とあーちゃんpapaに宿に着き夕食を済ませたと連絡。

布団を敷き、波の音を聞きながら時間やお金のメモを書いてると電話が鳴った。
のりこさんだった。

「haruさん~。元気ですかぁ~。」
のりこさん~!元気ですよぉ!!今ね、海が目の前の井ノ岬温泉ホテルですよ!
「ちょっと待って、地図を見るからちょっと待ってて。」
ガサゴソ音がした。のりこさん地図を出したようだ。

のりこさんが泊まった白浜の先、井ノ岬ってあるでしょう?
「あ~、あったあった、井ノ岬温泉ホテルね。すごい!もうそんなところまで行ったの!?今日でまだ3日目だよね?」
そうなんですよ、まだ3日目。
それが今回は足も体調もすこぶる快調なんですよ。
「へぇ~そうなんだ。足は全々痛くないの?」
全々痛くな~い~です~。
「初日は多ノ郷から大善寺さんまで歩いたの?」
そうです!のりこさんと別れたあの懐かしい多ノ郷の駅で着替えて大善寺さんまで歩きましよ。
大善寺さんに3時半過ぎに着いて、本堂の上まで登ってきました。
泊まりは私一人でのりこさんのときのように食事を部屋まで運んでくれましたよ。
「あ~、私のときは団体さんが泊まってて、煩いだろうからって食事を部屋に運んでくれたのよ。それで昨日は?」
昨日はね、私ものりこさんのときと同じように土佐久礼で泊まるつもりだったんですよ。そしたら大善寺さんに岩本寺まで行きなさいって言われたの。
「うんうん、そうだよね。私は足が痛かったし小指が酷いことになってとても歩けれる状態じゃなかったんだよ。それで土佐久礼に宿を取ったの。」

私と別れた多ノ郷から大窪寺で無事結願を果すまでの行程や泊まった宿、歩数など事細かに書かれたお手紙を東京に帰ってから、二人で写った写真と一緒にのりこさんが送ってくれた。
行程やその日の感想、宿等はとても参考になり、何度も読み返し地図と見比べながら予定表を立てた。
のりこさんからのお手紙は何度も何度も読んでいて、書かれていた内容は殆ど覚えている。

のりこさん、土佐久礼の豪華な黒潮本陣に泊まったんですよね。
「そそー、あそこは民宿の3日分の料金よ(笑)大善寺さんを9時頃出たけどお昼頃には着いて、半日ゆっくりして足を休めたから良かったのよ。」
黒潮本陣から翌日はのりこさん、ホテルの人に七子峠まで車で送ってもらったんですよね(笑)
「あはは~、そんなことま書いていたっけ(笑)」
書いてましたよ。
のりこさんが車で送ってもらった峠、ちゃんと歩きましたよ。焼坂峠は国道でしたけどね。
「凄いね~。haruさん偉いわ。車で10分くらいだったけど歩きは大変だったでしょうね。岩本寺に着いたのが12時頃だったの。それで宿坊を予約してたんだけどキャンセルしたんだよね。」

そうそう。
あの後、またのりこさん電車に乗ったでしょう(笑)
「岩本寺門前で登山靴を買って、宿坊をキャンセルしちゃったから取り合えず佐賀温泉まで行こうって思ったけど宿が取れなかったの。だから仕方がないから白浜まで行ったけど。。。」
佐賀温泉から電車に乗ったんですよね(笑)

今日は岩本寺からのりこさんの後を追って白浜に泊まるつもりで電話を入れたら、定休日って言われちゃったんです。
畳の入れ替えをしてて、山側の部屋ならって言ってくれましたが、ここまで来ちゃいました。
4時半頃に着いたんですけど、部屋から海が目の前で、太平洋に沈む夕陽を眺めていました。
お風呂は温泉で、窓からも海が見えたんですよ~。
今、食堂でご飯を頂いてきたところなんです。
京都からの一人旅のおじさんと一緒になったけど歩いてるとき、全々お遍路さんに会わなかったですよ。
春のときは多かったじゃないですか。
秋は少ないんでしょうかね。昨年は多かったんですけどね。
明日はね、又々のりこさんの後を追って民宿月白までの予定です。

「月白さんね、宿はまぁまぁだけど、女将さんが話好きなさっぱりした人で、前に東京に住んでいたとか相撲の大フアンとか言ってたね。」
のりこさん、月白さんに早い時間に着いたんですよね。
「お昼過ぎだったかなー。早く着いたんでタクシー呼んでもらって、四万十川の屋形船に乗って来た。」
私も早くに着いたら、四万十川見物、屋形船に乗って遊んできます(笑)
昨年の春のときは雨で四万十川を通っただけだったから。
「それがいいわ。ゆっくり、急がずマイペースでね。私みたいに遊んでばかりいると電車に乗ることになるかもしれないけどね(笑)
自分の足に合う靴を見つけるのって大事だね。合わない靴って本当に悲惨だよね。私なんて3回も靴を取り替えたんだよね。
どれも合わない靴を履いてて帰ったら足が変形しちゃってた。整形外科にずっと通ってるけど今でも足が痛くてヒールも履けないし、腰痛も治らないんだよ。」

私はマメ一つ出来てないし、筋肉痛も大したこともないんですよ。
やっぱり靴と相性がよかったんですね。
「haruさんは慣れた歩き方をするよね。春に一緒に歩いてて山歩きのベテランかと思ったよ。」
登山なんかしたこともないって話たじゃないですか。それに疲れることは苦手だって。
なのに何故か四国に来ると元気になるのが不思議ですね(笑)

きっと、また一緒に歩きましょうね。
「いつか一緒に廻ろうね。それじゃ、また電話するね。気をつけて頑張ってね。おやすみ。」
おやすみなさい。

のりこさんと30分くらい話をしていた。

電池の充電をして目覚ましを5時にセットし布団に入った。


  27.8km 9時間35分 48,587歩


佐賀公園
10月15日


    土佐西南大規模公園 佐賀公園



PM2:23
佐賀公園休憩所。
PM2:23 佐賀公園

海に突き出た見晴台があったけど、高所恐怖症の私はここからの眺めで充分。
佐賀公園

真っ青な太平洋。
改めて地球は丸いと実感。
佐賀公園

「正月坂」
PM2:40

右、土佐くろしお鉄道佐賀公園駅。
土佐くろしお鉄道佐賀公園駅

広い佐賀公園内の向こうは太平洋。
佐賀公園

PM2:43
PM2:43 土佐西南大規模公園




熊井トンネルから佐賀公園
10月15日


    熊井トンネルから土佐佐賀西南公園

        4.5km 1時間30分



PM1:00
熊井トンネルを抜け、土佐くろしお鉄道の踏切を渡りる。
PM1:00

PM1:05
遍路道は小さな町中を通る。
PM1:05

PM1:15
集落から揺る坂を上り、国道に出る。
PM1:15

PM1:17
国道から左に入る。
さが町黒潮一番館の看板。
PM1:17

PM1:25
看板の下のベンチで10分休憩。
PM1:25

PM1:29
「→」佐賀庁舎、佐賀駅、標識。
PM1:29

土佐くろしお鉄道佐賀駅。
土佐佐賀駅

PM2:00
伊与喜川の橋を渡り、遍路道から国道56号へ。
国道の坂道を上っていくと左手に佐賀湾、鹿島が浦。
PM2:00 鹿島が浦

坂の途中のベンチで、真っ青の海を見ながら10分休憩。
鹿島が浦

鹿島が浦

鹿島が浦

鹿島が浦

PM2:20
「土佐西南大規模公園 佐賀地区」の看板の建物が見えてきた。
PM2:20 佐賀公園




熊井トンネル
10月15日


    伊与喜駅から熊井トンネル

      1.1km 15分



PM12:38
伊与喜駅を右に国道を渡り、左の遍路道へ。
PM12:38

PM12:42
小さな集落を通る。
PM12:42

PM12:48
PM12:48

PM12:50
集落から山道へ。
PM12:50

PM12:53
山道に入って直ぐ、真っ暗なトンネルが目の前に。
PM12:53 熊井トンネル

立て札には、トンネルのレンガは佐賀港から1個1銭の運び賃で小学生などが1~2個づつ運んだと書かれていた。
熊井トンネル

長さ900mの短いトンネルで抜けるのに15分でしたが、中は真っ暗で恐かった~。。。
熊井トンネル




佐賀温泉から伊与喜駅
10月15日

   佐賀温泉から伊与喜駅

     5.2km 1時間20分



AM10:35
佐賀温泉着。
四国唯一の高濃度温泉。
神戸さんはここで疲れを取って行くと言っておられた。

駐車場に止まってる車は少なく、建物の中も人はまばら。
お土産を売っている売店の奥が食堂になっていた。
小上がりにザックを降ろし、トイレ。

食堂は未だ準備中。
売店でお茶とお饅頭を買って、少し休ませてくださいと声を掛けたが返事はない。
小上がりで裸足の足を伸ばし、お茶とお饅頭を食べ30分休ませて貰った。
想像していた佐賀温泉とは違うイメージだった。
AM10:35

AM11:09
AM11:09

AM11:17
「→」荷稲駅。
AM11:17 荷稲駅

AM11:30
赤い門の文珠堂があった。
AM11:30 文珠堂

AM11:50
バス停があったので5分休憩。
AM11:50 バス停休憩

PM12:17
不破原。
PM12:17 不破原

PM12:25
伊与喜駅。
PM12:25 伊与喜駅

石段を上がったところ、土佐くろしお鉄道「伊与喜駅」
石段下、向かって左にトイレと自転車置き場。

自転車置き場にザックを降ろし、今夜の宿の予約。
民宿白浜の予定だったので、メモしてある宿の番号に電話した。
10回コールしても出ない。

しばらく待って、もう一度掛けてみた。
今度は直ぐに女の人の声が聞こえた。

白浜さんですか?
「そうですけど。。。」
今日、宿泊をお願いしたいのですが。
「今日は定休日なんですよ。」
え~。。。お休みなんですか!?
部屋から海が見えてお薦めよ。と、のりこさんに教えてもらった宿。
一人なんですけど今夜はダメでしょうか?
粘って頼んでみた。
「うーん。。。今日は部屋の畳の入れ替えをやってるんですよ。山側の部屋で良ければ使えるけど、主人が出掛けてて戻らないとわからないわね。。。
家から3kmくらい先に井ノ岬温泉ホテルがあるけど、そちらに聞いてみたらどうですか?」

井ノ岬温泉ホテルに聞いてみて、もしダメだったらもう一度掛け直す。
折り返しの電話がなかったら、宿が取れたことにしてもらった。

地図に井ノ岬温泉ホテルにもマーカーを着けている。
マーカーを入れた宿の電話番号は予定表にメモしていた。

電話を入れると男の人が出て、直ぐに予約が取れた。
伊与喜駅

今夜の宿は確保できたので一安心。
お昼は抜き、ここから約10km先の井ノ岬温泉に向う。



片坂トンネル
10月15日

    喫茶店から佐賀温泉

      9km 2時間20分



AM8:40
喫茶店で15分休憩後、国道を進んでいくと前方に標識。
後で気が着いたのだが、ここら辺りで道を間違えたようだ。
遍路道への道標を見落とし、曲がらずそのまま国道を歩いていた。

窪川町と佐賀町の境界で国道が大きくS字型に峰を越えるところを、遍路道は直線的に突っ切って行くので国道を歩くよりはるかに距離が短い。

遍路標識が少なく、この後も道標を見逃したり気付かずに国道を歩いてることが多かった。
国道の方が、遍路道より距離が短いときもあるので、どちらを選ぶか迷うときもある。
AM8:40

AM8:47
AM8:47

AM8:51
片坂第一トンネル。
AM8:51 片坂第一トンネル

AM8:53
片坂第二トンネル。
AM8:53 片坂第二トンネル

AM9:02
片坂第三トンネル。
AM9:02 片坂第三トンネル

AM9:07
遠回りの国道。揺る坂を上ったり下がったり大きくカーブしている。
AM9:07

AM9:12
自転車お遍路さん。
AM9:12

AM9:30
丸太で作ったベンチが二つ置いてあったので休憩。
ザックを降ろしビニールを敷き、裸足になって15分休む。
後ろの茂みがガサガサ音!一瞬、ニョロかと見ると鶏が遊んでいた。
野生の鶏?
警戒心もなく足元まで来て遊んでいた。
AM9:30

AM10:05
AM10:05

AM10:30
佐賀温泉の標識が見えてきた。
AM10:30




37番岩本寺 本堂絵天井
10月15日

    37番 岩本寺から喫茶店休憩

       3km 1時間



5時に目覚まし。
トイレ、洗面の後、無駄とわかってるが一応日焼け対策にと化粧をし、白衣に着替え本堂へ。

昨夜、夕食が済むと布団に入る前、両足の太股と足の平に湿布を貼り、肩にはタイガーバームを塗って寝た。
湿布やタイガーバームーが効いたのか、筋肉痛は思っていたより酷くはないしマメも出来ていない。
これも大善寺さんの吉祥塩のおかげ。

荷物を纏め、玄関脇のホールに置かせてもらう。

AM6:00
岩本寺本堂。

6時から本堂でお勤め。
合掌礼拝から始まり、舎利礼文までご住職と一緒に唱える。
その後、一人一人焼香し、ご住職のご法話をお聞きした。
AM6:00 

ご法話が終わって、本堂の絵天井を撮影。
絵天井

絵天井

ここにマリリンモンローの絵がありますよ、とご住職が教えてくれました。
絵天井

本堂から宿坊の広間へ戻り、朝食を戴く。

各自のお膳に、可愛い巾着とミカンが置かれていた。
岩本寺さんからのお接待。

「この巾着に何を入れるんだ~。」
岩手のおじさんが笑いながら言うと、連れのおじさんが真面目な顔をして、
「このミカンを入れるんだよ。玉子でもいいな。」
岩手のおじさんたちの話に笑い声が上がる。

山男風ご主人と美人奥さんがお先にと席を立つと、ご夫婦2組も続き、食事を済ませた人から部屋を出て行く。

岩手のおじさんたち、沖縄おじさんたち、神戸さんに挨拶して私も部屋を出た。
神戸さんが、
「気をつけてね、来年又どこか出会えるといいね。」
と言ってくれた。
岩手のおじさんや沖縄のおじさんが、もう来年の約束したのかぃ。
神戸さんをからかってる声が聞こえた。

受付に行き清算をしてもらう。
1泊2食、¥6,500-。

AM6:53
宿坊のおねぇさん二人、気をつけてね。と見送ってくれました。

お世話になりました。
ありがとうございました。
AM6:53

AM6:55
境内で写真を撮ったいた広島からの二組のご夫婦が「気をつけてね~頑張ってね~。」
声を掛け、手を振ってくれた。
ありがとうございます。
みなさんも仲良く、善いお遍路を。
AM6:55

山門から右に曲がり10分ほど行くと、大きな水車と側に大師像が立っていた。

脇の立て札。
「明治四十五年、近郊の有志が建立した八十八ヶ所道しるべである。その志を大切に後世に伝えたい。 合掌」
AM7:05

水車から右へ曲がって国道56号。
国道56号

AM7:10
AM7:10

AM7:45
右に「観自在寺より10km。旭屋」さんの看板。
ここから遥か彼方、200kmも先の宿。
春にのりこさんが泊まった宿。ここまでたどり着くのは何日後だろう。
写真を撮って、のりこさんに見せてやる。
AM7:45

AM8:00
営業中の喫茶店の看板めっけ。。
岩本寺から丁度1時間、コーヒータイム。
AM8:00





37番 岩本寺
10月14日


   道の駅あぐり窪川から37番 岩本寺


      3km 45分



PM4:10
窪川警察署への「→」標識。国道から右へ入る。
PM4:10

PM4:30
岩本寺門前。

呼坂トンネルから岩本寺山門の見える所まで、紀州犬を連れたおじぃちゃんが一緒に歩いてくれました。
ありがとうございました。

山門の前の横断歩道を渡って、岩本寺を打ち終えたお遍路さんが歩いて来た。
国道を歩いていた若者お遍路さん。

お疲れさま。宿はこの近くですか?
「これから佐賀温泉まで行きます。今夜はそこで野宿です。」
片方の耳にピアスを着けた、キリリとしたお顔の好青年。
じゃ、気をつけてね。
「ありがとうございます。それじゃ。」

佐賀温泉までここから10km強。
暗くならないうちにたどり着くといいね。頑張ってね、ピアスお遍路さん。
PM4:30岩本寺門前

PM4:33
岩本寺到着。
PM4:33岩本寺

仁王門。
仁王門

境内と鐘楼。
鐘楼

本堂。
本堂

大師堂。
大師堂

大師像と境内。
境内

左、納経所。正面、宿坊入り口。
納経所

納経所。
納経所

本堂、大師堂に参拝を済ませたのが4時50分。
納経所に行くと、浴衣に着替えた人がいた。

宿坊の玄関にいた人に予約してた者ですがと告げると、名前を聞き直ぐ2階の部屋へ案内してくれた。
夕食は6時から1階の広間。

着替えを持って1階のお風呂へ。
階段を下りると広いお勝手の入り口に老犬が寝ていた。

空いてる洗濯機を使わせてもらう。
洗濯、乾燥機¥300-。

お風呂に2人の女の人が入っていた。
髪を洗っていると、歩きですか?と聞かれた。
はい。
「一人で?どちらから?」
あ~。。新潟です。
「まぁ、新潟から来られたの。遠くから大変ね。私たち広島なの。」
二組のご夫婦、一緒の車で廻ってるそうだ。

一人で歩いて淋しくないか、山道は恐くないか、と聞かれた。
少しも淋しいや怖いとも思わない。
一人で歩いてる方が気楽でいいし、疲れたら何処でも気ままに休める。

地図を見ながら歩いてるのって、楽しいですよ。
「歩き遍路は徳を戴きご利益があるって言うし、いつか歩いてと思っていたけど、もうこの年じゃ無理ね(笑)」
え~、そうですかぁ。夫婦でお遍路さんって、素敵じゃないですか。
私はその方が羨ましいですよ。
「それがそんなに素敵じゃないのよ(笑)私たちは2組だから、上手くいってるけど、夫婦二人っきりだとしゅっちゅうケンカになるそうよ。
お互い我が儘を言ったり、ダンナはこっちへ行きたい、奥さんはあっちへ行きたいと言い出したり。そうそう、阿波で会ったあの人たち。」
二人は顔を見合わせ、思い出し笑いをしながら徳島で会ったご夫婦の話をした。

最初は仲のいい二人だったのに、4、5日して同じ宿になったときは別行動になっていたそうだ。
旦那さんは車、奥さんは電車とバスを乗り継ぎ、宿も別。
「今頃、あの二人はどうしているのかしらねぇ。」
もう一人の人が、
「阿波から一緒に廻り、土佐でケンカ、伊予で仲直り、結願で元に収まる。って言うんですって(笑)」

何もお遍路に来てまで夫婦喧嘩することもないだろうに。
可笑しくなって3人一緒に笑い出した。


お風呂から上がり、部屋に戻り本家とあーちゃんpapaに岩本寺宿坊に着いたと電話。

浴衣に丹前を羽織り、6時から広間で夕食。

空いてる席に着くと、向かいに神戸さん。
左隣に立派なおヒゲの山男風のご主人と、綺麗な奥さんのお二人。
その隣に、お風呂で一緒だった二組のご夫婦。
神戸さんの隣に元気なおじさん二人。
お酒を飲みながら、がはは~と笑う姿は、岩手のおじさんにそっくり。
「私たちは岩手からですわ。幼馴染なんですよ。」
と言ったので、これにはビックリ。
豪快な章ちゃんと、しっかり者の龍ちゃんコンビの再現だ。

私の右隣は沖縄からのおじさん二人。
家族からの連絡があり、明日、急遽帰ることになったそうだ。

右端の方に、8人グループ。
神戸さんと私、沖縄おじさんたちが歩き。
他の人たちは車遍路さん。

神戸さんと岩手おじさん、沖縄おじさんたちは、前の宿から顔見知りで盛り上がっていた。
明日で神戸さんも沖縄おじさんたちも帰ることなので、そのうち夕食はお別れ会のようになっていた。



 36km  50,679歩



道の駅あぐり窪川
10月14日


      道の駅あぐり窪川



PM3:40
道の駅あぐり窪川
PM3:40

ベンチにザックを降ろし、まずはトイレ。
お財布、携帯、お数珠、アランたちの写真の入った大事なカバンは持ち歩く。

道の駅のトイレは広く、綺麗に掃除が行き届いてる。
道の駅あぐり窪川

アイスクリーム屋さん。ミルク工房。
「四万十川青のりアイスクリーム」珍しいアイスがあった。
春、安芸の道の駅で「焼きナスのアイス」を食べたことを思い出す。
ご当地限定を食べれるのも、お遍路さんの特権ですね。
道の駅あぐり窪川

四万十川青のりアイスも魅力だったが、四万十栗アイスに。
粒粒の栗が入ってました。
道の駅あぐり窪川

PM3:55
道の駅で15分休憩。
道の駅あぐり窪川




七子峠から道の駅あぐり窪川
10月14日

    七子峠から道の駅あぐり窪川

       12km 2時間45分



ななこ茶屋で昼休憩、30分休んで出発。

峠の茶屋を出ると直ぐに「←」の遍路道標があった。
道標を確認し左の道に入って行く。
右手の国道56号と並んで遍路道が続いている。

小さな集落を抜けると地元の方が書いて下さったのか、手書きで国道へ出るまでの略図と道順の説明が書かれた立て札があった。

「へんろ道 案内」
この道は空海が巡錫の為、通った古道です。左の山すそを、右に国道を見て約3KM歩くと、T字型の場所に出ます。右へ進み、国道を歩いて約1KM、特老窪川荘の前を左に下り、約600M行き、T字型の所を右に折れ、国道へ出て、それから国道を歩いて岩本寺へ行って下さい。 合掌

AM1:00
道標をゆっくり読み、道順を頭に入れ進んだ。
PM1:00 古道標識

PM1:17
木の間から右に見えている国道を、一人で歩いてるお遍路さんの姿が時々見えた。
遍路道に気が着かず、国道を歩いているのかもしれない。
お遍路さんの姿を見かけると、歩いているのは一人ではないと少しホッとする。
PM1:17

PM1:20
かなり前方にお遍路さんの姿が見えた。
この道で良かったのかな?と思っていたときに、お遍路さんの姿を見るとやっぱり間違っていなかったと一安心。
PM1:20

PM1:30
T字路から右へ曲がり、橋を渡って国道に出た。
PM1:30

PM1:40
遍路道を前に歩いていたのは、七子峠の頂上で休んでいた、おじさんお遍路さんだった。
神戸から来られたサラリーマンさん。

「やぁ、早かったね。」
お疲れさまです。
「若いお遍路さん、スタスタ行っちゃったよ。ボクは神戸から来たけど、どちらから?」
国道を歩いていたのは若者お遍路さんのようだった。

あ~。。新潟です。
「へぇ~、新潟からなんだ。富山の人には会ったけど、新潟の人には始めてだ。通しで廻ってるの?」
区切りです。昨日、須崎に入って今朝、大善寺さんからなんです。
「ボクも区切り。あれ~、大善寺に泊まったんだ。ボクは安和に泊まって7時に出発。明日、佐賀温泉で帰る予定なんだ。今回は此処まで。」

朝、民宿安和の前を通って来た。
宿の看板を見ながら通った頃、神戸さんは焼坂峠を歩いてる時間かな。

焼坂峠は越えられましたか?私は国道を歩いたけど。。。
「焼坂峠は通ったけど、大したことはなかったよ。七子峠の登りはきつかったけどね。」
そうかなー。焼山寺を思えば軽いですよ(笑)
「そう言えば焼山寺もきつかったね。昨年のことだから忘れたよ(笑)毎年、春と秋に廻ってるんだ。」

わぁ、同じですね。私も昨年から春と秋に廻ってるんですよ。
何日からですか?
「明日で1週間。休みが1週間しか取れないんだ。今回は夜行バスで高知に入って、31番から。明日、佐賀温泉で疲れを取って帰るよ。」

あ~。。竹林寺さんからですか。
昨日、バスで通ってきました。私は春に36番まで打って多ノ郷で終わったんです。春はお遍路さんが多かったけど、秋は少ないですね。朝、安和駅で逆打ちのお遍路さんにお会いしてから神戸さんで二人目です。
「春は多いよね。花遍路と言うくらいだもの、いい季節だよね。陽が長いし遅い時間まで歩けるのがいいよね。秋は陽が落ちるのが早いし、今年はいつまでも暑いから来月頃に伸ばした人が多いのかもしれないね。」
春って何月ですか?
「5月の連休。」
連休って混むんじゃないんですか?
「それがね、みんなそう思って連休を外すから意外と混んでないんだよ。君は何月に?」
5月って暑かったでしょう。私は3月末から4月に。
来年も5月の連休ですか?
「多分連休だと思う。サラリーマンは1週間の休みを取るのは中々大変なんだ。」

神戸さん、時計を見ながら、そろそろ出発しょうか、と言ってくれた。

私はもう少し休んで行きます。
「それじゃ、お先に。岩本寺で待ってるよ~。」
PM1:40休憩所

休憩所の隣に大きな木「影野のお雪椿」
お雪椿

およそ340年前、修行僧の順安と地頭職の一人娘お雪との純愛物語を伝える銘木で、町の保護文化財に指定されています。
お雪椿

PM1:50
10分休んで休憩所出発。
PM1;50休憩所

窪川町は「霧の町・窪川」といわれ、朝晩よく霧が出るところだそうです。
標高の高い盆地、霧に守られて育つ仁井田のお米はとても美味しいと言われている。
窪川町長の碑

PM2:05
PM2:05

PM2:25
小さな公園があったのでザックを降ろし、10分休憩。
PM2:25

PM2:35
休んでいるとき、国道を歩いていた若者お遍路さんが通り過ぎて行った。
あれ。。先に行ったはずなのにー?どこかで寄り道してたのかな。
PM2:35

PM3:05
仁井田駅標識が見えた。
PM3:05仁井田駅標識

PM3:20
道の駅あぐり窪川まで1kmの標識が見えてきた。
道の駅あぐり窪川 1km

登りの坂道の下、木のイスがあったのでザックを降ろし5分休んで道の駅へ向かう。
PM3:20




七子峠
10月14日


    七子峠

      3km 1時間10分



AM11:18
休日の工場の休憩場所から10分ほど歩くと舗装された道路が途切れた。
AM11:18

七子峠の道標。
七子峠道標

AM11:24
AM11:24

AM11:26
山道に入る。
AM11:26

AM11:30
のんびり写真を撮っていたのは、ここ辺りまで。。。
AM11:30

AM11:35
AM11:35

AM11:40
AM11:40

PM12:00
急坂に息が上がる。
目印を着けた場所まで登り、立ち休憩を繰り返し息を整える。
PM12:00

細い道。
脇に柵があったが一歩足を滑らせたら。。。
PM12:10

最後の登り。ここはきつかった。
流れる汗が目に入る。ハンドタオルはグッショリ。
PM12:16

頂上にたどり着くと見晴らしのいい場所に置かれたベンチに座り、おじさんお遍路さんがザックを降ろし休んでいた。
お遍路さんに会ったのは、安和駅で逆打ちのお遍路さんに会って以来。

「最後の登りはきつかったね。」
おじさんお遍路さん、頂上からの風景をカメラに収めていた。
ホントにきつかったですね。
「今日はどこまで?」
岩本寺までです。
5時までに間に合えばいいかな~なんて。
「ボクも岩本寺の宿坊。同じだね。」

PM12:20
頂上からの眺め。
(葉っぱを撮っていたのかな。。綺麗な風景撮ったつもりでいたのに。。。(^_^;))
七子峠頂上

お昼は済ませましたか?
「ボクはお昼は食べないの。体が重くなるし昼抜きの方が歩きやすいしね。」
お昼を食べないんですかー?
私は七子茶屋でのお昼だけを楽しみに登って来たのに。

それじゃ~と、撮影中のおじさんお遍路さんと別れ峠の茶屋へ向かった。

水が飲みたい!
靴を脱いで裸足になりたい~。。
PM12:25 峠のななこ茶屋

PM12:25
ななこ茶屋にて昼休憩。
ななこ茶屋昼食


ななこ茶屋に入りザックを降ろし、まず冷たいお水をコップ1杯、一気飲み。
もう1杯お水をください~。。。
ようやく汗が引いてきた。

冷たいうどんはありますか?
「ざるうどんですね。やってますよ。」
ざるうどん、ください~。

トイレを借りて鏡を見ると、顔が真っ赤になっていた。
朝、一応化粧をして出てくるけど1時間も歩くと汗で化粧などすっかり取れてしまう。
今頃に日焼けしたら、染みになって取れやしない。。。
はぁ…鏡に写った真っ赤な顔を見ながらため息が出た。


朝6時に大善寺を出発。
約18km、6時間30分掛けて七子峠まで来た。
1時間毎に休憩を繰り返していたし、まぁこんなものでしょうと一人で納得。

自分で決め事を作っていた。
「泣き言は言わない。愚痴らない。疲れたと言わない。」

大善寺さんから戴いた、吉祥塩のご利益のおかげで足の痛みもなく気持ちよく歩けた。
やはり、健康な体には健全な精神が宿るですかね。
体調が良くなければ決め事など思いつかないでいたでしょう。


「四国の人がお遍路さんを助けたり声を掛けてくれるのは、
元気に歩いてる遍路さんに会って自分も元気をもらったと思ってくれるから。
自分たちの代わりに参拝してくれるから大切に思ってくれている。」
(これは私の大好きなお友達、Rさんから随分前に教えてもらいました。)

お遍路だから自分らは特別とか、お接待を当然のように思っているお遍路さんがいるのは事実。
特別なんかじゃない。
四国を歩かせてもらい、感謝しなければいけないのは自分自身。

本当にありがたいことだと思う。
見ず知らずの通りすがりの人に、施しや優しい言葉を掛けてくれるところが他の土地にあるだろうか。
隣近所でも挨拶もしなかったり、子供たちに知らない人は怪しい不審者と言い聞かせてる昨今。

小さな子供がお遍路さん頑張って。
お遍路さん、こんにちは。と声を掛けてくれる。
四国の人たちの優しさは訪れる度に感動する。
自分も人に対して優しくあらねば。
受けた優しさの何十分の一でも誰かにお返ししなくては。

心の奥底に隠していた暗い闇がさらけ出され、四国に入り、この地の空気を吸った途端、少しづつ自分の中の暗い闇に光が当たり、浄化されていくような気がしていた。

自分だけはいつだって正しいと逃げている。
嫌なことや困った結果になれば、それを人のせいにしてしまう。
悪の心が人を傷つけ、憎んだり嫌ったり。

この地の人たちのように、人に優しく常に感謝の心を忘れないでいよう。

ずっと歩きながら思っていた。

こんな殊勝なことを思っているのは四国いる間だけ(笑)
四国にいる間は夢の中の出来事。
現実に戻れば。。。娑婆には厳しい現実が待っている。
いつまでも夢の中で暮らしていたい。。。

あれ~。。。これって愚痴だったかな。
ひとり言です。つぶやきです。



大坂峠
10月14日

    大坂峠
  
      3km 1時間20分




中土佐町立美術館を過ぎ、右の方の先に車の走ってる道路が見える。
さて、国道56号へ行こうか。。
立ち止まって地図を見てると、
「大坂峠の道はこっちだよ。この先へ行くと橋がある。その橋を渡って川沿いに歩いて行くんだよ。」
自転車に乗ったおじぃさん、私が道に迷っていると思ったのか親切に自転車から降りて声を掛けてくれた。

あ~。。この先真っ直ぐですね。
町中を通り過ぎると大坂峠の道標。
峠3兄弟、二つもパスはしちゃいけないね。

AM9:52
大坂峠へ。    
AM9:52

やがて小さな橋が見えた。
大坂橋。
橋の袂でさっきの自転車のおじぃさんが待っていた。
「ここから真っ直ぐ川沿いに歩いて行くんだよ。」
心配してくれ、橋のところで待っててくれたおじぃさん、ありがとうございました。
大坂橋

久礼八幡宮 0.7km 大坂峠休憩所 0.4km 
AM9:55

岩本寺への道標。
岩本寺への遍路道標

AM10:00
大坂休憩場で20分休み。
AM10:00

四国のみち

七子峠へ5.7km

休憩所

休憩所

AM10:30
AM10:30

AM11:00
日曜日で休みの工場の表のベンチで休ませてもらう。
ビニール袋を敷き、靴を脱ぎ裸足になって10分休憩。自販機でお茶を買った。
AM11:00休憩

AM11:10
休憩のときにお尻に敷くのと裸足になって足を乗せるため用にザックのポケットにビニール袋2枚入れてる。
さて、ビニール袋を仕舞って出発。
AM11:10




安和から中土佐町
10月14日

   安和から中土佐町

     8km 2時間5分



安和駅から国道56号へ戻り、少し行くと遍路道の道標があった。
右へ 焼坂峠遍路道 5.6km。
国道直進 4km。
少し迷ったが距離の短い国道へ進む。

焼坂峠、大坂峠、七子峠。
峠3兄弟、一つパス。
AM7:47
AM7:47

AM7:52
国道沿いに鍋焼きうどん屋さん。
「森の駅」の標識が出ていた。
AM7:52

AM8:05
長さ966mの焼坂トンネル。
耳をつんざくような凄まじい轟音が車が通る度、トンネルの中で響き渡る。
AM8:05 焼坂トンネル

AM8:20
トンネルを抜け15分ほど歩くと焼坂休憩所まで1kmの標識が見えてきた。
AM8:20 焼坂休憩所1km

AM8:35
焼坂休憩所。
AM8:35 焼坂休憩所

焼坂休憩所

工事中のそえみみず遍路道の案内標識。
焼坂休憩所

休憩所の床にビニールを敷き雨具に包まり寝ている人がいた。
少し気味が悪かったが肩が痛くなっていたのでザックをテーブルの上に乗せ、10分休憩。
AM8:45 焼坂休憩所

国道から左に入って遍路道を行く。
AM9:00

小さな集落を通る。
AM9:05

集落の道路脇に休憩所。
休憩所向かいのお家のおばぁちゃんが表に出てたので少し休ませてください。と声を掛けた。

休憩所脇の自販機でお茶を買い、靴を脱いで裸足になった。
お茶を飲んでると、おばぁちゃんが小さな女の子の手を引いて側に来た。
小さな女の子が恥ずかしげにおばぁちゃんの後ろからチョコレートを差し出した。
私に?ありがとう!
「どちらからきんさったの?」
新潟です。
「おやまぁ。遠いところから一人で歩いて。うちは何十年も四国に住んでるけど、よう廻られなんのに遠いところから一人で歩いて偉いねぇ。大変だろうが頑張ってね。」
優しいおばぁちゃんと小さな女の子が励ましてくれた。
チョコレート、とっても美味しかったです。
ありがとうございました。
AM9:20 休憩所

そえみみず遍路道の工事案内。
AM9:30

AM9:50
中土佐町立美術館。
AM9:50 中土佐町立美術館

中土佐町立美術館





大善寺から安和
10月14日

  大善寺宿坊有善会館から安和

      4km 1時間16分



6時少し前、身支度を整え静かに階下へ降りた。

表の入り口に鍵が掛かっていたら開けて構わない。と言われていた。
会館の人はまだ休んでおられると思い、音を立てないよう気をつけながら降りて行くと夕食を運んでくれた男の人が玄関の戸を開けて待っててくれた。

外は薄暗く小雨が降っていた。
このくらいの雨なら雨具は要らない。
涼しくて歩くには丁度いいくらい。

お世話になりました。
礼を言って菅笠を被り表に出た。

「大師堂の前を通って突き当たったら右へ曲がると国道56号に出るからね。国道へ出たら左へ曲がって真っ直ぐ行くと新荘川。新荘川の橋を渡ったら左におにぎりを売ってるお店があるよ。」

AM6:00
大善寺宿坊、有善会館前。
AM6:00 大善寺宿坊有善会館前

「これは加持祈祷したお塩とお札だよ。疲れたり痛いところに当てるといい。とても良く効くお塩で、痛みも疲れも取れってくれるよ。汗をかいたときは少し舐めてもいい。お大師の吉祥塩と言うんだ。これを持って行きなさい。この先の長い道中、気をつけて行くんだよ。」
不思議と心身が良くなると言われてる、御加持符の入ったお大師の吉祥塩を持たせてくれた。

ずっと、このお塩をズボンの左のポケットに入れて歩いていた。
帰ってからお塩を出してみたら、お札がボロボロになってました。
ポケットの中から丁度左腿、股関節の下の辺りにこのお塩が当たり、痛みも疲れも取ってくれていたのだと思います。
大善寺さん、ありがとうございました。
吉祥塩

AM6:13
道の駅、かわうその里すさき。
道の駅は10時開店。人の気配はありませんでした。
AM6:13 道の駅かわうその里すさき

AM6:22
新荘川。

橋を渡った左、教えてもらったおにぎり屋さんがあった。
早朝の釣り人や車を止めたお客さんが炊き上がったばかりのおにぎりや湯気の上がってる玉子焼、ペットボトルの飲料水を買っていた。
私もシャケおにぎり1個と玉子焼きの入った1パックを買った。
AM6:22 新荘川

AM6:45
角谷トンネル。
AM6:45 角谷トンネル

AM6:53
久保宇津トンネル。
AM6:53 久保宇津トンネル

AM7:00
小雨はいつの間にか止んでいた。
AM7:00

AM7:07
安和トンネル。
AM7:07 安和トンネル

AM7:16
国道56号から左に上がったところ、JR土讃線安和駅。
想像していた駅とは全々違う、屋根の着いたバスの待合所と変わらないベンチが置いてあるだけの小さな無人駅。

ベンチにおじさんお遍路さんが一人座っていた。
おはようございます。
「おはよう。これから岩本寺?」
はい。
岩本寺へ行かれますか?
「私はこれから須崎へなんだ。」
あ~。。もしかして逆打ちをなさっておられるんですか?
おじさんは逆打ちのお遍路さんだった。

「七子峠で滑って手を擦りむいてしまった。それに足もちょっと捻ってしまったんだよ。仕方がないので電車で須崎に行くことにしたんだ。峠は雨で濡れて危ないよ。大善寺から来たの?」
はい、区切りで昨日多ノ郷に入り昨夜は大善寺さんに泊まって、これからなんです。
峠は滑って危ないから国道を行きなさいって言われました。。。

手は大丈夫ですか?足も痛そう。。。
左手に貼ってる傷バンに血がにじんでいる。
ズボンの膝から足首の辺りまで破け、覗いている脛の辺りが赤黒くなっていた。
履いてる靴も泥まみれになっている。

「大善寺さんの言うとおりだね。七子峠は最後の登りがキツイよ。私のように怪我をしてからでは遅いし国道を私も薦めるよ。
あ~そうだ。久百々はどこに泊まるの?」

下ノ加江の安宿(あんじゅく)さんにと思ってますが。。
「安宿と民宿久百々しか地図には載ってないけど、久百々の手前、安宿の先に新しく出来た宿があるよ。出来たばかりで綺麗な親切な宿、ここはお薦めだよ。安宿も久百々も古くて此処は2軒しかないからちょっとね。。新しい宿は、いさりびって言う宿だよ。」
いさりびさんですね。
地図に書き込んだ。
情報、ありがとうございます。

やがて入ってきた須崎行きの電車に足を引きずりながら乗り込んで行った。
気をつけて。
ホームで手を振る私に逆打ちおじさんお遍路さんも電車の中から手を振ってくれた。
AM7:16 JR土讃線安和駅

AM7:45
電車が出てしまうと、また無人の駅なった。

目の前の海を見ながら、まだ温かいおにぎりと玉子焼きを食べながら、
怪我が大したことがなければいいけど。。。
別れたばかりの逆打ちおじさんお遍路さんの優しい顔を思い出していた。
AM7:45





多ノ郷から大善寺
10月13日

   多ノ郷から別格五番大善寺

      3km 1時間  



多ノ郷駅に4,5人の地元の人が降りた。
地元の人の後に続き電車から降り、構内のベンチにザックを降ろす。
パーカーを脱ぎ、半袖のTシャッツの上にザックの中から直ぐ出せるように1番上に入れておいた白衣を着る。

春に此処でのりこさんと別れた。
私は高知へ。
のりこさんは大善寺へ向かった。

手を振って別れたときのことが数分前の出来事のように思い出され、笑っているのりこさんの顔まで目に浮かぶ。

のりこさんが歩いて行った道を、これから歩き始める。
多ノ郷から秋遍路の始まり。

PM2:40
駅を出て左に曲がると多ノ郷の小さな町並み。
真っ直ぐ進むと、やがて国道56号に出る。
PM2:40多ノ郷駅前

PM3:02
国道56号に出て左に曲がり、南へ向う。
右手に須崎警察署、須崎市役所の標識。
PM3:02R56

松山までのキロポスト。
キロポスト

須崎警察署。
須崎警察署

1km先、「道の駅かわうその里すさき」標識。
PM3:20

PM3:25
大善寺の標識。信号から左へ入る。
国道真っ直ぐに須崎トンネルが見えた。
PM3:25

PM3:20
大善寺宿坊、有善会館に到着。
予約してた名前を告げ、荷物を置かせてもらう。
納経帖、線香ロウソクをバッグに入れて本堂へ。
大善寺は四国別格二十霊場第五番札所、四国三十三観音霊場第十四番札所で、「二つ石大師」や「ぼけ封じ観音」として信仰されている。
会館から真っ直ぐ進み、突き当たって右へ曲がると大師堂のへの石段。
PM3:30 大善寺大師堂

急な石段を登った頂上、突き当たりに本堂、納経所。
本堂へ

石段の途中に、二ツ石大師像とぼけ封じ観音像が立っている。
二ツ石大師

境内の水屋。
水屋

本堂隣の納経所。
PM3:45 納経所

境内からの眺め。須崎港。
右手に身代わり地蔵。
須崎港

境内に並ぶ石仏。
境内

大師堂脇の石段を降りる。
PM3:50

大善寺真向かいにある柳屋旅館。
大正ロマン、風情のある建物。
柳屋旅館


納経所から下へ降りるときに気が着いた。
会館脇から本堂への、とても恐ろしげな乗り物、モノレールがあった。
写真を撮ってないので説明は難しいけどが、「乗り物」というより「移動機械」。
定員4人の箱(?)に入り、急な斜面を登って行く。
足の不自由な人や高齢者には助かる乗り物なのだろうが、その乗り物を見ただけで恐ろしく、私にはとても乗る勇気もありません~。。。
乗ってる自分を想像しただけで鳥肌が立った。


会館に戻り、お風呂場トイレの説明を聞いて2階の部屋に案内された。
お風呂は受付の奥、5時から。
トイレは2階の部屋の並び。

部屋に入り、まずはザックの中身の整理。
使っていたバッグの中身を全部出し、遍路カバンに入れ替える。
バッグ、パーカー、ジーンズをザックの一番下、洗面道具、下着、タオルを上に入れ直し納経帖、線香ロウソクも取り合えず必要ないのでザックの中へ。
荷物の整理をし、白衣と輪袈裟をハンガーに掛け、白ズボンに履き替えた。

本家とあーちゃんpapaに無事、大善寺に着いたと連絡。
携帯とカメラの電池の充電。
時間と使ったお金のメモを書いてると、お風呂に入ってと受付から連絡があった。

夕食は6時。
泊まりは私一人だからと、食事を部屋まで運んでくれた。

夕食を運んでくれた会館の人に朝食はどうするか聞かれた。
地図を見ながら明日のコースの相談に乗ってもらった。

予定では、明日は大善寺から土佐久礼まで。
かわうその里で少しゆっくりし、安和から焼坂峠を越え国道56号に出て土佐久礼で1泊。
宿はまだ決めていない。
そう言うと、呆れかえった顔をしながら、
「土佐久礼で1泊!?此処から土佐久礼までどんなに遅くても3時間もあれば行けるよ。
此処をゆっくり出ても午前中に着いてしまう。
須崎に宿を取った人はみんな岩本寺まで行くよ。足の早い人で佐賀温泉まで行く人もいるのに。
焼坂峠、大坂峠、七子峠は道が悪く、滑ったりして危ないから国道を行きなさい。国道を行けば峠越えより距離も短いし道もいい。
大坂峠は最初は揺るいから油断するけど登りが険しく、こーんな大きな岩がドーンと立ちはだかって胸の辺りまである岩によじ登って行くんだよ。滑るし危ないから峠越えは薦められないね。」

土佐久礼の先は岩本寺まで宿はなく、土佐久礼に泊まらなければ大善寺から岩本寺まで約34km。
初日から飛ばして股関節を傷めた春遍路。
また途中で歩けなくなってしまったら。。。
東洋町役場前から室戸までバスに乗ったときのことを思い出す。
あのときと同じ失敗を繰り返したくはない。

今回は大善寺、次に土佐久礼、その次に岩本寺と体と足が慣れるまで距離を短く取っていた。
どうしょう。。。
地図を見ながら考える。
焼坂峠、大坂峠、七子峠。
”こーんな大きな岩”と言うとき、「これくらい大きな岩」と大きな腕を広げ脅かされ少しビビッてしまった。

よーっし、決めた。
明日は言われたように国道を歩くことにしょう。
もし峠で動けなくなってしまったら、前にも後にも進むことも出来ない。
同じ失敗はしたくはないが、国道ならいざとなれば電車やバスがある。

明日は6時に出発します。
朝食は要りません。

「土佐久礼の先に、早くからおにぎりや朝飯を作って売ってるところがあるからそこで朝食にしたらいいよ。此処でもおにぎりで良かったら用意できるけどね。」

朝食は断り、6時出発に決めて清算をしてもらった。

大善寺
夕食のみ1泊 ¥6,000-

11,989歩





須崎多ノ郷へ
10月13日

  新潟→大阪伊丹→高知竜馬空港→高知駅→須崎多ノ郷



朝7時に家を出て新潟空港へ。
あーちゃんpapaが搭乗手続きを済ませてくれた。
ザックと金剛杖を手荷物に預け、菅笠を持ち空港ロービーで朝食。

春まではANAで伊丹へ行ってたが高知空港の乗換えがあるので1時間早いJAL便に乗る。
伊丹空港JALの到着は北ターミナル、高知へは南ターミナルのANA便に乗り換え。
荷物を一旦受け取り北ターミナルから南ターミナルへ移動、それからもう一度ANAで搭乗手続きをし高知竜馬空港へ向かう。

電車の乗換えでもオタオタしてるのに飛行機の乗換えなど始めての経験。
大丈夫だろうか。。。
高知龍馬空港から空港リムジンバスで高知駅へ、高知駅からJR土讃線須崎行きの電車で春遍路を終えた多ノ郷へ。

高知竜馬空港リムジンバス、高知駅行きとJR須崎行きの電車の発車時間は事前に調べてある。

JAL2240便 新潟(発) 8:20→大阪伊丹(着) 9:30

ANA1609便 大阪伊丹(発) 11:05→高知竜馬空港(着) 11:50

高知竜馬空港バス(発) 12:15→高知駅(着) 12:49

JR土讃線須崎行き 高知駅(発) 13:41→多ノ郷(着)14:51

高知駅で約1時間の待ち時間。

予定通り行けば懐かしい高知駅で昼食のはず。


あーちゃんpapaに見送られ、13日秋遍路出発。

伊丹空港から乗り換えも順調、高知竜馬空港へ予定通りの時間に到着。
予定通りはここまで。。。

AM11:51
高知竜馬空港。
AM11:51高知竜馬空港

高知竜馬空港

荷物を受け取ると出口に高知駅行きのバス。

12時発→高知駅行きのバスに乗った。

AM11:53高知竜馬空港

バスの窓から外の風景を眺めていた。
あ~。。ここは。。。
国道56号に入ったとき、見覚えのある風景に小さく声をあげた。

南国市。。野市町。。。
春に歩いた道だ。
丸米旅館に向かうとき、「R56 高知竜馬空港」標識を見ながら右へ行った。
思わず後ろを振り返る。
自転車に乗った女の子二人が先導して丸米旅館に案内してくれた。
あの100円ショップの駐車場はもう通り過ぎていた。

国道56号からまた別な道路に曲がり、バスは町中を走っている。
あぁ。。左手に五台山が見えた。山頂の鉄塔が見える。
ホテル土佐路を探した。
右側を見たがホテル土佐路の建物も朝、おにぎりを買ったローソンも見つけられなかった。

はりまや橋を通った。
道路向かい、からくり時計。
この風景も知っている。

駅前に春遍路最後の日に泊まったホテルが見えた。
懐かしさが胸いっぱい広がった。

高知駅12:38着。

須崎行きは1時41分ですよね?
改札の人に聞くと、
「あの電車です。切符は中で買ってください、急いで!直ぐ発車します。」
改札口の直ぐ前に止まってる電車を指差され追い立てられた。

電車に飛び乗ると直ぐに発車。
昼ご飯は食べ損ねた。。。


PM2;20
高知駅から17番目の停車駅、懐かしの多ノ郷駅着。
PM2:30須崎多ノ郷駅





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