アランと一緒に四国遍路。

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7日目-3・29番国分寺から30番善楽寺
4月5日。
29番国分寺(出)AM10:55→30番善楽寺(着)PM1:00

  
   29番国分寺→30番善楽寺
    
      7km。2時間5分。



AM11:00。扇屋さん。
29番門前にある巡拝用品・扇屋さんの主人。
AM11:00 扇屋

AM11:05。
AM11:05

AM11:10。
AM11:10

AM11:20。
AM11:20

AM11:55。薬局。
AM11:55

PM12:10。休憩。
男のお遍路さん、お店が閉まっていたので休憩せずに歩いて行った。
PM12:10

PM12:35。逢坂峠。
高知市。
PM12:35 逢坂峠

PM12:45。県道384。
はりまや橋7km。高知駅6km。
PM12:42

PM1:00。
30番 善楽寺到着。
PM1:00 30番善楽寺

水屋。
水屋

本堂。
本堂

大師堂。
大師堂

納経所。
納経所

梅見地蔵堂。
梅見地蔵堂

子安地蔵堂。
子安地蔵堂

絵馬代わりのお地蔵。
絵馬代わりのお地蔵


29番国分寺出発11時55分。

金剛杖の布のカバーがほつれてきていた。
巡拝用品を置いてあるお寺さんもあるが29番直ぐ前の遍路巡拝用品専門店、扇屋さんで買おうと思ってそのままにしていた。

昨年春、発心堂さんで揃えた遍路用品。
思い入れもある。
納経帖も重ね印になっている。
お杖もずっと一緒。
布のお杖カバーは雨に濡れ、握るところがほつれ糸が出ている。

濃い紺地に花柄のカバーを買った。
ご主人が金剛杖のカバーの上から被せて結んでくれた。
鈴が2個着いている。今まで着いてた鈴と合わせて3個。
歩く度にチリリンと澄んだ音がした。

29番仁王門を背に田圃の畦道を進む。

50分ほど歩くと県道に出た。
足と肩が痛い。足の痛みは我慢できるが肩の痛みがきつい。
大きな道路に出ると病院の薬局があった。
トイレをお借りした。
待合室のイスで左足のテーピングの張替え。

薬局の人にお礼を言って15分ほど歩くと休憩所があった。
たこ焼き、焼きそば、お好み焼き。
看板が出てるけどお店は開いてない。
自販機で水を買ってザックを降ろす。
背中が汗でビッショリ。

12時半、南国市から高知市に入った。
県道384へ出ると京都さんたちの後姿が見えた。

県道から左へ折れ、住宅地へ入る。
住宅地へ入った途端、迷子になった。
同じような道を曲がったりグルグル歩いてようやく30番にたどり着いた。
1時、30番 善楽寺到着。

参拝、納経を済ませベンチで休憩。
自販機でお茶を買いカロリーメイト昼食。
風がとても気持ちよかった。

先に着いていた京都さん、先達おじさんグループが出発して行った。
団体さんで賑わっていた境内もいつの間にか静かになっていた。

50分休憩。




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7日目-2・へんろ石饅頭・山崎商店から29番国分寺
4月5日。
へんろ石饅頭・山崎商店(出)AM9:35→29番国分寺(着)AM9:55


へんろ石饅頭・山崎商店→29番国分寺。

   1.5km。20分。


  
AM945。国分川。
AM9:45 国分橋

「土佐日記」の作者・紀貫之。
国分川

AM9:48。
AM9:48

AM9:55。
29番国分寺 仁王門。
AM9:55 国分寺仁王門

境内の枝垂桜。
国分寺境内 枝垂桜

本堂。
AM10:06 本堂

大師堂。
AM10:11 大師堂

中門。
中門

納経所。
納経所

境内。
境内


お饅頭屋さんから10分ほど歩くと国分川。
国分橋を渡ると29番への標識。
国分寺通のバス停から左。
駐車場へ入って行く大型バスやマイクロバスが見えた。

9時55分。29番国分寺仁王門到着。

仁王門を入ると境内に見事な枝垂桜が満開だった。
参拝を済ませたお遍路さんたちが休憩をしたり写真を撮っていた。

桜のベンチの下にザックを下ろし本堂、大師堂へ参拝。
中門を潜り納経所へ。

荷物を置いたベンチに戻り休憩。
見事な枝垂桜、一人で見てるには勿体無い。
携帯で写真を撮りあーちゃんpapaに送った。
新潟は寒さが戻り桜の開花が遅れている、綺麗な桜の写真ありがとうと返信が来た。

自販機で茶を買って遍路饅頭を食べた。
気持ちのいい風が吹き、桜の花の下で食べるお饅頭は美味しかった。
いつまでもここで桜の花を眺めていたい。
このまま横になったら気持ちいいだろうな。

少し離れたベンチに座っていた京都さん(女の人二人連れお遍路さん)たちが身支度を始め、手を振って声を掛けてくれた。
「お先に~。またね。」
お気をつけて。私も手を振った。

時計を見ると10時45分。
国分寺で30分休憩。

10時55分、国分寺出発。









7日目-1・丸米旅館からへんろ石饅頭・山崎商店
4月5日。
丸米旅館(出)AM6:45→へんろ石饅頭・山崎商店(着)AM9:25


 丸米旅館→へんろ石饅頭・山崎商店休憩。
    8.5km。2時間40分。



AM6:45。
丸米旅館、ロビー。
右手のトイレ隣に階段。2階の部屋へ。
AM6:45

丸米旅館の女将さん。
向かって左の部屋が広間。食事を戴いたお部屋。
丸米旅館女将さん

AM7:00。龍馬歴史館。
朝早い時間でまだ開館前。
入り口の写真だけ撮らせてもらった。
AM7:00龍馬歴史館

龍馬歴史館

AM7:30。29番への標識。
28番、登リ口の前を通り過ぎ、左へ入り橋を渡り右へ進む。
AM7:30

AM7:35。
集落へ入る。
AM7:35

AM7:50。
電柱にも遍路標識。
AM7:50

AM7:55。
遍路標識。
AM7:55

AM8:20。
AM8:20

AM8:25。
畑の中の遍路標識に下げた入れ物の中、29番までの手書きの地図が入っていた。
AM8:25

AM8:40。
森本畳製作所さんのご好意で、お遍路さんに提供されている休憩所。
AM8:40

AM9:20。へんろ石饅頭・山崎商店。
有名なお饅頭屋さん。
1個¥120-。3個入りと6個入。
AM9:20 へんろ石饅頭・山崎商店

遠くからでも目に付く看板。
へんろ石饅頭・山崎商店


身支度をし荷物を持って6時20分に下の広間へ。
4人連れのお遍路さんたちが朝食を済ませ、お先にと出発。

東京さん、東京Ⅱさんの姿は見えない。
もう出かけたようだ。
一人で朝食。

ご飯と味噌汁。焼き魚と目玉焼き。漬物。サラダ。

緩々と朝食を済ませ、清算。
今夜の宿、決まってなければとホテル土佐路のパンフを見せてくれた。
「パンフ持参、100円値引き」と書かれてある。
高知市内の駅前のホテルか厚生年金会館、サンピア高知にと思っていた。
土佐路なら31番に近い。
今日は市内の29番と30番を打つだけ。
距離を計算すると22kmくらい。夕方までにホテルに着けばいい。

今夜の宿、決まり。
女将さんから予約を入れてもらった。

丸米旅館。
料金、1泊2食付。¥6,500-。
洗濯機、乾燥機使用料¥300-
綺麗なお部屋にトイレ洗面所付き。
お風呂は広くて明るい。シャンプーリンス、ボディシャンプー付き。
お薦めの宿です。

6時45分、女将さんに見送られ出発。
昨日、28番へ向かった同じ道を行く。
途中に東京Ⅱさんが話していた龍馬記念館、「龍馬歴史館」があった。

1時間歩くとザックのベルトが当たる左肩が痛くなる。
休む場所がない。
よいしょっ。ザックを背負いなおし立ち休憩。
前方に二人連れのお遍路さんの姿が見えた。
昨日の女の人二人連れさん。

物部川を渡ると又集落。
2時間ほど歩くと表に「遍路休憩所」の看板のある畳製作所。
森本畳製作所さんのご好意で提供されている休憩所。
ガラス戸を開けると畳が敷いてある。
靴を脱ぎ裸足になって畳に座り込む。15分休憩。
机の上にノートが置かれてる。
中を見ると、お札がびっしり貼ってある。
私もお札をノートに貼り、日付を入れて名前を書いた。
”休ませてもらいました、ありがとうございます。2007・4・5 HAL&Aran”
遍路標識の入れ物に入っていた地図も地元の方たちの手書き。
休憩所や地図、とてもありがたかった。地元の方たちのお接待に感謝。

畳屋製作所さんの休憩所を出ると後ろから先達おじさんグループの姿が見えた。

JR土讃線の踏切を渡り右ヘ曲がる。
やがて「へんろ石饅頭」の看板が見えてきた。

お店に着くと、女の人二人連れお遍路さん、お饅頭を食べながら休憩中。
「おはよう。ここでトイレを借りられるよ。」
おはようございます。
荷物を奥のイスに降ろし、”へんろいし饅頭”を注文、トイレを借りる。

お店に戻ると、先達おじさんたちも到着しトイレの順番待ちをしていたりお饅頭を注文していた。

外の自販機でお茶を買い、出来立てアツアツ、フカフカのお饅頭を食べ休憩。

二人連れお遍路さんが出発し、その後先達おじさんグループも出発。
みんなが出発した後、9時35分出発。
20分休憩。








6日目-3・夜須道の駅から丸米旅館から28番大日寺
4月4日。
夜須道の駅(出)PM1:00→丸米旅館(着)PM3:00→28番大日寺(着)PM3:30→(出)PM4:00→丸米旅館PM4:30

   11.5km。3時間30分。



PM1:00。
夜須道の駅から遍路道へ。
PM1:00

PM1:52。香南町役場夜須支所。
トイレをお借りした。
PM1:52 香南町役場夜須支所

PM2:42。
右→R22香南町市街。左→R55高知、高知竜馬空港。
真っ直ぐ見える建物、黒潮ホテル。
PM2:42

女の子二人が道案内してくれた。
道案内をしてくれた女の子たち

PM3:00。丸米旅館。
PM3:00 丸米旅館

PM3:05。信号から右へ。
「のいち動物公園。龍河洞。竜馬歴史館。」案内標識。
PM3:05

PM3:10。
R22。
PM3:10

PM3:18。
PM3:18

PM3:26。
PM3:26

PM3:30。
PM3:30

PM3:33。
28番大日寺 仁王門。
PM3:33 28番大日寺 仁王門

本堂と境内。
大日寺 本堂と境内

本堂。
本堂

大師堂。
大師堂

鐘楼。
鐘楼

納経所。
納経所


1時、夜須道の駅から遍路道へ。
遍路道から住宅地を抜けると国道へ出た。
1時間ほど香南町の町中を歩いていくと役場があったのでトイレをお借りした。
国道沿いで休憩場所もない。
消防署の向かいに、かとりさんの看板。
ここは料理が良いと遍路サイトに載っていた。

2時40分過ぎ、国道55線と22号線の別れ道。
さてどっちだ。
55号を行けば高知、高知竜馬空港。右の22号は香南町市街となっている。
こっちだね。
道路沿いの¥100ショップの駐車場で地図を見てると、自転車に乗った女の子二人。
「ね、どこへ行くの?」
え~とね、丸米旅館へ行きたいんだけど知っている?
「あ~、お遍路さんが泊まる旅館でしょう。知っているよ。連れてってあげるから着いてきて。」
可愛い女の子が自転車に乗って先導してくれた。
時々振り返りながら、こっちだよ、もう直ぐだよ~。声を掛けてくれる。
危ないから、前を見てて。着いて行くから。
黒潮ホテルの建物を左に見て、川を渡ると丸米旅館の看板が見えた。
「ほら、あそこだよ。ここから真っ直ぐだから。」
ありがとう。気をつけて帰ってね。

丸米旅館3時到着。
旅館の前に東京さんがいた。
え~っ!ずっと姿は見なかったのにいつの間に先に着いていたんだろう。
「体調が悪く歩けなくなって夜須から電車で来たの。ここは3時過ぎないと入れてくれないんだよ。私1時間も待っているの。もう直ぐ入れてくれると思うから部屋で休んでいるわ。早く着いた人、荷物を置いて28番へ行ってるよ。あなたもそうしたら。」
そっか、電車だったのか。
朝から体調が悪いって言ってたね。

丸米旅館の玄関の上がり口に荷物が置いてある。
大日寺まで3キロくらい。私も荷物を置かせてもらって行ってこよう。

ザックから納経帖、ろうそく線香を遍路カバンに詰めて出発。
背負う荷物がないだけで体も足も軽くなる。

旅館の前を行くと信号。
信号から右へ曲がり香南町役場前を通り左へ曲がる。
小学校があって、また右へ曲がると大きな道路、国道22号線へ出た。
後は真っ直ぐ。
龍河洞の標識があった。7km。
行きたかったところ。二重丸をつけている。
7kmは歩けない。。。諦めた。

丸米旅館から30分ほどで大日寺に着いた。

参拝納経を済ませ写真を撮ってると、清月旅館で一緒だった女の人二人連れお遍路さんがベンチで休憩していた。
あ~、早いですね。
「私たちはゆっくりよ。あちこちで休憩ばかり。あなたこそ早いわね。時々見かけたのよ。喫茶店でコーヒー飲んでたらあなたがスタスタ歩いて行ったわ。随分慣れた歩き方をしているって二人で話していたのよ。」
私がですか?足も肩も痛くてヘロヘロしながら歩いていたのに(^_^;)
「宿はどちら?私たちはこの直ぐ下のきらくさん。ここだと明日が楽でしょう~。」
米丸旅館です、これから又戻ります。荷物を置かせて貰ってきたからとても楽でした。
民宿きらく。
東京Ⅱさんが泊まりたいと言ってたけど取れなかった宿。
お二人さんは早くに予約したんだろうね。
この人たちも米丸旅館だったら又東京さんと鉢合わせになる。
別々でよかった。
「それじゃ、気をつけてね。又どこかでお会いしましょう。さぁ、お風呂へ入って足を伸ばさなくちゃ~。」
お気をつけて。
この先の爪彫薬師さんに行きたいけど、山道を歩かなければいけない。
荷物がないのだから歩けそうだが帰りがきつくなる。
戻って休みたい。私もお風呂だ。

帰りは30分で丸米旅館に戻った。
女将さんが2階の部屋へ案内してくれた。
フローリングの廊下で一部屋一部屋鍵が掛かる。
階段を上がって直ぐの部屋。
トイレ洗面所が着いて8畳の綺麗な部屋。

夕食は6時から。お風呂が2箇所。
並んだ部屋の前を通り、右にお風呂。脱衣所に洗濯機と乾燥機。
洗濯機が200円、乾燥機100円。
脱衣所の先がお風呂場、鍵が掛かって使用中。
廊下から真っ直ぐ行った先にもお風呂。
どっちでも好きな方を使ってと言われた。

洗濯機が空いていたので先に洗濯。
部屋に戻り、洗濯物を持って脱衣所を開けると東京さんがお風呂から上がったところだった。
「広くて大きなお風呂だよ。鍵も掛かるし。混まないうちに入ったらいいよ。着替え持っておいで、ここで待っててあげるから。」

鍵を掛け、一人で入っているのが申し訳ないような広くて大きなお風呂。
洗い場もシャワー、蛇口が4箇所着いている。
髪を洗い広いお風呂で手足を伸ばす。
1日の疲れも足や肩の痛みが取れていく。
28番へ行ってきたし明日はゆっくりの出発にしょう。

お風呂から上がり終わっていた洗濯物を乾燥機に入れ部屋へ戻った。
部屋の洗面所にはドライヤーも置いてある。
丸米旅館、お薦め宿。

乾燥機の洗濯物を取りに行くと6時過ぎていた。
浴衣の上に丹前を羽織り下の広間へ。
広間の右手のテーブルに4人連れ。
「あ~、奇跡の人もここだったのね。」
反対側のテーブルに東京さんともう一人、東京Ⅱさんが座ってビールを飲んでいた。
みんな浴衣に丹前。

何時頃、着いたんですか?
「2時頃かな。荷物を置かせてもらって竜馬記念館を見学して28番へ行って来たよ。あなたは何時頃着いたの?」
夜須でお昼休憩1時間、3時頃着きました。
お昼、鎌倉さんとご一緒でした。12時半に集合とか言ってましたね。

東京Ⅱさん。
「私、お昼は食べなかった。夜須の道の駅は寄らずに来たの。町へ入って喫茶店で休憩、ドーナッツご馳走になったよ。」
東京さん。
「私、体調が悪くて夜須の道の駅で休んで電車できたのよ。朝から食べると体が重くなるし残すのも悪いから朝は食べない方が良いね。明日、どこまで行くかまだ決めてない。」
東京Ⅱさん。
「区切りですか?」
東京さん。
「去年は来れなかったけど一昨年、23番まで回ったのよ。3月29日に鯖大師から1週間、そろそろ帰らないといけない。あなたはどちらから?」
東京Ⅱさん。
「私は東京です。」
東京さん。
「あら、私も東京よ!どこ?」
東京Ⅱさん。
「うふふ~。東京も広いですよね。どちらですか?」
人に尋ねるならまず自分からですよね。。。
東京さん。
「町田の方、この人は新潟からなのよ。」
東京Ⅱさん。
「青梅市です。」
東京さん。
「あ~、青梅なんだ。お札交換しましょうね。帰ってら連絡するわ。」

7時過ぎ、食事を終えて部屋へ戻り洗濯物をたたみ、押入れから布団を出し寝転んでいるうちに眠っていた。









6日目-2・赤野休憩所から夜須道の駅
4月4日。
赤野自転車休憩所(出)AM8:15→夜須・道の駅(着)AM11:50

  8km。3時間35分。



AM8:20。
AM8:20

AM8:29。遍路休憩所。
AM8:29

AM8:30。
マネキンお遍路さん。
遍路本や遍路サイトに載っている有名な休憩所。
AM8:30 遍路休憩所

はーけんさん。
AM9:05 はーけんさん

AM9:52。
AM9:52

AM10:05。休憩所。
AM10:05 休憩所

AM10:15。
ベンチに荷物を降ろし10分休憩。
AM10:15

阿佐線(ごめん・なはり線)の電車。
AM10:32 阿佐線(ごめん・なはり線)電車

サイクリングロード案内標識。
AM10:42

AM10:47。ビュー二分の一の駐車場。
コーヒーレストラン。
AM10:47 ビュー2分の一

AM10:49。
AM10:49

AM10:57。香南町。
AM10:57 香南町

AM11:05。夜須町。手結山への標識。
AM11:05

AM11:47。道の駅夜須。
AM11:47 道の駅やす

夜須・道の駅
道の駅やす

夜須駅。
夜須駅


8時15分、赤野休憩所から15分ほど歩くと「お接待所」の立て札。
中に入ると先に歩いて行った東京さんが休んでいた。
私も荷物を降ろし休憩。
コーヒー、お茶、みかん、文旦、お菓子。
食べ物や飲み物とテーブルの上にノートが数冊。
ノートをめくると昨日の日付で神戸さんの名前があった。
神戸さん、昨日ここに寄って行った。
肝っ玉かあさん、元気に歩いておられる。嬉しかった。

東京さんは休憩所の中に張ってある色紙の写真を撮っていた。
「良いことがいっぱい書いてあるわ。あ~!菅直人さんの色紙だ!大阪の娘に見せてやろう。」

おはようございます。とお遍路さんが入ってきた。
あれ~。昨日、会った若い男の人だ。
色紙の写真を撮っていた東京さんに声を掛ける。
昨日キャンディー戴いたお遍路さんですよ。

和歌山からこられた専門学校の学生さん。

18歳と聞いて東京さんは感動。
「男の子はしっかりしてるね。女の子は話し相手にはいいけど、家の娘は大阪に嫁いでいるけどいつまでも親を頼ってばかり。やっぱり男の子はいいわね。」

「若いのに、お遍路に出るきっかけは何だったの?将来は何を目指すの?」
「父が何年か前にお遍路に回ったんです。話を聞いててボクもお遍路に回りたくなったから。」
ニコニコ笑いながら東京さんの相手をしていた。
「そうなの。お父さんがお遍路に。若い人がお遍路に回るってとても良いことよ。いろんな人の話を聞くってとても大事なこと。きっと、あなたにプラスになることばかりよ。あなたのような若い人がもっと大勢いてくれたら素晴らしいのだけど。」

すっかり気に入って話し込んでいる東京さん。
話し相手はお任せして私は先に出かけよう。
ノートに記帳。
”コーヒーご馳走になりました。ありがとうございました。2007・4・4 HAL&Aran”

ノートを二人に渡し、身支度。
荷物を背負いながら一足先に出かけます、声を掛けた。
話しながら渡されたノートをめくっていた東京さん、昨日の日付の千葉さんの名前を見つけビックリしていた。
「ね、これ千葉さんの名前よ。昨日の日付になってる!」

休憩所から30分くらい歩いていくと、ワンコと日向ぼっこをしているおじぃさんと小さいワンコを抱いた散歩の人に会った。

おしゃべりしたりワンコの写真を撮ってると、東京さんと話していたお遍路さんがスタスタ歩いてきた。

「ボク、はーけんと言います。ノートにHALって書かれてましたね。」
そう、HALです。さっき撮らせてもらったお写真、私のHPに載せてもいい?
「構いません。HPですか?アドレス教えてください。」
え~と、ハスキー犬、アランでYahooでもGoogleでも検索掛けると出ますから。
「ハスキー、アランですね。わかりました。ありがとうございます。」
こちらこそ、ありがとうございました。お写真、ボカシを入れた方がいいですか?
「別にボカシなんていりません。そのままでいいです。それじゃ。」
笑顔の素敵なはーけんさん。またどこかで会えるといいね。

大きな荷物を背負ったはーけんさんの姿、しばらくすると見えなくなった。

10時少し過ぎ、トイレと休憩所があった。
ベンチに荷物を下ろしていると4,5人のお遍路さんグループがやっててきた。
東京さんかと思ったら、先達おじさんだった。
「トイレ休憩だ。10分休むよ。」
神峯寺でおにぎりを一緒に食べていたお遍路さんの他に、背の高い男のお遍路さんと女のお遍路さんも増えていた。
「足は大丈夫かい?」

次の休憩所はどこどこで何キロ先、トイレはこの後しばらくないからね。
先達おじさんが説明していた。

こんな風にして歩いてる人たちもいるんだ。
ベテランお遍路さんに道案内してもらい着いて行けば道に迷うこともない、宿の手配もお任せできる。
私は地図を見てても道に迷ったり遍路道から外れていたり。
その度に人に道を尋ねていたが、それがとても楽しかった。
分かれ道などで地図を見ていると、こっちの道だよと地元の人が教えてくれた。
車を止めて、教えてくれる人もいた。

先達おじさんの後を着いて行くだけなら、団体さんのツアーと変らないような気がする。
私は群れるのは好きじゃない。
やっぱり一人で歩いてる方がいい。

「まだ休憩かい?先に行くよ。」
先達おじさんグループが出発。
手を振って、ゆっくりして行きますから。
後ろから歩かれるのは気になって仕方がない。
先に行っても、直ぐに追いつかれるだろう。私はゆっくりでいい。

遠くに見える先達おじさんグループの姿が突然見えなくなった。
広い駐車場の先にガラス張りの建物。
ビュー二分の一の看板。
遍路サイトに載っている、コーヒーレストラン。
寄るつもりで地図にマーカーを入れてあった。
先達おじさんグループはここで休憩なんだ。

建物を見て驚いた。
海にガラス張りの建物が半分突き出している。それで店の名前が二分の一なのか。
絶好のビューポイント。
が、私にはとても無理。
海に突き出している建物の中に入る勇気はない。
想像しただけで恐ろしい。
足元に海。目の前に海。腰掛けてるイスの下が海になっている。
ひぇ~!そんなところに私が入れるわけがない。

休憩は諦めた。夜須まで歩こう。
香南町に入った。
手結山の標識から細い道に入る。
道路脇に女の人が休んでいた。
先達おじさんのグループに中にいた人だ。

肩が痛くなっていた。
私も道路脇に荷物を降ろし靴を脱ぎ裸足になった。

「夜須の道の駅まで3キロくらいだね。夜須まで歩こうと思ったけど休まないとだめだわ。」
そうですね、私も肩が痛い。あの。。みなさんと一緒じゃなかったんですか?
「みんなって?あ~あの人たちね。私は連れじゃないのよ。たまたま歩いてて一緒になって休憩のときお話しただけで一人旅よ。ベテランお遍路さん、みんなの道案内してるね。
ね、もしかして、奇跡のお遍路さんってあなたのこと?」
ー?。。。
「Mさん(先達おじさん)が言ってたの。奇跡のお遍路さんがいるって。あなたのことなのね。」
なんじゃそれ。。。
先達おじさんさんたちの間で、私は奇跡のお遍路と呼ばれているらしい。
説明するのも面倒で笑いながら聞いていた。
「Mさんたち、どこかで休憩なのかな」
ビュー二分の一って素敵なコーヒーレストランに入られましたよ。
「そんな素敵なところがあったんだ。それは残念。奇跡のあなたはどちらから?」
新潟です。
「新潟ー。私は東京。今夜の宿は取ったの?」東京Ⅱさん。
いえ、まだです。かとりさんか黒潮ホテルかな。。。
話してると、先達おじさんグループがやってきた。

「こんな道端で休憩かい。後30分くらいで夜須の道の駅がある、そこでお昼だ。」
ちょっと休んでいきます。
背の高い男のお遍路さんが荷物を降ろして隣に座った。
「宿は決めましたか?」
「私は丸米旅館。でも、大日寺の下のきらくさんに取れば、明日が楽なのよね。あそこは4部屋しかないからと昨日断られたの。もう一度電話してみようかな。」
東京Ⅱさん、きらくさんに電話したけどやっぱり断られ、しょうがないかとつぶやいていた。

「僕とMさんと○○さんは黒潮ホテル。他の人は黒潮ホテルとかとりさんって言ってましたよ。かとりさんじゃ近過ぎますよ。」
「土佐龍さんも人気の宿なのよね。」
「あ~、あそこは廃業したとMさんが言ってましたよ。あっ、もう行かなくちゃ。またMさんに叱られる。」
笑いながら背の高いお遍路さん、ザックを背負うとお先にと歩き出した。

「じゃ、私たちも行きますか。」
靴を履き、荷物を背負った。
「あの人、鎌倉から来られたそうよ。定年退職なさってお遍路に出ると言ったら送別会と壮行会までまでやってもらったんだって。絶対リタイアはできないからMさんの後に着いていくんだって。半年くらい歩く練習に会社まで歩いてたけど革靴を履いてでしょう。マメだらけになったんだって。お遍路に出る前にマメを作っていたんじゃしょうがないなだろうってMさんに笑われてたよ。」

東京Ⅱさん、山歩きをしていると言っていた。
私、揺る足だから先に行ってください。
「そお。じゃお先にね。またどこかでお会いしましょう。」
東京Ⅱさん、さっぱりした人。こういう人なら一緒に歩いてても楽しいかもしれない。

11時50分。夜須道の駅到着。
お腹が空いた。丁度お昼、ゆっくり昼休憩。

ラーメン、焼肉屋、お好み焼き、いろいろなお店があった。
海の見える広いお店に入った。
カレー料理の店だった。
昨日からカレーばかりだ。。。
メニュー見るとシーフードピラフがあった。これにしょう。

アイスコーヒーとシーフードピラフを注文しトイレ。
戻ると隣のテーブルに背の高い男の人、鎌倉さんがいた。
あーども。。
「一人で回られているんですね。どちらからですか?」
新潟です。
「私は鎌倉からです。退職して念願のお遍路です。」
東京Ⅱさんから聞いた話をしてくれた。

女の人二人連れのお遍路さんが食事を済ませ出て行くところだった。
私を見ると、連れの人は?と聞かれた。
途中で別れました。
「一緒の人じゃなかったのね。あの人、変わっているね。」
笑いながら言われた。
清月旅館に止まっていた人たちだ。東京さんが煩いと部屋の壁を叩いたと言っていた。

鎌倉さんが食事を済ませ12時半に集合なんですよ、お先にと出て行った。
私は宿探し。
かとりさんは近過ぎると言っていた。黒潮ホテルは先達おじさんそれにグループの人たちが泊まるようだ。

その先の丸米旅館に予約を入れた。

1時間昼休憩。
シーフードピラフとアイスコーヒー、¥1,350-。
12時50分、夜須出発。







6日目-1・清月旅館から赤野自転車休憩所
4月4日。
清月旅館(出)AM5:40→赤野自転車休憩所(着)AM7:35

    8.3km。2時間。



AM5:40。清月旅館出発。
AM5:40 清月旅館

国道に面した方の清月旅館の玄関。
清月旅館。国道側玄関。

AM6:10。
AM6:10

AM6:30。自販機休憩所。
AM6:30

AM6:40。
AM6:40

AM6:45。
AM6:45

AM7:00。
国道からサイクリングロードへ。
AM7:00 サイクリングロード

AM7:10。
歩いてきたサイクリングロードを振り返る。
AM7:10 サイクリングロード

AM7:35。赤野自転車休憩所。
AM7:35 赤野自転車休憩所

安芸市出身の作曲家・弘田龍太郎の歌碑「雨」。
海の見える休憩所。
赤野休憩所「雨」の歌碑 

「雨」の歌碑。
「雨」の歌碑

赤野海岸線。
AM8:10 赤野海岸線

赤野休憩所。
赤野休憩所

AM8:15。赤野休憩所出発。
AM8:15 赤野休憩所


5時に目覚ましをセット。
洗面、トイレに行くと東京さんが玄関を出て行くところだった。
本当に早い出発だ。

着替えを済ませ5時40分頃、私も出発。
部屋の鍵を誰もいないカウンターの上に乗せ宿を出た。
車も人も通っていない静かな国道。
気を使うこともなく、やっぱり一人旅の方が気楽でいい。

6時半、自販機休憩所があった。
温かいお茶とカロリーメイトで朝食。
10分休憩。

「自転車道路」の標識。国道から左、海側の道に入る。
左は太平洋、右手に阿佐線(ごめん・なはり線)が見える。
美しい風景。誰もいない綺麗な道路を貸切だ。

サイクリングロードを歩いて行くと東京さんがお腹を押さえ、しゃがみこんでいた。

具合が悪いんですか?
「胃が痛くて。。体調が良くない。。」
朝ごはんは食べたんですか?
「食べるのは色々持ってるけど、胃が痛くて食べる気がしないよ。」
そう言われてもどうしょうもない。
地図を見ると、国道へ出ればコンビニやトイレがある。

国道へ出ると、ローソンやトイレもありますよ。
「いい。国道は歩きたくないからもう少し休んでいく。先に行って。」

道路脇の農作業中のおじさんが、この先にトイレのある赤野休憩所があると教えてくれた。
東京さん、それならと一緒に歩き出した。

「昨夜ね隣の部屋の人、女の人が二人いたでしょう。あの人たちの話し声がいつまでも煩くて眠れなかったのよ。
我慢できなくって、部屋の壁ドンドン叩いてやった。私は朝早く起きなきゃいけないと言うのに、他の人の迷惑も考えてもらいたい。」
また々、東京さんの愚痴が始まった。

そんなことを言うなら、私の隣はトイレ、洗面所。
トイレの水を流す音や手を洗う水の音を、一々煩いと言ってられない。
どんな所でも眠る、休めるときはどこでも休む。
そうじゃなければ体が持たない。

「足は痛くないの?」
股関節の痛みは騙し騙し折り合いをつけた。
左足にテーピング。
太股の筋肉痛は慣れてきた。
湿布を張って寝れば、朝にはそれほど気にならなくなっていた。
体、足が出来てきたんだろう。
足にマメが一つもできないのが何より楽だった。
休憩のとき、靴下を脱ぎ裸足で足を休ませていたのと靴のおかげ。

東京さん、家にいるときから毎日1時間歩き、自称山登りのベテランと言ってたのに両足にマメができているようだ。
できたマメ、水抜きして治療してないのだろうか。

7時半、赤野休憩所。
「わぁ。また登らなきゃいけないんだ。」うんざりした顔の東京さん。
登ってみると太平洋が目の前。赤野海岸線が見渡せる。
ベンチに荷物を降ろし裸足になる。

安芸市出身の作曲家・弘田龍太郎と北原白秋作詞の「雨」の歌碑が建っていた。
コンクリート製の唐傘が歌碑を覆い、碑に近づくとセンサーが作動して、「雨」のメロディーと作曲者の解説が流れてくる。
歌碑と解説文が下駄の形をしていた。

時計を見ると8時過ぎていた。
東京さんが2回トイレに行き、先に出発。
私はもう少し休んでいきます。

東京さんの姿が見えなくなってから地図を広げた。
今日の宿は、かとりさんか高知黒潮ホテルさんにマーカー。
黒潮ホテルまで、13,5kmくらい。もう少し歩いてから決めよう。

8時15分に赤野休憩所を出発。
安芸市・清月旅館から約8.3km。









5日目-3・安芸市 清月旅館
4月3日。
ドライブイン27PM12:05(出)→安芸市・清月旅館PM4:30(着)

   9km。4時間25分。



黄砂で海も空もどんよりしていた昨日と風景が一変していた。
真っ青な空がどこまでも広がり、綺麗な太平洋を見ながら国道55号、安芸市に向かう。
PM12:30。前を歩く東京さんと野宿遍路さん。
PM12:30 安芸市

PM12:35。大山岬。
PM12:35 大山岬

山壁の下、地蔵堂。
PM1:40 地蔵堂

木彫りの大師像。
木彫りの大師像

PM1:45。浜千鳥公園。
高知出身、はらたいらさんの石碑。
PM1:45 浜千鳥公園

浜千鳥公園。
浜千鳥公園

PM1:53。道の駅大山。
PM1:53 道の駅大山

焼きなすのアイス。
珍しいアイス「焼きなすのアイス」を食べた。
色はちょっとグレー、味はしっかり焼きなす。
ビミョー。。。
焼きなすのアイス

道の駅大山。
道の駅大山

道の駅大山。
道の駅大山

PM3:00。
海岸線から町中に入り美容院の店先で休憩
店先にベンチと「お遍路さんここらでちょっと一休み」の看板が嬉しい。
PM3:00

PM3:50。安芸川。安芸川大橋。
PM3:50 安芸川

道路に安芸市のシンボル野良時計標識。
PM3:55


ドライブイン27から30分ほど歩くと安芸市に入った。

東京さんは同行になった野宿お遍路さんに昨夜の出来事、ネズミと投石事件を話しながら歩いていた。

1時半、先に行ってくださいと二人に声を掛け、道路沿いの石碑の前で休憩。
大山岬で追いつき海を見ながら歩く。
洞窟のような山壁の下に木彫りの大師像、地蔵堂があった。

浜千鳥公園に土佐出身、はらたいらさんの石碑。
何年も前、はらたいらさんと新潟で一緒に食事をしたことがある。
物静かなとても素敵な人だった。

道の駅大山で30分休憩。
珍しい焼きなすのアイスを食べた。¥250-。

休憩中に宿探し。
山登家旅館に二重丸。清月旅館とビジネスホテル弁長にマーカーを入れてある。
東京さん、千葉さんたちに清月旅館が良いと薦められていたと予約。
同じ宿にしましょうよ。言われると断ることができない。
山登屋旅館と思っていたのに清月旅館に予約を入れていた。
同行お遍路さん球場前辺りに野宿だそうだ。

3時50分、安芸大橋を渡ると右手に野良時計、安芸城跡の標識が出ていた。
国道から2キロ。
寄るつもりで丸印を付けていた野良時計、安芸城跡、武家屋敷。
肩の痛みと足の筋肉痛に負け、諦めた。
安芸市は阪神タイガースのキャンプ地でも有名。
町に入るとタイガースのポスターが目についた。

安芸市役所が見えてきた辺りで野宿遍路さんと別れた。
東京さんが市役所のトイレを借りに行った。
市役所前のベンチで戻るまで休憩。
作務衣に着替えた先達おじさんが歩いていた。
「宿はどこだね?」
清月旅館です。
「すぐそこだ、警察署の前だよ。私は弁長さんだ。他の人たちは山登屋さん。あそこの食事は美味しいんだよ。」
あちゃー。。聞かなければよかった。。。
清月旅館…嫌な予感。
先達おじさん、ビジネスホテルだから食事は付かないのだろう。夕食の買出しのようだ。

戻った東京さんと宿へ。
国道沿い、安芸警察署前の清月旅館4時30分到着。
玄関は鍵が掛かり開かないのでチャイムを鳴らしたが誰も出てこない。
東京さんが玄関脇から入ったところに入り口を見つけ、声を掛けるとこっちから入ってとご主人が顔を出した。
お杖はどこで洗うんですか?
「そこらに水道があるけど。。。」
庭の水撒き用の水道があった。

こちら側の玄関に入ると入り口のカウンターの中から、ご主人が部屋の鍵を渡してくれた。
住所と氏名を書き込む用紙がカウンターのテーブルの上に乗っている。
これに書くんですか?
「後でもいいし、いつでもいいけど。。。」

宿は新築したばかりのような新しさだったが、何を聞いても要領を得ないご主人。
嫌な予感は的中したようだ。

入って右へ行くと厨房と広間。
夕食は6時から広間で。

左へ曲がると廊下を挟んで4部屋、並んでいる。
入ってきた入り口側、道路に面した最初の部屋に東京さん、その並びに部屋が3つ。
東京さんの部屋の向かいにトイレと洗面所、お風呂の部屋が並び私はその隣の部屋。
窓が2箇所。片側の窓から隣のお家の庭が見える。
もう片方の窓の外に洗濯機が2台。
部屋は8畳。テーブルと洗面所、クーラーと小さなテレビが置かれている。

一部屋ごとに鍵が掛かり綺麗な部屋だけど、お風呂は狭く石鹸もシャンプーも置いてなかった。
東京さんが入った後、5時頃お風呂へ。
二人連れの女のお遍路さんが到着し、お杖はどこで洗うのかと同じような会話が聞こえた。

部屋に戻ると、廊下に火災警報器が鳴り響いた。
厨房の方から魚の焦げた匂いと煙。
東京さんが部屋から顔を出し、何なの?聞いてくる。

「魚の煙で火災警報器が鳴り出し、その止め方がわからなく業者の人を呼んでいるんだって。」
呆れかえった顔をしながら戻ってきた。

業者の人が来るまで警報機のベルが鳴っていた。

そんな騒ぎがあって夕食は6時半頃。
広間の端と端に2組の食事。
廊下側に東京さんと私。
向かいの端に5時頃着いた二人連れのお遍路さん。

煮物、焼き魚、漬物、マカロニサラダ。
料理は普通の家庭の夕食の献立?それに何故かカレーが器に盛られていた。

厨房にいた奥さんに、明日は早く出るから朝食は要らない。清算は明日でいいのですか、と東京さんが聞くと、料金のことは主人がやってるのでわからない。聞いてきますと言った。
しばらくして戻り、朝食抜きだと¥5,900-、料金払っておけば、何時に出て行っても構わない。鍵は玄関のカウンターの上に置いていってくれればいいそうです。
そう言ったので、私も朝食は断り一緒に清算してもらった。

食事を済ませ、部屋に戻るとき東京さんが小声で言った。
「ここは失敗だったね。千葉さんたちの情報、当てにならなかったよ。」
綺麗な部屋、新しい畳。
暖かいご飯にカレーもあった。お風呂も戴いたけど。。。

事前に遍路本、口コミや遍路サイトで宿情報を調べていても、宿に入るまでどんなところかわからない。
情報通り良い宿に当たるときもあるし、反対のときもある。
自分で見つけたり、人に聞いたり、当たりもあればハズレもある。
これも思い出。


清月旅館。
料金1泊。夕食のみ。¥5,900-。





5日目-2・27番神峯寺からドライブイン27
4月3日。
27番神峯寺・AM8:32→休憩・AM9:10→ドライブイン27AM11:30(着)→PM12:05(出)

  4km。2時間30分。



AM8:32。
27番 神峯寺本堂。
27番 神峯寺本堂

本堂回路。
本堂回路

AM8:45。大師堂。
大師堂

急な石段を下りて納経所へ。
納経所への石段

AM9:00。納経所。
お寺の奥様が御朱印をしてくださった。

私の納経帖を見ながら、
「昨年もおいでになったでしょう?今頃だったかしら?」とおっしゃった。
どうしてそんなことがわかるのだろう。
不思議そうな顔をしてると
「字を見れば、誰が書いたかわかるのよ。書いた人がわかればいつ頃のことかわかるんですよ。」
そんな風におっしゃった。
へぇ~そうなのか。それにしても凄いことだ。

昨年はお彼岸前で、少し寒かったです。
「それなら、桃の花が咲いていた頃ね。今年は桜を見れてよかったわね。」

上ってくる途中、綺麗な山桜が見れたし境内の桜、とっても綺麗ですね。

ニコニコ笑ってお話してくださった。
納経所

納経所、向かいの休憩所。
先達おじさんたち、朝食のおにぎりを食べていた。
休憩所

境内。
境内

AM9:05。仁王門。
仁王門

AM9:10。
駐車場脇の休憩所。
ドライブイン27のおばさんの息子さんのお店。
駐車場脇に息子の休憩所があるから、とドライブイン27のおばさんに聞いていた。
息子さんのお土産屋さん兼休憩所は未だ開店前だったけど、中で休ませて貰った。
休憩所

AM10:00。
AM10:00

AM10:15。
AM10:15

AM10:50。大鳥居。
AM10:50

高架橋下。
高架橋下

AM11:30。
ドライブイン27の店内。お土産や参拝用品も置いてある。
お店は広く、お相撲さんや有名人の手形の色紙が店内に飾られていた。
昨夜の泊まりは広島さんと二人だけだったけど、繁盛していたんだろうね。
ドライブイン27店内

PM12:05。出発。
ドライブイン27のおばさんが見送ってくれた。
おばさんの住まいは別の所。
朝早くお店を開け、お遍路さんのお世話をしたりドライブインを切り盛りをなさっている。
娘さんが手伝いに来ていた。
PM12:05


8時半頃、神峯神社から下り27番神峯寺本堂、大師堂へ参拝。
その後、急な石段を降り納経所へ。

納経所の向かいの休憩所に先達おじさんと連れのお遍路さんがおにぎりを食べていた。
私を見ると、びっくりしていた。
「足を傷めたと聞いたけど、よくここまで来れたね。奇跡が起きたのかい?」
そうですよ、お大師さまにおすがりしたら奇跡が起きたんですよ。
笑いながら言ってやった。

お腹が空いてきた。
自販機でお茶を買っておばさんの息子さんのお店で休憩。
東京さんも朝食は食べていないと聞いていたので、おばさんから戴いてきたおにぎりを一緒に食べた。

1時間近く休憩し、10時頃山を下りる。

大鳥居の辺りで、これから神峯寺に上って行く若い男のお遍路さんが歩いてきた。
細い体で大きなザックを背負い、笑顔を浮かべ話し掛けてきた。
荷物、どこかへ預けてきたらよかったのに。重いだろうな。。。

「いっぱい戴いたんです。よかったらどうぞ。」
差し出した両手の中にキャンディー。
「わぁ~、ありがとう!」
東京さんがキャンディーを受け取り、話し掛けている。

「一人で歩いてるの?若いのに偉いわねぇ。」
東京さんは若いお遍路さんを激励していた。
(若いお遍路さんと翌日サイクリングロードで再会しました。はーけんさんです。)

11時半頃ドライブイン27に戻ったら、お昼ご飯を用意しててくれた。
息子さんのお店でおにぎりを食べてきたことや神峯神社まで行って来たこと、昼食を戴きながらおばさんに話してた。
宿に荷物を取りに行った東京さんが興奮した顔つきでドライブインに入ってきた。
荷物を降ろすと、ここで食事をして行くとうどんを注文。

東京さんのあっちへ飛んだりこっちへ飛びながらの話。

「昨夜、宿の廊下のガラスが割られたのよ。誰かが石を投げたの。今、荷物を取りに行ってきたらその石を見せてくれたんだけど、そこらに落ちてるような石ころじゃないの。四角のブロックのような石なのよ。そんな物を通りすがりの人が投げると思う?
私、思ったんだけど誰かが故意に投げたんだよ。なんか気味が悪い。
それにね、私と千葉さんが一緒の部屋だったんだけどネズミが出たのよ。いくら修行でもネズミが出る部屋なんて嫌でしょう。
宿の人にネズミが出たんですけどって言ったら、おばあさんが出てきてそんなことがあるわけないって言うのよ。
ネズミが出たなんて始めて聞いたって。出たのは本当なんだし千葉さんと二人で見ているんだよ。おばあさん、凄い剣幕だったけど若い女将さんがそんな噂が出たら困るって思ったんでしょうね。で、私達の部屋を変えてくれたの。
その部屋は自分たちが住まいで使っている方で客間の綺麗な部屋なのよ。押入れがなかったから鴨居に服を掛けたらおばあさんが、この鴨居は何とかの木を使って何十万もしたんだからそんなもの掛けないでくれって言うのよ。
こっちから部屋を変えてくれって言ったわけじゃないのにそういう言い方はないでしょう。石を投げられてガラスが割られたのも、もしかして誰かに恨まれているんじゃないのって思ったわよ。ね、そう思わない?」

ドライブイン27のおばさん、困った顔をしていた。
東京さんが浜吉屋に泊まったことは私は話してないけど、3軒しかない民宿。
どこの宿の話かって聞いてたらわかる。
そんな話を今ここで話さなくてもいいのに。。。


民宿ライブイン27。
料金1泊2食付。¥6,500-。
おにぎり2個戴いて、昼食料金は朝食分だからと受け取りませんでした。
おばさん、お世話になりました。ありがとうございました。







5日目-1・民宿ドライブイン27から27番神峯寺
4月3日。
民宿ドライブイン27(出)AM6:00→神峯神社AM8:00(着) 

  4km。2時間。



AM6:18。
AM6:18

AM6:52。
AM6:52

標識。
遍路道

遍路道案内標識。
遍路道

AM7:00。
AM7:00

AM7:10。休憩所。
AM7:10休憩所

休憩所。
休憩所

AM7:25。
AM7:25

AM7:38。駐車場。
AM7:38

AM7:41。
AM7:41

AM7:49。
AM7:49

神峯神社・展望公園標識。
神峯寺神社へ

AM7:52。
AM7:52

AM8:00。神峯神社。
AM8:01

AM8:10。
AM8:10神峯寺


5時20分起床。
洗面、トイレを済ませ着替え身支度をして待っていると6時少し前、おばさんが車で迎えに来てくれた。
荷物を持って車に乗り、ドライブイン27へ。

ザックは店に置かせてもらい納経帖、ろうそく線香、財布などを入れた遍路カバンを肩から斜めに掛け出発。
おばさんがおにぎりを持たせてくれた。

ドライブインを出て左に折れ、真っ直ぐ進む。
阿佐線(ごめん・なはり線)の高架橋の下を潜り道なりに進んでいく。
1時間近く歩くと、「神峯時 これより千五百メートル・1,500m」の標識。

遍路道の登リ口に石の置物。
何だからわからない石の置物、離れて見てみると「ふくろう」の置物だった。

背負う荷物がないだけで体も軽く、足の痛みも気にならず山道を上って行ける。
上っていくと東京さんがいた。
おはようございます。
「おはよう~。早いね、何時に出発してきたの?」
6時頃です。
「やっぱり朝早いと気持ちがいいよね。
千葉さんたち、昨日2時頃着いて27番は行ってきたって。私の足では往復4時間は掛かるって言われたわよ。朝、私が出るとき出発して行ったよ。」

歩いているとき、午後からはどうしてもペースが落ちる。
午前中に距離を稼ぐためにも宿を早目に出発する。
朝早く出て、3時か4時頃までに宿に入れば体も楽だし洗濯も早くでき、混まないうちにゆっくりお風呂も入れる。
遅くなればなるほど洗濯、お風呂の時間が遅くなってしまう。

視界が開け、広場のような場所に東屋とベンチとトイレがあった。
東屋にテントが張られていた。
野宿のお遍路さんが休んでいる様子。
東京さんと交代でトイレに行き、10分休憩。
ここにも「ふくろう」の置物があった。

7時40分頃、神峯寺の駐車場到着。
なんとなく東京さんと一緒に上ってきたが私は27番神峯寺の上の神峯神社まで行くことにしていた。
夕食のときドライブインのおばさんに行けるなら、神社もお参りしてきた方がいいよと薦められていた。

私、ここから神峯神社へ行きます。
東京さんが、神社があるの?と聞き、それなら私も行くと言った。
「神社もお参りしたいわ。今日は安芸市内まで13キロくらいの歩きだからゆっくりでいいし。」

神社まで直ぐと思っていたような東京さん、途中で来なければ良かったと言ってたが引き返すのも癪なのかハァハァ言いながらついて来た。

まっ縦と呼ばれる神峯寺から更にその上、神峯神社まで上ってくる来る人は殆どいない。
雑草が生い茂る参道、崩れかけた石段。
神社に人影はなく静まり返っていた。
急な石段を上ると頑強な石垣の上に本殿。

参拝を済ませ杉林の山道を下っていく。
立派な杉の大木に樹齢300年の札が掛かっていた。
静まり返っている山全体に霊気が漂っているように感じた。

人気のない朝靄の中、アランと歩いた早朝散歩を思い出していた。
直ぐ側にアランがいるような気がした。







4日目-2・吉良川町から民宿ドライブイン27
4月2日。
吉良川町休憩所(出)AM9:40→羽根岬AM11:40→奈半利町役場前PM2:15→田野町道の駅PM2:50→民宿ドライブイン27PM4:10(着)

  吉良川町休憩所→ドライブイン27。
    18.5km 6時間30分。



AM9:50。
「高知66km 奈半利12km」標識。
AM9:50

休憩所から3.2km、羽根川。羽根川橋。
AM10:27 羽根川

AM10:50。羽根郵便局駐車場で休憩。
AM10:50 羽根郵便局

AM11:00。Yショップ。26番から約10km。
羽根郵便局から15分歩かないうちにYショップがあった。
地面に座り込んで休まなくても、休憩できたのに。。。
休んだばかりだったが、トイレをお借りして表のベンチで休憩。
地図を見ながら歩いているが、こんなことが度々あった。
AM11:00 Yショップ

AM11:16。羽根町。
AM11:16 羽根町

AM11:20。
AM11:20

AM11:40。羽根岬。
羽根町を通り過ぎ羽根岬辺りに来ると、空がどんよりしてきた。
後で知ったけど、黄砂だった。
この日、新潟でも酷い黄砂だったそうだ。
AM11:40 羽根岬

PM12:00。羽根岬。26番から5時間。
PM12:00

PM12:20。
室戸町から奈半利町へ。
PM12:20 奈半利町

PM1:00。
ドライブインなぎさ。昼休憩。
カレーピラフとアイスコーヒー昼食。
PM1:00 ドライブインなぎさ

PM2:15。奈半利町役場前。
役場に入ってトイレを借りた。
2時15分、26番宿坊から16.6km、休憩を約1時間毎に取り7時間15分。
PM2:15 奈半利町役場前

PM2:23。奈半利川。
PM2:23 奈半利川

PM2:30。二十三士の墓。
PM2:30 二十三士の墓

二十三士の墓。
PM2:30

PM2:50。田野町道の駅。
PM2:50 田野町道の駅

PM4:10。ドライブイン27到着。26番から約25km。
PM4:10 ドライブイン27


足のテーピングの張り替えをし、宿の予約。
27番下にドライブイン27、浜吉屋、民宿きんしょう、民宿が3軒ある。
迷ってドライブイン27に予約した。
AM9:50。休憩場出発。

羽根川を渡ると小さい町並み、羽根町に入った。

羽根郵便局の駐車場でお遍路さんが休んでいた。
26番宿坊で一緒だった人。
千葉さんと同行、3人で相部屋だったお遍路さんの一人(東京さん)。
休憩所から約1時間。26番から4時間。
私もザックを降ろし、地面にビニール袋を敷いて隣に座ると、
「足を傷めているのに早いわねー。無理をしない方がいいわよ。それじゃお先に。」
ザックを背負い歩き出した。
宿坊を先に出たのに千葉さんたちに追い越され、足を傷めている私が追いついたのが面白くなかったようだ。

同じ時間に歩き出しても先に行かれたり、後から来た人に追い越されてしまうと、競争をしているわけではないのに悔しいような気持ちになる。
足の速度はみんな違う。
津照寺下の酒屋さんのおばさんの言葉を思い出す。

「急いで行っても遅く着いても、お大師さまは待っててくださるよ。」
自分のペースで歩くのが一番いい。

少しゆっくりして、腰上げストレッチ。
股関節の痛みは気にならなくなっていたが、太股の筋肉痛と左足の甲からふくらはぎの鈍い痛みは続いている。

羽根岬を越えると奈半利町。
少し前に東京さん。
追いつかないよう、海岸道路で休んだりゆっくり歩く。

お腹が空いてきた。
もう少し行くとドライブインがある。そこで昼休憩にしょう。
何を食べよう。アイスコーヒーも飲もう。
足と肩が痛くなってくるので、楽しいことだけ考えていた。

1時、ドライブインなぎさに着いた。
先に行った東京さんが中を覗いていたが店には入らず、歩いて行った。
メニューを見るとお肉系の食べ物ばかり、無難なカレーピラフとアイスコーヒーを注文。
テレビで高校野球をやっていた。
室戸高校が負けて残念だったとお店の人が言っていた。
30分休憩し出発。

奈半利町役場でトイレを借り受付の人に教えてもらった薬局へ寄って、湿布とテーピングを買う。
湿布3箱、テーピング、¥5,000-
薬局のおばさんからバンテリンをサンプルだけどと1箱戴いた。
助かります。ありがとうございました。

2時50分。田野町道の駅で休憩。
3時までにドライブイン27に着いたら荷物を預け、27番神峯寺に上ろうと思っていたがこの時間では急いでも無理だ。
朝早くに宿を出て参拝に行こう。
ここから宿に向かうだけだなのだから、ゆっくり休憩。

先に行った東京さんが道の駅にいた。
「今夜はどこの宿?」
ドライブイン27です。
「私は浜吉屋。27番は明日になるね。2時頃までに着けばいけるって思ってたけどこの時間じゃ無理だよね。もう宿に行くだけだからゆっくりして行こう。」
同じことを考えていたようだ。
そうですね。。

しばらく休んで二人で歩き出した。
東京さん、
「千葉さんたち、足が早いからもう27番に行ってるね。
ね、宿に向かうだけだからゆっくり歩こうね。
千葉さんたちと一緒に歩いていると、こっちのペースが狂ってしまう。
昨日は無理して歩いたから、朝から体調が良くないの。
宿坊に着いたら、遅かったって言われたのよ。夜もいつまでもおしゃべりしてるし相部屋って気を使うよね。高知市内に入ったら29番までにして帰ろうと思ってるの。」

3月29日に東京から徳島に入り鯖瀬まで電車。鯖大師宿坊泊まり。
30日東洋町、南風。31日南風から徳増。1日徳増から26番。昨日はきつい行程で25km以上歩き体調が良くないと何度も言っていた。
私がお風呂にと部屋を出たとき千葉さんたちが到着だった。
東京さんは5時頃着いたそうだ。

東洋町の南風さんはどんな感じでしたか?
サーファーたちが表でふざけて遊んでいた光景を思い出す。
「綺麗だったよ。食事はふつーだったけど。昨日の宿坊が豪華だったけど量が多いよ。あ~、鯖大師の宿坊も食事は良かったよ。」
鯖大師の宿坊、護摩焚が有名ですよね。
「そうそう、胡麻豆腐は美味しかったよ。絶品。あっ、一昨年泊まった焼山寺の胡麻豆腐も美味しかった。上品なとてもいい味だった。いままで泊まった宿では焼山寺の食事が一番ね。次が鯖大師、昨日の宿坊も良かったね、それに安かったよね。」
はぁ。。。
かみ合わない。。。

東京さん、千葉さんたちの話から一昨年回ったときの出来事や大阪にいる娘さんの話を話しながら歩いていた。
歩きながら話してて疲れないのだろうか。
私は時々そうですね、と頷いていたけど半分も聞いてはいなかった。

4時頃、浜吉屋、ドライブイン27の看板が見えた。
浜吉屋は国道から右手に入っていく。
ドライブイン27は真っ直ぐ進む。
分かれ道でそれではと東京さんと別れた。

待つのは好きじゃないし待っててもらうのも気が引ける。
気の合う人と一緒だったら、会話も弾むだろうけど波長が合わないと疲れるだけ。
一人で歩いている方がいい。
疲れたら好きな場所で休めるし、遅くなったと気を使うこともない。
未だ来ないとイライラしながら待っているのも疲れる。
道に迷ったら、地元の人に訊ね、自分で地図を見ながら道を探すのは楽しい。
愚痴るくらいなら一人で歩けばいいのに。
東京さん、連れになった人において行かれ話し相手がほしかったのかもしれない。

ドライブイン27に入ると、おばさんがお疲れさまと迎えてくれた。
「お茶でも飲んで少し休んでから車で送るからね。」
冷たいお茶を飲んで一息。

おばさんの運転する車で5分くらいのところがドライブイン27のお宿。
普通のお家の造りで玄関を入ると廊下の右手がお勝手、左手に2間続きの部屋。
その部屋を使ってと言われた。
廊下の先を右に曲がるとトイレとお風呂場、洗面所。
左に2階への階段。
外に洗濯機と乾燥機、洗剤も無料で使わせてもらった。
おばさんはドライブインへ戻って行ったので、着替えてお風呂。

5時頃、もう一人のお遍路さんをおばさんが車に乗せてきた。
こちらのお姉さんは広島さん、おばさんが紹介してくれた。
広島さんは2階の部屋。

夕食の時間になったら、おばさんが迎えに来るからと言ってくれたけど、広島さんと歩いて行きますと断った。
ドライブインで食事なのは遍路本の宿の案内で知っていた。
6時頃になって2階の広島さんに声を掛け、夕食を戴きに行った。
広島さんは路線バスを使って回っているそうだ。

食事が済むとおばさんがまた車で送ると言ってくれたけど、歩いて帰りますと懐中電灯を借り、二人で帰ってきた。

乾燥機に入れた洗濯物を取り込んで8時に寝た。





4日目-1・26番西寺宿坊から吉良川町
4月2日。
26番金剛頂寺(西寺)宿坊(出)AM7:00→吉良川町AM9:15

   26番金剛頂寺(西寺)宿坊→吉良川町休憩。
     6.6km 2時間15分。



明け方まで雨が降っていた。

6時から護摩堂でお勤め。
廊下を歩く足音や人の声で5時にセットした携帯のベルが鳴る前に目が覚めた。
洗面とトイレを済ませ、白衣に着替える。

部屋の前から玄関、お風呂場と逆方向へ真っ直ぐ進み、突き当たって左に曲がり下へ降りていくと護摩堂。
薄暗い部屋。
一段高いところに、ご住職がお座りになった。

開経偈(かいぎょうげ)から始まり懺悔文(ざんげもん)、三帰(さんき)、三竟(さんきょう)、十善戒(じゅうぜんかい)、発菩提心真言、三麻耶戒真言、般若心経、光明真言をご住職と一緒に唱え、最後に南無大師遍照金剛。
その後、ご住職の法話があり、この先充分に気をつけてと話を括られた。

護摩堂から食堂へいき朝食。
昨夜と同じテーブル。
神戸さんの隣に座った。
神戸さんはザック、お杖を脇に置き食事が済んだら直ぐに出発よ、と言った。
「足の痛みはどう?大丈夫?無理をしないでゆっくり歩くのよ。」
ゆっくり行きます。。色々ありがとうございました。
神戸さんも、気をつけて。

食事が済んだ人から荷物を持って出発して行った。
部屋に荷物を取りに行き玄関へ出ると、殆どの人が出た後だった。
霧雨が残っていたが雨具は出さなかった。

26番金剛頂寺(西寺)宿坊。
料金、1泊2食付。¥5,600-。
浴衣使用料¥200-。

AM7:00。宿坊玄関。
AM7:00 金剛頂寺宿坊

AM7:08。
宿坊の前を通り、遍路標識に添って田圃道へ行く。
AM7:08

AM7:10。
AM7:10

遍路道

AM7:16。
木の葉や草が濡れている。
AM7:16

AM8:15。
国道へ出たが休む場所がない。
段差のある道にザックを降ろし休憩。
AM8:15

AM8:24。
1時間半くらい歩くと吉良川町に入った。
AM8:24

AM8:40。
ホームセンターのトイレを借りて表のベンチで休憩。
AM8:40

AM8:45。
AM8:45 吉良川町

AM8:52。西ノ川・吉良川大橋。
AM8:52 西ノ川 吉良川大橋

AM9:15。現在地地図。
AM9:15

歩道に遍路標識。
標識

休憩所。
休憩


霧雨が降っていた。
このくらいの雨なら雨具は要らない。菅笠だけで間に合う。

玄関を出るときに一緒になったお遍路さんの後に着いていった。
宿坊から田圃道を通り山を下り国道に出た。
雨でぬかるみ靴は泥んこなった。

国道に出るまで宿坊で一緒だったお遍路さんが山道で足を滑らせ尻もちをつきそうになった。
後ろにいた私がとっさに体で支え、転ばずに済んだ。
危なかったですね。
「助かったわー。ありがとう。」
向かいの部屋で3人連れだった人。二人は先に行ったのだろうか。
連れの人たちは先に行かれたんですか?
「連れって言っても昨日同行になったので同じ部屋を取りましょうってことになっただけなの。相部屋より一人の方が良いから先に行ってもらった。」
千葉から来られた一人旅お遍路さん、千葉さんにした。
「新潟からの人には始めて会ったわ。通しで回るの?」
いえ、区切りです。36番辺りまで行きたいのですがどうなるか足次第です。
「私は通しで連休くらいまでに結願予定なの。」
神戸さんも連休くらいにって言っていた。
みんな足が早いんだ。

1時間歩いても休憩できる場所が見つからない。
ザックのベルトが肩に当たるところ、1時間くらい歩くと左肩が痛くなる。
無理はしない。
道路から段差のある歩道にザックを降ろしビニール袋を敷いて休憩。
私休んでいきますから、お先に行ってください。
千葉さんはそれじゃとスタスタ歩いて行った。

吉良川町に入ると先に行った千葉さんが後ろから歩いてきた。
あれ~。。?なんで私の後ろにいるんだろう。
「GSがあったからトイレを借りてきた。」
笑いながら又追い越して行った。

私もそろそろトイレに行きたい。
ホームセンターがあった。表にベンチもある。
自販機で何か買ってトイレを借りよう。

開店前なのか、おじさんが一人で店の中で何かしていた。
すみません。。トイレ貸してもらえませんか?
店の奥のトイレを使わせてもらった。
町に入ったので薬局はないかおじさんに聞いた。
薬局は奈半利の町まで行かないとないな~と言われた。

ベンチに座り、冷たいココアを飲んだ。
どれでも¥100-の自販機だった。

西ノ川、吉良川大橋を渡ると国道沿いに綺麗な休憩所があった。
トイレもある。
花壇に囲まれたベンチが置いてある。
トイレに行き、靴を脱いで裸足になり30分休憩。
左足のテーピングの張り替えをした。







3日目-3・25番津照寺から26番金剛頂寺
4月1日。
25番津照寺(出)AM11:40→PM12:30室戸病院休憩→26番金剛頂寺(着)PM2:00


  25番津照寺→26番金剛頂寺。
    4km。 2時間20分。



PM1:13。
PM1:13 金剛頂寺→2km標識

PM1:30。
PM1:30

PM1:34。
PM1:34

PM1:54。金剛頂寺の駐車場。
PM1:54

PM1:55。
PM1:55

26番 金剛頂寺仁王門。
26番金剛頂寺 仁王門

本堂までの石段。
PM1:58

本堂と境内。
26番金剛頂寺 本堂と境内

本堂。
本堂

鐘楼。
PM2:00 鐘楼

大師堂。
PM2:10 大師堂

納経所。
PM2:15 納経所

PM2:19

PM2:21

宿坊、水屋。
PM2:23 宿坊の水屋

宿坊。
26番金剛頂寺宿坊


12時30分、室戸病院。
病院の駐車場が開いていたので休ませて貰う。
駐車場の隅に座り込み、酒屋のおばさんから戴いた大きなドラ焼きを食べていると病院の中から事務員さんのような人が出てきて、中で休んでいいですよ。と声を掛けてくれた。
お言葉に甘え、誰もいない待合室のイスで休ませてもらいトイレもお借りしてきた。
室戸病院待合室で30分休憩。
病院の人にありがとうございましたとお礼を言い出発。

30分くらい歩くと26番への標識が出ていた。
右へ曲がり、集落の田圃道を通って山間の坂道へ。
山桜が咲いて、風に花びらが舞っていた。

途中、道の脇に自転車が置いてあった。
自転車遍路さんが置いて行ったのだろう。
行って又戻ってくるのだろうか。

選挙カーが候補者の名前を連呼しながら通って行く。
「お遍路さん、ご苦労さまです。」
私にまで声を掛けてくれた。
選挙なんだ。
出てくるときは公示前だったので不在者投票も出来なかった。
新潟が政令都市になって始めての選挙だけど仕方がない。
山桜を見ながら遍路道を上っていった。

2時ちょっと前、大きなわらじのある仁王門に着いた。
仁王門から石段を上り広い境内。
本堂、大師堂へ回り納経所へ。
宿坊を聞くと、脇に案内があると教えてくれた。
奥の方へ道が続いている。

2時半頃宿坊に入り、名前を告げると1階の奥の部屋へ通してくれた。
隣の部屋の前にスリッパが出ている。
私より先に着いて休んでいる人もいた。
部屋は窓が2箇所あり、畳みも新しく綺麗な部屋だった。
部屋の窓の外は泊まりの人の駐車場になっているようだ。
他県ナンバーの乗用車とマイクロバスが止まっていた。

廊下を挟んで両側に部屋が並んでいる。
食堂とお風呂の案内をしてもらった。
トイレ、洗面所を通り階段を下りると土産物などが置いてあるロビー。
その奥が食堂。
階段を下りて左へ曲がると浴場。
風呂場の前に洗濯機と乾燥機が3台並んでいる。
洗濯機、乾燥機は無料。
食事は6時から。
お風呂は4時から、浴衣の使用料、¥200-。

部屋に戻りカメラ、携帯の充電をし荷物の整理とメモ。
テーブルを脇にどけ、真ん中に布団を敷いて横になった。

4時になるのを待ち、洗濯物を持ってお風呂へ行く。
早い方が混まなくていい。
お風呂は誰もいなかった。
洗濯機も空いている。Tシャッツ、ズボン、頭に被っていたタオルや下着を洗濯機に入れお風呂へ。

髪を洗っていると3人、入ってきた。
髪を洗い終わり、湯船に入ると一人で?歩き?先に入ってた人に聞かれた。
3人連れで電車とバスを使って回っていると言っていた。
少し話をして、お先にとお風呂を出た。

洗濯が終わる頃、お風呂場へ行くと神戸さんがいた。
「あ~!無事にここまで来れたんだね。足を引きずって歩いているお遍路さんが途中でいなくなったと聞いて直ぐharuさんだと思ったよ。
バスで来たんだね。ホテルむろとに泊まったんでしょう?」
洗濯物を乾燥機に入れ、東洋町役場前から24番下までバスで来て昨夜はホテルむろとに泊まったと神戸さんに話した。
「ホテルむろとでトイレを借りに寄ったんだよ。おばさんがharuさんの話をしていたから、多分ここで会えると思っていたわ。」
会えてよかった、と言ってくれた。
バスの窓から歩いている神戸さんを見たのは言えなかった。

6時に夕食。
食堂に行くと、神戸さんがここ、ここ、と隣に席を取っててくれた。
衝立で仕切られた隣のテーブルは14,5人の団体さん。
こちらのテーブルは車遍路さんと歩き遍路さん、14人くらいが座っていた。
食事はカツオのたたき、刺身、揚げ物、サラダ、茶碗蒸し等がターンテーブルに並べられていた。
混ぜごはんと白いごはん。うどんの入ったお吸い物。
量と種類が多かった。







3日目-2・24番最御崎寺から25番津照寺
4月1日。
24番最御崎寺(出)AM8:05→喫茶店休憩AM8:30→Yショップ休憩AM10:30→25番津照寺(着)AM10:55

   24番最御崎寺→25番津照寺。
    6.8km 2時間50分。



AM8:05。
24番納経所奥の宿坊前を通り駐車場へ降りていく。
AM8:05

駐車場。
車、バスで回るお遍路さんたちはここから上っていく。
「ようおまいり」 お迎え大師像。
駐車場

AM8:13。
スカイライン
AM8:13 スカイライン

AM8:24。
白く見えるところが歩いてきたスカイライン。
AM8:24

AM8:30。
スカイラインを降りると国道55号。
AM8:30

喫茶店・休憩。
喫茶店・休憩

AM8:55。
AM8:55

振り返って見たスカイライン…
スカイライン

AM9:05。
AM9:06

AM9:24。室戸岬漁港。
AM9:24 室戸岬漁港

AM10:30。
Yショップ・休憩。
AM10:30 Yショップ・休憩

AM10:54。25番門前。
AM10:54 25番津照寺

門前

AM10:55。
25番 津照寺山門。
AM10:55 25番 津照寺山門

AM10:57。
AM10:57

AM11:07。
25番 津照寺本堂。
AM11:07 25番 津照寺本堂


24番納経所奥、宿坊前を通り石段を降りていくと駐車場。
車やバスで回っているお遍路さんたちは、ここから参拝に上がっていく。

スカイラインを降りて行くと24番に向かう車が上ってくる。
車が来るたび山側の端に寄る。
高いところが平気な人には絶景の景色なのだろうが、高所恐怖症は景色を眺めている余裕はない。
上るより降りる方が足に力が入り膝に負担が掛かる。

スカイライン約1.4km降りると55号の国道に出た。
降りた右手の喫茶店で休憩。

喫茶店はフローリングの床で靴を脱いで入る。
中に入るとコーヒーの良い香りがした。
トイレの心配があるので、歩いているときは利尿作用のあるコーヒー、茶は飲まないようにしていた。
安心してコーヒーを飲める。
ザックを降ろし、アイスコーヒーを注文。

靴下を脱いで左足のテーピングの貼り直し。
甲の左側から足首、ふくらはぎに引きつるような痛み。
朝ホテルを出る前、休憩のときに貼り直すつもりでテープを適当な長さに切り、直ぐ出せるように遍路カバンに入れてある。

ホテルで買った湿布も使い果たしテープも残り少なくなっている。
どこかで補給しなければ。

20分喫茶店で休憩。
26番の宿坊に電話し宿泊の予約。
宿は確保できたので一安心。
トイレをお借りして出発。

町中に入るとYショップがあった。
表のベンチで休憩。
おじさんお遍路さんがカップラーメンを食べていた。

Yショップに湿布は置いてない。
水を買い、薬局はないでしょうかと聞くと25番の門前に薬局はあるが日曜日だから休みかもしれない。と言われた。

Yショップから20分くらい歩くと25番門前に着いた。
薬局は休みでシャッターが下りていた。

酒屋さんのおばさんが表の台に荷物を置いて行ったら。と声を掛けてくれた。
おばさんに甘え、ザックを置かせてもらった。

津照寺は団体さんで混んでいた。

参拝を済ませ酒屋さんに戻りおばさんにお礼を言い、自販機で水を買ってザックを乗せた台に休ませて貰った。

「どこから?一人なの?」
新潟です。一人です。
「遠くからご苦労さまだね。今日はどこまで行くの?」
26番です。
「26番までなら2時間も掛からないよ。午前中に来た人は奈半利まで行くようだけどね。」
私は足が遅いからゆっくり行きます。
「そうだね、無理して急いで歩くこともないよ。急いで行ってもゆっくりでも、お大師さまは待っててくださるよ。ここでゆっくり休んでいったらいいよ。」
おばさんが奥へ引っ込むと手に袋を持って引き返してきた。
「お腹が空いたら食べなさい。」
袋の中に大きなドラ焼きが入っていた。
酒屋のおばさん、ありがとうございました。

AM11:40出発。






3日目-1・ホテルニューむろとから24番最御崎寺
4月1日。
ホテルニューむろと(出)AM7:00→24番最御崎寺AM7:34

  ホテルニューむろと→24番最御崎寺。
     1.2km 34分。



昨夜の雨風は止んでいた。

朝起きると、股関節の痛みが引いているような気がした。
腫れが引いて熱も取れている。
海洋深層水のお風呂が効いたのか体が軽く感じ、足の痛みも大丈夫の気がした。

新しい湿布を貼り、微妙な痛みを感じる左足の甲の外側と足首からふくらはぎにテーピング。
左足だけ痛むのは右を庇い、左側に負荷が掛かり歩き方が変になっているのだろうか。。

朝食6時40分。
支度をし荷物を持って1階食堂へ。

AM7:00。
ホテルニューむろと出発。
部屋係のおばさんが、何度も「気をつけてね。」と言いながら見送ってくれた。
お世話になりました。おばさん、ありがとうございました。

ホテルニューむろと。
料金、1泊2食付。¥9,000-。
湿布1箱¥600-。

AM7:00。ホテルニューむろとフロント。
AM7:00 ホテルニューむろと

AM7:10。
東寺登リ口。本堂まで800m。
AM7:10 東寺登山口

遍路標識

遍路道

遍路道

AM7:15。
捻岩。
「弘法大師が念仏を唱え祈念し、異変をおさめたと伝えられている。」
AM7:15 捻岩

AM7:20 遍路道

遍路道

AM7:34。
24番最御崎寺、仁王門。
AM7:34 24番最御崎寺山門

鐘楼堂。
鐘楼堂

AM7:48。
正面、本堂。右手に地蔵、多宝塔。
AM7:48 境内

本堂。
本堂

大師堂。
大師堂

納経所。
納経所

聖天堂。
AM8:00 聖天堂

宿坊「室戸最御崎寺遍路センター」。
宿坊「室戸最御崎寺遍路センター」


バスに乗ったのは悔しかったが、あのまま無理をしていたら更に酷くなるだけ。
半日体を休ませたから、足の痛みも疲れも引いている。
休むことも必要なことなのだ、自分に言い聞かせた。

ホテル1階の食堂に行くとご夫婦のお遍路さん、女性二人のお遍路さん、4人連れのお遍路さんがグループ毎に別れ、朝食を取っていた。
一人旅は私だけ。

おばさんが、あの人たちは車だからゆっくりして行くんだよと教えてくれた。
「気をつけてね。無事回れますよう、朝晩お大師さまに祈っているからね。」
道路を渡るまで表でおばさんが見送ってくれた。
離れて暮らしている娘さんに、私が似てると言っていた。
振り返ると、手を振ってくれた。

「東寺登リ口」本堂まで800m。
雨上がりの道はぬかるみ、油断すると石段を滑りそうになる。
杖をつきながら慎重に上っていく。
ここで滑って足をまた痛めたら、今度こそ歩けなくなってしまう。
途中に捻岩があった。


30分ほどで仁王門到着。
広い境内。
宿坊、ユースホテルを兼ねている遍路センターに泊まった団体さんが参拝していた。





2日目-2・ホテルニューむろと・御蔵洞
3月31日。
東洋町役場前(バス)AM11:54→PM12:38ホテル岬前
PM1:15御蔵洞→乱礁遊歩道→ホテルニューむろと

 東洋町役場前→室戸岬ホテル前。
   34.8km (バス)



バスの窓から外へ眺めていた。
しばらく走ると、自販機休憩所でリポDを買ってくれたおじさんが歩いていた。

日陰もなく休憩場所もない国道55号。

野根の町に入った。
「野根饅頭」の看板が出ていた。
ここで、野根饅頭を買って。。。地図を見ながら予定を立てていた。
野根大橋を渡り、野根漁港。海岸線が続く。

お遍路さんが2,3人歩いていた。
その後に見覚えのあるお遍路姿。神戸さんが歩いていた。
昼休憩、この先の佛海庵辺りで休憩だろうか。
足さえ痛まなければ、私もこの辺りまで歩いていただろうか。
かなり遅れても佛海庵には1時までに着ける。
昼休憩に1時間休み、その後ゆっくり歩いても尾崎まで7キロくらい。
5時までにはロッジ尾崎に着ける。
そんな予定だったのに。

尾崎でバスが止まった。
お母さんと男の子のお遍路さんが降りた。
ロッジおざきに泊まるのだろうか。
ここから24番まで歩くのだろうか。
尾崎から24番まで15.4kmほど、最御崎寺の宿坊まで行くのだろうか。
その下辺りの宿なのだろうか。

バスから降りたお遍路親子を、ぼんやり眺めていた。

「お遍路さん。。。お遍路さん。。。おへんろさん。。。」
おへんろさん。。?
私が呼ばれていた。バスの運転手さんに私が呼ばれていた。

?。。。
「お遍路さんはどこまでですか?」
。。。あぁ。。岬ホテル前までです。。
「上まで行かないんですね?岬ホテル前ですね?」
はい。。。

PM12:38。
岬ホテル前。
バスが止まったところにキロポスト。
PM12:38 室戸岬ホテル前

バス停から直ぐにホテルニューむろとがあった。
「海洋深層水の大浴場」大きな看板が出ていた。
ホテルニューむろと

PM1:15。
御蔵洞。
PM1:15 御蔵洞

遊歩道。
PM1:30 乱礁遊歩道

遊歩道

烏帽子岩。
遊歩道

エボシ岩

土佐日記御崎の泊


気が遠くなるような室戸への道。
東洋町役場前から室戸までの34.8kmをバスはわずか40分ほどで着いた。

ホテルのフロントへ行き、住所名前を記入。
部屋係のおばさんが鍵を持って部屋へ案内してくれた。
足を引きずって歩く私を気の毒そうに見ながら、
「ここのお風呂は海洋深層水だからゆっくり入って、足を揉み解しなさい。きっと良くなるよ。」
慰めてくれた。

部屋の窓から直ぐ海が見えた。
お遍路さんグループが歩いているのが見える。

「ホテルの脇からあの遊歩道へ出て御蔵洞へ行けるのよ。」

大浴場は2時からになっていた。
少し休んで納経帖、ろうそく線香、カメラお財布を遍路カバンに入れ御蔵洞へ行ってきた。
荷物がないだけで体は少し軽くなった。
股関節の痛みは荷物の負荷からもきていたのだろう。

御蔵洞へお参りし遊歩道を通ってホテルに戻った。
フロントの女の人に、湿布を置いてないか聞いてみた。
持ってきた湿布は使い果たしタイガーバームも瓶に半分くらいしか残ってない。
今日中に足を治さなければこの先歩くことは出来ない、もう引き返すしかない。
バスに乗ってまで来た意味がなくなってしまう。

探してくれた湿布1箱を売って貰った。
おばさんがお菓子を詰めた袋と冷たいジュースのペットボトルを持って部屋に来た。

「お風呂に入れるよ。誰もいないし一番風呂は気持ちいいからゆっくり入って。
夕食は6時からでお腹空くだろうから、それまでこれでも食べて。おばさんからのお接待よ。
お風呂へ入ってゆっくり休んだら、きっと足はよくなるからね。」
おばさんありがとうございます。

地下の大浴場は広くて明るかった。
お湯を舐めてみるとしょっぱい。

広い湯船の中、端から端へ歩いてみたり湯の中で屈伸運動をしてみた。

部屋に戻り、腫れて痛みの酷いところに湿布を張り布団に寝転んだ。
窓からの太平洋を見てたのに、いつの間にか眠っていた。

夕食の準備ができました。1階の食堂へいらしてください。
フロントからの電話で目が覚めた。
2時間くらい眠っていた。
いつの間にか外は暗くなり雨が降り出し、昼間見た穏やかな太平洋とは違う荒れた海になっていた。

夕食を済ませ、部屋に戻りそのまま布団に入った。
風が強くなってきたのか、窓ガラスが音を立てていた。






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