アランと一緒に四国遍路。

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10月2日 17番 井戸寺
16番から町中を抜けR192へ出る。
教えてもらったうどん屋さんは国道沿いにあった。
先に着いていた浜松のおじさんが表に出て待っていてくれた。
PM1:40うどん屋さんでお昼休憩。

小上がりに上がらせてもらい、荷物を降ろし靴を脱いで足を伸ばした。

お腹が空いてうどん定食を注文した。
うどんはとても美味しかった。
かやくご飯は量が多過ぎ、Nさんから半分手伝ってもらった。

PM2:10
美味しいうどん屋さんの女将さん。
PM2:10

前を歩いているSさん、ずっと足を引きずっていた。
PM2:12

PM2:15
PM2:15

NさんとSさんの後姿。
PM2:19

PM2:30
PM2:30

田園風景の中に遍路標識。
PM2:35

PM2:40
17番井戸寺。
PM2:40

境内の写真を撮ったはずなのに写真がなかった。。^_^;
間違えて削除したようす…
写真を撮っているとき、境内にいらしたおばさんがどこから?声を掛けてくれた。
新潟からです。
「遠くからご苦労さま。私の家すぐそこなの。
ここから見えるだろう。ほらあの家だよ。よかったら家でコーヒーでも飲んでいったらいいよ。」
嬉しいお誘いだったけど丁寧にお断りした。
優しいおばさん、ありがとうございました。

今日の宿は井戸寺山門の前の松本屋に泊まるつもりでいた。
ところが、宿の前に「本日休み」の札が出ていた。
Oさんに連絡をした。
予定していた宿が今日は休みだったので、今夜徳島市内のホテルを取れないだろうか?
井戸寺にいると言うとこれから迎えに来てくれるという。
それは断りホテルだけお願いした。
折り返しOさんから阿波観光ホテルが取れたと連絡が入った。

浜松のおじさん、東京のお兄さん、Nさんは徳島駅前まで歩きビジネスホテルに泊まる。
オレ、今日は居酒屋へ行こう~。Nさんが楽しげに言っていた。

Sさんはうどん屋さんに入るとき、隣のタクシー会社のその隣に善人宿の看板が出ていたので泊めて貰えるか聞きに行っていた。
タクシー会社の人に聞いたら泊まれるけど食事や風呂はないから自分で調達と言われたそうだ。
食事はコンビニで買ってくると言っていた。
でも、ここからうどん屋さんのところまで戻るのは距離がある。
足がかなり痛む様子で、ずっと引きずって歩いていた。

私は徳島駅前まで歩く元気もないのでタクシーを呼んだ。
Sさんに、善人宿まで送るよ。声を掛けた。
遠回りになるからいいと遠慮してたけどその足じゃ無理だって。
Nさんにも勧められ私と一緒に行くことになった。

Sさんを、うどん屋さんの隣の善人宿まで送り、タクシーは引き返して徳島市内の阿波観光ホテルへ。
ホテルへ着いてビックリ。
このホテル、春に来たとき最初に泊まったホテルだった。
ここで始めて福島のWちゃんに会ったんだ。
部屋へ入って又々ビックリ。
広いダブルの部屋だった。
Oさんにホテルに着いたと連絡。
ダブルの部屋だよー!
どこも混んでいてここしか取れなかった。
部屋はダブルだけどシングル料金で交渉済みだからね、と言われた。

昨日の焼山寺の山越えのご褒美かな。
Oさん、ありがとうございました。

フロントにコインランドリーは有るか聞くと15分くらい歩かなければないらしい。
洗濯のために15分も歩くなんて考えられない。
往復で30分。乾燥に1時間も待たなければいけないのだろうし。
お風呂で下着や靴下を洗って広い部屋に並べておけば明日には乾く。
コインランドリーはパス。

せっかく駅前に来たのだから、お土産を買ってこよう。
遍路道にはお土産屋さんもデパートもないのだから。
着替えて、駅前の大きなデパートに行ってきた。

広いダブルのベッドにゴロゴロしながら本家へ連絡。
今日は予定していた宿が休みで急遽、徳島駅前のホテルです。
四国の友達がホテルを取ってくれました。

ゴロゴロしながら、1日の出来事を思い出していた。
14番で休んでいたとき、浜松のおじさんの言葉。
「愛知からきた若者は何を考えて四国へ来たんだろうね。
白衣も着ず納経もせず、真言も唱えなく、ただ回っているだけで何のために来たのかわからない。」
正統な(?)お遍路さんの浜松のおじさんには、Nさんは変なお遍路さんに見えるのだろうか。
休憩ばかり繰り返していると、かえって歩くの辛くなるよ。
私も言われた。
本当に私は休憩ばかりだったらから、親切に言って下さったのだけど、自分の歩くペースがあるし疲れてくると足が動かなくなる。
休憩の後が辛いのはわかっていたが、休まずにはいられなかった。

一人で歩くのが一番いいなぁと思った。
浜松のおじさん、きっとA型だね。
おじさんにA型でしょう?って聞いてみればよかった(^_^;)

植村旅館AM6:20出発→13番到着AM10:15
植村旅館から13番 約13.5km 3時間40分(予定)→3時間55分(実時間)
13番出発AM10:35→14番到着AM11:23
13番から14番 2.3km 40分(予定)→約45分(実時間)
14番出発PM11:55→15番到着PM12:10
14番から15番 0.8km 10分(予定)→15分(実時間)
15番出発PM12:30→16番到着PM1:00
15番から16番 1.8km 30分(予定)→30分(実時間)
16番出発PM1:20 
  昼休憩30分
昼休憩から16番到着PM2:40
16番から17番 2.9km 
井戸寺から徳島駅前、阿波観光ホテルまでタクシー。

歩いた距離21.3km

疲れが出て歩くのが苦痛だった。
ダラダラ歩き。
一緒に歩いてくれる人がいたから、なんとか1日歩けた感じ。
綺麗なホテルに泊まり、明日からは気持ちを切り替え真面目に歩こうと思った。
フカフカのベッドで中々眠れなかった。
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10月2日 16番 観音寺
浜松のおじさん、東京のお兄さんを先頭にSさん、Nさんの後を着いて行く。
お腹が空いていたし暑さと筋肉痛の足が重くなりダラダラ歩きになっていた。

PM1:00
狭い道路に面した16番、観音寺の山門。
PM1:00

山門から正面が本堂。
16番 観音寺

本堂。
観音寺 本堂

大師堂。
観音寺 大師堂

境内。
本堂左手に納経所。
観音寺 境内

食堂はありませんか?浜松のおじさんが納経所の人に聞いてくれた。
17番へ行く手前、国道へ出ると美味しいうどん屋さんが有ると教えてもらった。

15番出発PM12:30→16番到着PM1:00
15番から16番 1.8km 30分(予定)→30分(実時間)

10月2日 15番 国分寺
AM11:55 14番出発。
浜松のおじさん、東京のお兄さん、Sさんが並んで歩きその後をNさん、私と続く。
先頭の3人は早足グループ。
Nさんは私に気を使いゆっくり歩いてくれた。
気を使われるとかえって負担になる。
なるべく早く歩こうと気は焦るが足が進まない。
疲れからか気持ちが乗らない。

PM12:10
14番から15分、15番に到着。
PM12:10

15番 国分寺山門。
15番 国分寺山門

境内と梵鐘。
境内と梵鐘

本堂。
東京のお兄さん。
本堂

本堂。
本堂

広い境内の正面に本堂、左手に大師堂がある。
境内と本堂


14番出発PM11:55→15番到着PM12:10
14番から15番 0.8km 10分(予定)→15分(実時間)

10月2日 14番 常楽寺
Sさんが一足先に出発し、その後Nさんと14番へ向かった。
足が痛いと言ってたけどSさんは足が速いよ。Nさんが言っていた。
Nさんだって速いじゃない。
一番遅いのは私よ。私は揺る足でマイペースで歩くからね。

AM10:35 13番出発。
15分ほど歩くと広い道路に出て次の札所の標識。
AM10:48

郵便局の前を通り橋を渡って真っ直ぐ。
郵便局の前で左折してきた軽トラと直進してきた乗用車が目の前でぶつかった。
haruねぇさん、行こう!巻き添えくって事情徴収などされたら大変だよ。
Nさんに引っ張られ、急ぎ足で通り過ぎた。
軽トラに乗っていたおばさんが、私はちゃんと前を見てたからね!大声を上げながら乗用車のおじさんに文句を言っていた。
どっちがどうなの?
多分、軽トラのおばさんが一時停止しなかったんだろう。
オレたちには関係ないんだから行こう。
衝突事故、目の前で見たのは始めて。
AM10:58

AM11:10
遍路標識。
AM11:10

前方に先に行ったSさんが歩いていた。
足が痛むのか、後ろからでも足を引きずっているのがわかった。
足の速いSさん

四国のワンコはノーリード?
車が来たら危ないだろうに気にもしていないように伸びをしたりくつろいでいた。
ノーリードのワンコ

AM11:20
もうすぐ14番。
AM11:20

常楽寺の案内板。
14番の案内標板

AM11:23 14番到着。
大きな池が左手有った。
AM11:23 14番

境内への石段。
団体さんのおじぃさんが石段を降りる途中で足を踏み外したのか転がり落ちた。
転んだおじぃさん、痛かった筈なのに笑っていた。
本堂までの石段

境内に入ると歩きにくい大岩盤でできた「流水岩の庭園」。
左手に水屋と梵鐘。
水屋と梵鐘

正面に本堂。右手に大師堂。
本堂に覆いかぶさるように大きな櫟の木。
別名「あららぎの霊木」と呼ばれている。
境内

納経を済ませベンチで休憩。
浜松のおじさんとSさん。
Sさんの握っているのが焼山寺から使っている、お杖代わりの木の棒。
境内にて


13番出発AM10:35→14番到着AM11:23
13番から14番 2.3km 40分(予定)→約45分(実時間)

10月2日 13番 大日寺
AM5:20起床。
洗濯ロープに掛けておいた濡れた衣服を触ってみると、ジーンズや厚手のものや靴下が完全に乾いてはいなかった。
しょうがない、生乾きのままザックに詰めた。

筋肉痛で狭い階段の上がり降りが辛い。
洗面とトイレを済ませ部屋に戻り、荷物を纏める。
使った布団を片付け、たたまれている2組の布団の隣に並べ、ゴミを片付け、忘れ物はないか点検。
昨夜のうちに朝食を6時にお願いしていた。
ご飯出来ているよー。声を掛けられ荷物を持って降りた。

レオンさんが食事の時、休んでから行く。と言った。
昨日の焼山寺の山越えがかなり応えているようだ。
何度も滑って転んでいたし、雨に濡れ風邪でも引いたのだろうか。
Nさんに、ゆっくり休んだ方が良いと言われていた。

私は足が遅いから一足先に出発するからね。
レオンさん、気をつけてね。
お先に行きます。

植村旅館さん、支払い¥7,000-。

新聞紙を詰めていたので靴は乾いていた。
筋肉痛が酷く歩けるだろうか心配していたが、靴を履くと足の痛みは感じず歩き出せた。
AM6:20植村旅館出発。
雨上がりの冷えた空気の中、人通りのない静かな道を歩き出した。

10分ほど道なりに歩いて行くと、13番大日寺まで13kmの標識が出ていた。
AM6:30

AM6:35
早い時間のせいか人の姿はなかった。
AM6:35

AM6:40
右手に鮎喰川。
水が澄んで綺麗なグリーン色をしていた。
AM6:40

AM7:20
1時間歩いて休憩。
AM7:40
教えてもらった目印の郵便局が見えてきた。
AM7:40

AM7:45
郵便局から右へ曲がり、橋を渡る。
AM7:45

AM7:50

AM8:00
橋を渡り、左へ曲がる。
町中の道路は、そろそろ通勤時の頃、車の量が増えていた。
直ぐ脇が車道の狭い道。
すれ違いの車が通るたび、脇に避けて通り過ぎるのを待つ。
13番大日寺まで7.6km
旅館から1時間20分、約3キロ歩いた。
出発した頃は体は軽く感じたけど、山越えの疲れのせいか、足が重くなりダラダラ歩きで時間が掛かっていた。
AM8:00

AM8:40
足が重く、2回目の休憩。
閉まっているお店の駐車場に座り込み、あーちゃんpapaに今日の予定のメールを送る。

AM9:12
鮎喰川沿いの長い道が続く。
AM9:12

AM9:20
3回目の休憩。
出発から約10km、3時間。
自販機が並んだ酒屋さんの店先にザックを降ろし、水を買って休ませて貰った。
カメラを向けると白いワンコが尻尾を振ってくれた。
AM9:40

AM10:10
13番の駐車場。
出発から1時間ほど調子が良く歩けたが、だん々体も足も重くなり、町中から鮎喰川沿いの一本道は足が少しも進まず、13番の駐車場までとても長く感じた。
AM10:10

駐車場から直ぐに13番大日寺が見えた。
AM10:13

AM10:15
13番 大日寺。
13番 大日寺

水屋。
13番水屋

本堂。
13番 本堂

大師堂。
13番 大師堂

納経所としあわせ観音。
手を合わせたところに観音さまがおられる。
13番 納経所


参拝、納経を済ませ、納経所の外のベンチに腰を降ろして休んでいるとNさんSさんが到着。
10番の途中で会った三重のおじさんや浜松のおじさんも到着。
私たちが泊まった植村旅館の方が13番には近いのに、距離の多い神山温泉から歩いてこられた浜松のおじさんたちは同じような時間に着いた。
みんな足が速いね。

浜松のおじさん、神山温泉は良かったよー。と言っていた。
どうせ、タクシーで行くなら私たちも神山温泉に泊まればよかった、温泉でゆっくりしたかった。。。
歩く距離を考えたら植村旅館でよかったのだけど。。。

今までの宿が良かったから比べてしまう。
¥7,000だったよね。ちょっと高くない?
Nさんに言うと、
「うーん。。ちょっとね。オレたち相部屋だったのに。でも広い部屋だったし¥500くらいどうってことないよ。」
広くたってあの部屋って相部屋専門みたい。お布団が3組たたまれていたよ。

そう言えば、レオンさんは?
Nさんたち何時頃出発だったの?

「出たのは7時頃だったかな。
レオンさん、タクシー呼ぶって言ってたよ。オレたちが出る頃、部屋を覗いたら布団の上で横になっていた。」

レオンさん、焼山寺の山越えがよほど応え、今までの明るさや元気がすっかりなくなり会話も少なかった。
この先大丈夫なのだろうか。
心配になったが、「ワタシハ、オヘンロサンデス。」いつも言っていた。
自分の足だけが頼りなのだ。
体調を壊したり、足を傷めたら途中で引き返すか、体調が良くなるまで待つしかない。
誰も代わってやることは出来ないのだ。
レオンさん、頑張って。

植村旅館AM6:20出発→13番到着AM10:15
植村旅館から13番 約13.5km 3時間40分(予定)→3時間55分(実時間)

10月1日 焼山寺 三
PM12:35 一本杉出発。

雨に濡れた土が滑りやすい急な坂道を上っていく。
前の台風でやられたのか、大きな木が倒れていた。
木の上に乗って跨いだり、道を塞いだ木の下を潜って上った。
PM12:52

荷物がだん々重くなり足も遅くなっていく。
息が上がり、呼吸が苦しくなる。
PM1:00

雨が強くなっていた。
PM1:08

30分ほど上って視界が開けた。
山の向こうにもう一つ高い山が見えた。そこが焼山寺の山。
山と山に挟まれた谷に左右内(さうち)の集落が見えた。
PM1:19

PM1:44
急な下り坂でレオンさんが何度も滑って転んだ。
Nさん、Sさんが先に行き姿が見えなくなった。
レオンさん、大丈夫ですか?もう少しだから頑張って!
ダイジョウブジャナイデス。。。

左右内の集落に出ると、村の中の道路を通り渓谷へ入る道へ続いている。
「車6km、歩き3km」の標識があった。
レオンさん、道路に座り込んで立ち上がれない。
レオンさん、頑張って!先に行くからね。

遍路道へ降りて行くと川が流れていた。
再び急な上り坂。
「遍路ころがし」の名のとおりだった。
レオンさんのオレンジ色の雨具が、木々の間から見え隠れしていたが、上っていくうちにそれも見えなくなり、前にも後ろにも誰の姿も見えなくなった。
PM1:44

PM2:35
山道を抜け、車道が見えた。
車道の下が山越えをしてきた道。
PM2:35

ここから参道。
PM2:39

PM2:44
山門が見えた。
PM2:44

砂利を敷いた参道に灯篭が並ぶ道になっている。
PM2:50

PM2:56

PM3:05
12番 焼山寺 山門。
PM3:05

12番 焼山寺。
12番焼山寺

PM3:15
焼山寺 本堂。
12番焼山寺 本堂


雨の中、焼山寺の山越え。

険しい山道に何度も立ち止り、なかなか次の足が上がらない。
歯を食いしばり金剛杖を頼りに、やっと足を上げる。
山の斜面へ滑り落ちそうなり側の木につかまる。
振り向いてもレオンさんのオレンジ色の雨具が見えない。
上を見上げても薄暗い木々の中、山頂も空も見えなかった。

誰の姿も見えなかったのに、顔を上げるとお兄さんが立ち休憩をしていた。
足を痛めてしまって。先に行ってください。
荷物を降ろし、休んでいた。
私だってそんなに早く上がれないんです。
もう直ぐだから、頑張って。

立ち止まっていても誰も助けてやることは出来ないんだ。
声は掛けてくれるが自分で歩いていくしかないんだ。
この山道、どこまで続いているんだろう。
どんなに上っても険しい山道が続いているだけ。

背中の荷物がどん々重くなっていた。
背負った荷物、こんなもの投げ出して捨ててしまいたい。
荷物がなくなれば、どんなに体が軽くなるだろう。
もっと速く歩けのに。
立ち止まり、休んでいてもそれだけ雨に濡れ、体が冷えていくだけ。

12.9kmの焼山寺の山越え、約8時間。

本堂の下のベンチにSさんが疲れきった顔で休んでいた。
参拝と納経を済ませSさんの隣に腰を降ろす。
ずぶ濡れになり寒さと疲れで放心状態。

「haruねぇさん、Sさんここの宿坊に泊まるつもりだったけど、団体さんで一杯でダメなんだって。
オレ、Sさんと相部屋でいいから宿に頼んでもらえませんか。」
Sさん、今夜の宿がなくて困っていた。

宿に連絡をしてみた。
焼山寺に着いたんですが、ここからどの位か掛かりますか?
それと相部屋でもいいからもう一人お願いします。

相部屋でもいいなら、こっちは構わないけど、焼山寺から三時間半くらい掛かるよ。
今、車がないので迎えに行くことは出来ないけど。

雨の中、疲れきった足で3時間半。
私はもう歩けないよ。。
3時半過ぎにずぶ濡れになったレオンさんが到着した。
レオンさんもSさんも私も、歩く元気はなかった。
Nさんだけは未だ歩けると言ったが、タクシーを呼んで一緒に宿まで行くことにした。

4時少し過ぎ、タクシーで宿に向かう。
雨の中、足を痛め立ち休憩をしていたお兄さんが歩いていた。
みんな足を痛め疲れているのに、私たちだけタクシーに乗って申し訳ない気持ちで一杯だった。

あのお兄さん、Nさんの見ている前で転んで足を傷めたそうだ。
ひどい転び方だったからね。オレだって滑って転びそうだったから助けてやることも出来なかった。
Nさんがその時のことを思い出したように言っていた。

歩けば3時間半掛かる距離が車で1時間も掛からず植村旅館に到着した。
新聞紙を貰い、濡れた靴の中に詰めた。
洗濯をしたいけど、乾燥機はないと言われた。
乾燥機がなければ、明日までに乾かないかもしれない。
洗濯は止めよう。
ズボンは泥だらけになっていたけど、しょうがない。

夕食は6時からだから、早くにお風呂へ入って。と言われた。
レオンさんが下の部屋。
急な狭い階段を上がると右と左に部屋があった。
私は上がって左の部屋。
NさんとSさんが右の部屋。

お風呂、haruねぇさん先に入っていいよ。
夕食の時間に間に合わないと悪いから。

Nさんの言葉に甘えて先にお風呂へ入らせてもらった。

狭くて急な階段の上がり降りが辛かった。

髪を洗い、浴衣に着替えた。
お先に頂きました。Nさんたちに声を掛け部屋で荷物の整理。
広い部屋の片側に布団が3組たたまれていた。
部屋には洗濯ロープが張ってあり、古い小さなテレビと机と場違いな新しいクーラーが壁にあった。

ザックの中身を出して驚いた。
中のTシャッツ、靴下、ジーンズ、全部濡れてずしりと重くなっていた。。。
山越えのとき、荷物がだん々重くなってきたと感じていたのは気のせいなんかじゃなかった。
ザックカバーをしていないから、中身が雨に濡れていたんだ。
重くなって当たり前だった。

部屋の洗濯ロープに濡れた衣類、下着、靴下を掛けた。
ドライにして、一晩中着けておけば明日までに乾くということに期待した。

食事を済ませてー!
下から声を掛けられた。
布団の上で眠れる、熱いお風呂を頂き、暖かいご飯を頂いたけど。。。
それだけでありがたいと思わなければいけないのだけど、愛想もなく部屋は汚い。感じの悪い宿に思えた…
疲れ果て、感謝の気持ちが湧かないのだろうか。

下の部屋、レオンさんの部屋の隣で夕食。
レオンさんも疲れきった顔をして言葉も少なかった。
ご馳走様でしたと声を掛け、部屋へ戻った。

本家に連絡し、携帯とカメラの充電。
布団を敷いて横になった。
隣の部屋から、NさんSさんの話し声が聞こえた。
足がジンジンと火照る感じがしていた。
左の小指と薬指にマメができていた。
針をライターの火であぶり、消毒液に浸しマメを破き水を抜いた。
痛くもなかった。水抜きした後、テープでぐるぐる巻いた。

使っていない布団を丸め、高くし足を上げて寝た。
夜中に目が覚め、階段をそろそろ降りてお風呂場の隣のトイレへ。
部屋へ戻る時、薄暗い廊下の壁際でサワサワと音がして、黒っぽいものが通って行った。
何も見ていない。何も見えない。
はいつくばって階段を上り布団の中へ潜り込んだ。

11番AM6:50出発→12番到着PM2:50
11番から12番 12.9km
歩き慣れた人で6時間と言われている→8時間(実時間)

焼山寺から植村旅館10.2km→タクシー

10月1日 焼山寺 二
屋根のある休憩所で休んでいるとき、「お先に」と追い越していった白い雨具のお兄さんが、木の切り株に座り込んで休んでいた。
私たち3人も荷物を降ろし休憩。

お兄さんが、親子ですかー?と聞いた。
え~!?
親子って言われたのは二度目だ。
私とレオンさんが夫婦でNさんが子供?まさか!
Nさんと私が姉と弟。レオンさんが父親か?
どう見たって似てないでしょう^_^;

「仲が良くって、なんかほのぼのして親子で歩いているのかぁって思ったんです。」
へぇ~、そんな風に見えるんですか。

懐いてくれるNさんは、弟がいたらこんな感じなのかなって思った。
もし、父が元気で生きていたら、一緒に遍路道を歩きたかった。
レオンさんの後姿を見ながら、父の姿を思っていたかもしれない。

白い雨具のお兄さんの顔色が悪かった。
「具合悪いんですか?」
「山酔いしたんです。」
山酔い!?
「船酔いとか車酔いは知ってるけど、山酔もあるんっすか。高い山で呼吸が苦しくなるような?オレ始めて聞いた。」
私も始めて聞いた。
頭が痛くなって、平衡感覚がなくなる感じなんだって。

「僕、Sと言います。同行させてもらっていいですか?」
いいっすよ。オレNです。フランスからお遍路に来たレオンさんとharuねぇさん。ねぇさんは新潟、オレは愛知から来たんです。Wさんどこからっすか?」
「大阪です。」
「大阪っすか。オレ大阪も通ったよ。Sさん、大阪はどこっすか?」
「あ~。。。」
Sさんは言葉を濁して、ちょっと気まずい雰囲気になったけど、
さぁ、そろそろ行きますか。
Nさんがなんでもなかったように立ち上がった。

Sさん、杖の代わりに木の棒を持っていた。
金剛杖くらいの長さで、握り具合もよさそう。
「足が痛くて参っていたんです。そしたら木に、この棒が立て掛けてあって、まるで自分のために置いててくれたような感じで使わせてもらっているんです。」
「きっと、お大師様ね。」
「そうですね。足がおかしくなって一人で心細くなっていたんです。鈴の音が聞こえたんで待っていたんです。
お大師様って思っていました。」

先頭にNさん、レオンさん、私、足を少し引きずりながらSさんが一番後ろに着いた。

AM9:11
AM9:11

AM9:58
AM9:58

AM10:06
AM10:06

AM10:20
AM10:20

AM10:40
長戸庵から山道を1時間下って行くとお堂があって、中に仏像が祀ってあった。
仏像がなければ、使っていない古い小屋のようだが柳水庵の奥の院だった。
そのお堂から急な山道の下に、柳水庵の建物が見えた。

雨が強くなっていたし、疲れていたので11時前だったが早めのお昼休憩をとることにした。
柳水庵は無人で閉まっていた。
隣の作業小屋のようなところに荷物を降ろし、座れる板の上で宿で作ってもらったおにぎりを食べた。

水場でペットボトルに水を汲みに行く時、ニョロに遭遇。
普通のときだったら、ギャー!と悲鳴を上げるところだったが叫び声も出なかった。
見なかったことにして水を汲んできた。

Sさんが先に食べ終わり、トイレに行ったときNさんに、
「Sさん、わけありなんだよ。言いたくないこともあるんだから詮索しちゃダメよ。」
大阪はどこってNさんが聞いていたこと、さりげなく言った。
「そうだね。言いたくなかったみたいだったね。オレ、言った後でヤバーって思ったんすよ。
あ~haruねぇさん、わけありって、オレだってわけありなんだからね。」と笑った。
Nさんも気にしていたようだった。

同行になっても、相手が語るまでプライベートのことは聞いちゃいけない。
お遍路に出るって、その人にはその人の意味があるし訳もある。
お遍路に出た動機や、相手の家族住所など、あれこれ質問することは慎まなくてはいけない。

AM11:05
柳水庵から下り始めて直ぐに車道に出ると、そこに立派な遍路小屋があった。
休憩したところからカーブになっていたので小屋が見えなかった。
新しい綺麗な小屋で、覗いてみると畳が敷いてあった。
知っていたら、作業小屋のようなところでおにぎりを食べるんじゃなかった。
足を伸ばしゆっくり休憩できたのにぃー!4人で悔しがった。

車道を横切り、また山道を上っていく。
ここから焼山寺まで、山を二つ越える。
AM11:38
AM11:38

PM12:03
PM12:03

PM12:10
柳水庵から2.2km上って一本杉到着。
PM12:10

PM12:15
左右内の一本杉。
PM12:15

PM12:18
大きな杉木の前の大師像。
PM12:18

PM12:20
先に到着していたNさんが休んでいた。
PM12:20

Nさん、Sさん、レオンさん。
今にも倒れそうな建物で、荷物を降ろし緩く腰を掛けて少しの休憩。
PM12:30


11番から長戸庵3.2km 
長戸庵から柳水庵3.4km 
柳水庵から一本杉2.2km 

11番→一本杉 淨蓮庵
11番から8.8km
11番出発から約5時間40分。

10月1日 12番焼山寺 一
5時20分。
目覚ましが鳴る前に目が覚めた。
テレビを点け天気予報を見ると徳島は雨。
雨具は持ってきていない。
ビニールの使い捨て雨具を、やはり入れて来れば良かったと思ったけど、今更しょうがない。
昨日までの暑さを思えば大したことはないだろうと、たかを括っていた。
後でとんでもない事だったと、このときはまだ気付きもしていなかった。

窓から外を見ると、2廻り目のお兄さんが出発して行った。

顔を洗い、着替えをして食堂へ。
今日は1日雨だよ。雨具は?
女将さんに聞かれ、持ってきていないと言うと、忘れものの使い捨ての雨具があるから持って行きなさい。と渡してくれた。

AM6:10
カウンターの上にあるのはおにぎり。
お昼のおにぎりを作ってくれたのに、支払いは¥6,500-だった。
AM6:10

AM6:20
吉野旅館の前にて。
レオンさん、東京のお兄さん、haru、浜松のおじさん。
AM6:20

吉野旅館の女将さん。
吉野旅館女将さんと

写真を撮ると東京のお兄さんが一足先に出発した。
浜松のおじさん、レオンさん、Nさんと6時半宿を出発。
女将さん、お世話になりました。
ありがとうございました。

AM6:40
11番藤井寺到着。
雨が強くなってきた。
浜松のおじさん、レオンさん、山門で雨具を装備。
Nさんは、半袖、雨の山越えに半袖じゃ可哀想。
女将さんから貰ったビニールの雨具をNさんが着たらいいよと渡した。
最初はオレはいいよ、と言ってたけど雨は止みそうもないから借りるね、と雨具を受け取った。
AM6:40 11番藤井寺

11番本堂にお参りをして、いよいよ焼山寺の山道へ。
AM6:48

AM6:50
薄暗い山道は狭く、急な坂道が続いている。
A<6:50

AM6:55
11番藤井寺 奥の院。
AM6:55

AM7:05
焼山寺まで11.8km。
ビニールの雨具、汗が逃げないから中から濡れてきて、雨の方が未だいいとNさんは脱いでしまった。
AM7:05

AM7:10
延々と続く坂道。
浜松のおじさん、最初の30分くらい待っていてくれたがそのうちどん々先に行き、姿が見えなくなってしまった。
AM7:10

AM7:20
屋根つき椅子つきの休憩所で早速一休み。
汗と雨で背中はびっしょり。
休憩中のNさんの足元を見てください。
靴じゃないんです。サンダルのようなこの靴(?)で山越えをしました。
荷物を入れているのも肩に背負うザックじゃなく、肩紐のついた大きなショルダーカバン。
このカバンの肩紐が何度も切れ、結んで担いでいました。
このいでたちで焼山寺の山越えをしたNさん、おそるべし。
AM7:20休憩

15分くらい休憩して出発。
AM7:45
AM7:45

AM8:00
雨が又強くなってきた。
白い点は雨粒。
今度は下り道。
AM8:00

AM8:17
右側は山底。
足を滑らせ転げ落ちたら二度と上がってはこれない、人知れず朽ち果てた昔のお遍路さんの骨が幾つもあるのではなどと恐い想像をしていた。
AM8:17

AM8:50
長戸庵。宿を出てから約2時間。
「四国のみち」立て札の前に、木のイスが有ったのでビニールを敷いて荷物を降ろし、2回目の休憩。
AM8:50


11番→長戸庵
11番から3,2km
11番出発から約2時間

9月30日 11番藤井寺から吉野旅館
PM4:25
11番 藤井寺。
11番藤井寺

11番 藤井寺山門

山門の中に大きなわらじ。
山門の中の大きなわらじ

山門から境内の藤棚が見える。
11番 山門

境内への石段。
境内へ

11番 藤井寺 本堂。
右手に大師堂。
左手に12番焼山寺への遍路道が有る。
地元の人が静かに参拝をしておられた。
本堂と境内

大師堂。
大師堂

納経所。
春に来たとき、手ぬぐいと妹にお守りを買ったけど今回は手ぬぐいだけ。
疲れ果て、一刻も早く荷物を降ろしお風呂へ入りたかった。
納経所

PM4:50吉野旅館へ向かう。
山門を後に

PM5:00 
吉野旅館到着。
吉野旅館


11番の藤井寺は派手さが無く、自然の中に溶け込んでいる好きなお寺。
春に来たときも早い時間だったせいか、参拝の団体さんとも会わず静かなお寺という印象だった。
般若心経を唱えている時、突然涙が溢れ体に何かの気配を感じことを、今でもはっきり覚えている。

今回は何の気配も感じられなかった。
きっと頭の中で休むことと、お風呂のことしか考えていなかったから誰も会いに来てくれなかったのだろう…

1日無事に回れたことに感謝しながら参拝を済ませ宿へ向かった。

11番から大きな道へ出ると直ぐに宿の看板があった。
吉野旅館さんに着いてお杖を洗い、上がらせてもらった。

お風呂は1階の奥。2部屋あって、鍵が掛かっていたら使用中だから空いてる方を使ってと説明してくれた。
お風呂の手前に洗面所とトイレ。
洗面所に洗濯機と乾燥機。
部屋は2階。廊下はフローリングで一部屋一部屋鍵が掛かりホテルの様。
2階にもトイレと洗面所が有り、洗濯機と乾燥機が置いてあった。
有料だったがとても助かった。

部屋は8畳位の広さで中に綺麗な洗面所まで着いていた。
テレビは液晶。
この後、阿波で泊まったどの宿より綺麗で親切な宿でした。
 ☆10個の吉野旅館さん。 

足が痛く2階の階段を、はいつくばって上っていたら上からヒョイとザックを持ち上げられた。
ん~?見上げると、吉野川で追い越して行った早足のお兄さんが笑いながらザックを持っていてくれた。
ありがとうございます。
足が痛くて仕方ありません~^_^;

マメができているなら水抜きした方が良いよ。と言ってくれた。
部屋へ入り本家へ無事宿へ着いたと報告して洗濯物を持ってお風呂へ。

お風呂へ入って足を確認。
マメはできていなかったが、左の小指と薬指の付け根が赤くなっていた。
なんか、やばそう。。

お風呂から上がると女将さんに食事よー。と声を掛けられた。
急いで部屋へ戻り、左足の小指と薬指にテーピングをして1階の食堂へ。
筋肉痛で階段の上がり降りが辛かった。

食堂に今日の泊りの人たちが、もう揃っていて私が一番遅かった。
ザックを持ち上げてくれたお兄さん、浜松のおじさん、私。
向かい側の奥から2廻り目のお兄さん、レオンさん、Nさんの6人。

ハムサラダに煮物の小鉢、味噌汁、ご飯。
メインデッシュはトンカツ^_^;キャベツだけマヨネーズで食べていた。
ハムサラダのハムは勘弁してもらった。

食事中、2廻り目のお兄さん。
1日50㌔から60㌔近く歩いていると聞いて驚き!
たまーに、こういう人がいるのよ。普通の人の2日分歩く人が。
笑いながら女将さんが言っていた。
何番の前の宿はどうだったとか、あそこの宿はお薦めですよ。と情報提供。
浜松のおじさんがいろいろ質問していた。

明日は焼山寺の山越え。
明日の宿はどこ?と浜松のおじさんに聞かれた。

浜松のおじさんは神山温泉に宿は予約してあるそうだ。
未だ決めていないんですよー。。。
Nさんと、どうする?と顔を見合わせる。
私も神山温泉と思っていたけど、女将さんが神山温泉への道は少しきついし遠いから、左へ降りたら植村旅館があるよ。と言った。
「遠くてきつい」この言葉に、ため息が出る。
植村旅館さん、連絡すれば迎えに来てくれるし荷物だけでも運んでくれるよ。と耳寄りな話。
その言葉に即決めた。
植村旅館にしょう!歩けなくなったら迎えに来てくれる。こんないい話はないもの。
私、その旅館にします!
オレも。Nさんとレオンさんも一緒に行くことになった。
女将さんが3人分の予約を入れてくれた。
これで明日の宿は確保。

食堂で男の人たちビールを注文し、飲み始めたので私はご馳走さまでしたと宿の予約のお礼を言って部屋へ引き上げた。

洗濯物が終わったいたので乾燥機へ入れ、明日のお昼のおにぎりを女将さんにお願いして2階へ。
乾燥が終わるまで部屋で布団の上で横になりメモの整理。

6番AM7:00出発→7番到着AM7:16
6番から7番 1.2km 20分(予定)→16分(実時間)
7番AM7:16出発→8番到着AM8:40
7番から8番 4.2km 1時間10分(予定)→1時間30分(実時間)
8番AM9:43出発→9番到着AM10:12
8番から9番 2.4km 40分(予定)→約30分(実時間)
休憩30分
9番AM11:00出発→10番到着PM12:30
9番から10番 3.8km 1時間10分(予定)→1時間30分(実時間)
10番PM1:00出発→11番到着PM4:25
10番から11番 9.8km 3時間(予定)→3時間25分(実時間)
PM1:10~PM1:50 40分昼休憩
PM2:50~PM3:00 10分休憩
暑さで午後からはとてもきつくなり、30分毎に5分休憩を繰り返していた。
歩いた距離 21.4km

9月30日 吉野川から11番へ
日陰もないアスファルト道が延々と続く。
汗が流れ背負った荷物で肩が痛い。
ザックの下に手を入れ、何度も「おいしょっと!」と背負い直す。

ハルサン、ダイジョウブデスカー。
ダメです。全々大丈夫じゃありません。。(-_-;)

PM2:50
うどんやさんから1時間歩いて休憩。
日陰も休む場所もない。車も人も通らない。
道路の端に荷物を置き、座り込んで水を飲む。
Nさんが地図を見ながら、吉野川までもう少しだからと言ってくれた。
PM2:50

PM3:10
顔に触るとザラザラしていた。
なんだぁ~?流れた汗が乾き塩になっていた^_^;
水を飲んだ後から汗になり、直ぐに乾き又ザラザラ顔。
タオルは汗臭くなっていたが、そんなこと気にもならなかった。
PM3:10

吉野川。
車が来ると、すれ違い場所で待機。
待機場所

欄干は無く、車1台が通れば一杯一杯の幅。
所々に待機場所がある。
吉野川

澄んだ綺麗な水の吉野川。
吉野川

PM3:15
吉野川を渡りきると石段。
足の早いお遍路さんが、スタスタと追い越して行った。
PM3:15

石段の上から渡ってきた吉野川を見る。
上がると、11番の案内標識。
追い越して行ったお遍路さんの後姿を追って右へ行く。
あの人に着いて行けばいいんだよね。
渡ってきた吉野川

PM3:32
道なりに左へ折れて吉野川市の町の中。
左R192。右の240号線へ。
大きな道路へ出るとコンビニ、サンクスの看板。
ちょっと買い物してくるから先に行ってて。
ここからは真っ直ぐだから。
Nさん、コンビニへ。
背の低いコンクリート塀があったのでザックをそこに乗せ、レオンさんと立ち休憩。
Nサン、マッテマスカー?
うん、ちょっと待っていよう。
レオンさんが自販機から水を買ってくれた。
ありがとう。
冷たい水が美味しかった。
肩も足も痛く、30分歩くのがきつくなっていた。
Nさんが来るまで何度も立ち休憩。
PM3:32

PM4:11
Nさんが汗を流しながら追いついた。
パンツ買ってきた。と笑いながら言っていた。
お風呂の時、洗えばいいのに。と言うと
「コンビニが有る時に買っておかないと不安。」そうかもね。
遍路道にコンビニは無いし、自販機があれば大ラッキーなのだから。
PM4:11

PM4:20
R240から右へ。
PM4:20

5分ほど歩いて農家の庭先のような道を通って11番へ。
PM4:25

9月30日 昼休憩から吉野川へ
ベンチのところに待っていてくれたおばさんが階段を下りながら、
「私はね、ここのお掃除を10年間やらせてもらったのよ。
おかげさまで足が丈夫になってありがたいと思っているの。」

10年間もですか~!

「今日も、お礼参りにきていたの。
荷物の番をして、お遍路さんのお手伝いをさせてもらったりね。」

姿勢のいい綺麗な歩き方のおばさんだった。

10番の山門が工事中で遠回りをしなければいけないのに、おばさんがこっち、こっち。と真っ直ぐ進み工事中の立て看板を通り抜け、
「近道だよ。ここら辺の人だけ通っても良いの。」
と笑いながら言った。

おばさんは止めていた自転車に乗ると
「じゃーね。お先に~」と手をヒラヒラ降りながら行っちゃった。

お腹すいたねぇ~と言いながら、帰りに「ここでお昼にしょう」と決めていたうどん屋さんへ向かう。
PM1:10
うどん屋さん。
PM1:10

うどん屋さんの表の台の上に荷物を置き、昼休憩。
昼休憩

中へ入ると、自転車で先に行ったおばさんが待っていた。
ここのうどんは美味しいよー!
おばさんのお薦めのうどんはとっても美味しかった。
冷やしうどん。¥450-
うどん屋さん

お店のおばさんからお接待にと、カボチャの煮物を頂いた。
甘辛く煮付けたカボチャはとっても美味しかったです!
ありがとうございました。

おばさん、カラオケが大好きなんだって。
カラオケ~!レオンさんがおばさんに歌ってくれと言うと、
とてもいい声で演歌を唄ってくれた。
(演歌は知らないので何て歌か教えてもらったけど忘れました。。^_^;)
レオンさん、おばさんの唄を録音して歌い終わると聞かせてくれた。
あはは~♪おばさんたちは大笑いしていた。
とっても楽しい休憩だった。
うどん屋さん

PM1:50
おばさんたちに見送られ、うどん屋さん出発。
PM1:50出発

PM2:15
R237へ出て吉野川へ向かう。
PM2:15

ワンコが寄って来てくれた。
PM2:20

PM2:30
変電所から右へ曲がって40分歩くと石段。
PM2:30

石段を降りると炎天下のアスファルト道。
吉野川へ

5分ほど歩くと川。
吉野川?と地図を見ると吉野川から分かれた下流の川。
綺麗な川で泳いでいる魚が見えた。
吉野川下流

釣り人発見。
釣った魚を見せてくれた。
釣り人

大きな鮎。
鮎

9月30日 10番 切幡寺
9番から歩き始め、しばら行くと小豆洗大師の小さなお堂があった。
Nさんがお参りしていくと言って、ちょこんと頭を下げていた。
お寺では納経もお参りもしないくせに変な人ねぇ、と言ったら、

「オレはオレ流のお遍路なんですよ。
ホントはね、お遍路なんて何にも興味もなくって、友達が愛媛にいるから遊びに行こうって、フラっと出かけてきたんっすよ。
愛媛に寄らず、徳島へ入ったら急にお遍路もいいかな、な~んて。
時計も携帯もいらないから送り返して、菅笠だけ買って回り始めたんですよ。
オレ、変わっているかなー?」

みんな、それぞれの自分流のお遍路。
それもいいんじゃない。

「はるねぇさん写真ばかり撮ってますよね。それ、どーすんですかぁ?」

写真はね、記録代わり。
歩きながら時間やメモ書けないでしょう。
写真を見れば時間がわかるから、日記代わりなのよ。
あ~私のHPにNさんの写真、載せてもいい?
肖像権があるから、いけなかったらボカシを入れるけど。

へぇ~はるねぇさん、HPとかやってんだ。
そう言えば、仲間もネットで株だとかブログとかやってますね。
オレ、PC持ってないからそんなのやってないんっすよ。
オレの写真、載せるんですか。エヘヘ~ボカシなんて入れなくっていいっすよ。
そのまま載せてOKっす。
帰ったら、仲間に教えてやりますよ。サイトのアドレスとか教えてくれますか。

Nさんに携帯の番号とサイトのアドを書いて渡した。
オレ、携帯使わないから自分の番号わからないっすよ。
はるねぇさんにオレから掛ければ登録できますね。帰ったら電話しますよ。

レオンさんから名刺を頂いている。
全部フランス語で書かれているので全々わかりませんけど。。^_^;
電話番号、アドレスも書かれているけど、フランス語でメールは送れないし電話も掛けられない。
記念に頂いて大切に保管。

そんな話をしながら炎天下のアスファルト道を汗を流しながら歩いていた。

暑さと荷物の重さで歩く速度が遅くなる。
遅いから先に歩いて行ってと声を掛ける。
だん々二人と距離があいていく。
足の速い人と一緒だと、どうしても自分のペースじゃなくなってくる。
急ぎの時や体が疲れてない時、足の調子がいい時は早足の人と一緒の方が良いのだろうけど、無理に合わせているとそれが負担になってくる。

AM11:47
9番から47分歩いてようやく10番の案内が見えた。
AM11:47 10番切幡寺案内標識

先に行った二人が待っていてくれた。
ここから10番までが長かったー!
レオンさんとNさん

PM12:00
山道を上って行く途中、切幡寺山門の工事中の立て札があり、10番への回り道が出ていた。
ここら辺で、6番の宿坊で一緒だった三重からの細めのおじさんに会った。
三重のおじさんとは宿坊の朝食の時以来。
追い越されてはいないから、私たちより先に出発していたんだ。
おじさんは10番の参拝を済ませた帰り道。
速いですね~!10番は未だ先ですか?

未だ、ずーっと先だよ~。笑いながら言ってくれた^_^;

PM12:00 切幡寺へ

しばらく歩くと恐ろしい光景。
石段に書かれた文字は ”是より333段”!
AM12:03 山門から333段上る石段

石段を上っていくレオンさんの後姿。
Nさんの姿はとうに見えなくなっていた。
本堂への石段

333段上ると、水屋の前に休憩所のようなところが有った。
荷物の番人をしててやるから、ここに置いてお参りしてきなさい。
ベンチに休んでいたおばさんが言ってくれた。
目の前に未だ石段が続いている。
おばさんの言葉に甘えた。

レオンさんとザックをベンチに降ろすと、おばさんが、
「そこで手を洗ってごらん。悪い物や疲れが取れるよ。」
言われたように柄杓で手に水を掛けた。
ザックを降ろしたから、本当は体が軽くなったのだろうけど、冷たい水が疲れや、憑いていたかもしれない悪い物が本当に流され軽くなったように思えた。
PM12:10
優しいおばさんと記念撮影。
AM12:10 333段上ったところで

ここから更に本堂まで234段。
更に本堂まで234段の石段

AM12:12 本堂までの石段

先に行ったレオンさんとNさんが、がんばれぇ~と声を掛けてくれた。
上で待ってくれてたレオンさんとNさん

PM12:30
10番 切幡寺本堂。
AM12:30 10番切幡寺本堂

団体さんと参拝の人で賑わっていた本堂。
本堂

納経所と右手の奥に国の重要文化財の大塔。
納経所と大塔

PM12:47 納経所。
納経を済ませ、自販機で冷たいお茶を買ってベンチで休んでいると、6番の宿坊で一緒だった徳島大学の女子学生二人が到着した。
PM12:47 納経所

PM12:50
徳島大学女子学生さんと記念撮影。
PM12:50 梵鐘前にて

境内にいた人から撮ってもらった記念撮影。
女子学生さんに写真載せてもいい?聞いたら、どーぞ、どーぞ。と言ってくれた。
ボカシは必要有りません~、そのまま載せてください~って。
徳島大学学生さん2人、レオンさん、Nさんと


6番の宿坊で一緒だった徳島大学の学生さん。
10番から徳島へ戻ると言っていた。
しばらく、おしゃべりしてお別れ。
頑張ってくださ~い!と激励の言葉。

PM1:00
しばらく休んで上って来た石段を降りる。
上るのも辛いけど、降りる時はもっと恐くて辛い。
膝にくるし油断していると足を滑らせ転げ落ちそうになる。
石段は急で幅も狭く、真っ直ぐ向いて降りれずカニの横歩き状態で降りてきた。

9月30日 9番 法輪寺
AM10:12 
9番 法輪寺到着。

9番の山門の前にあるお店の前で、おじさんが声を掛けてくれた。
「ごくろうさま、どこからきんさったね。」
フランスからのお遍路さんと私は新潟からです。

ほぉ~、フランスからとは遠くからきんさんったものだ。
ねぇさんは新潟から?
はい。
魚沼って知っているかね?
勿論知ってます。お米が有名ですね。
ねぇさんは魚沼かね?
魚沼は行ったことがないんですよ^_^;私は新潟市内です。

うちの親戚で魚沼の知り合いがいるんだよ。
雪は多いのかね?
冬は雪がとっても多いと聞いてます。

そうか、そうか、魚沼は行ったことがないのか。
おじさんは一人で頷きながら、遠くからご苦労さんだね。と言ってくれた。

9番 法輪寺山門。
AM10:12 9番法輪寺

山門の前に大きなわらじがあった。
山門から真っ直ぐ入ると本堂。
9番 法輪寺山門

AM10:40
本堂の右隣に大師堂。
本堂の左隣に納経所。
広い休憩所が納経所隣に設置されている。
境内

本堂の天井に描かれている天女像。
本堂の天女像

納経所の隣の広い休憩所の反対側にも休憩所。
そこでくつろいでいた地元のおじさんとおばさんと山門前のお店にいたおじさんと一緒に記念撮影。
境内にて休憩

お店の前にいたおじさんが、ジャージのおじさんとおばさんに、
「新潟からきんさったと。」と言うと優しい顔をしたおばさんが、
「新潟からは遠いねぇ。一人で来たの?足は大丈夫?」
心配してくれた。

連れの人が出来て一緒に歩かせてもらっていますから大丈夫です。
肩が痛いしこの暑さでヘタってしまいました。
明日は焼山寺の山越えなんですよ。
荷物がだん々重くなってきました。

ジャージのおじさんに、肩が痛いのはザックの背負い方が間違っているからだと怒られた^_^;
山越えで上る時はここを締めて、平地を歩く時はここは締めない。
間違った背負い方をしているから腰や肩に負担が掛かるんだ。
立って担いで見なさい。

ベルトの位置を直してくれたザックを背負ってみると、先より軽くなった気がした。
その後、ジャージのおじさんが腰と肩を揉んでくれた。
気持ちよかったぁ~

レオンさんにも、あんたの担ぎ方も間違っている。
これはこうじゃない。ここをこうするんだ。

レオンさんは体に触られ驚いた顔をしていた。
次はNさん。
オレはいいっすよー。と逃げてしまった。

地元のおじさんおばさんと話し込んで30分休憩。
AM11:00 9番出発。

8番AM9:43出発→9番到着AM10:12
8番から9番 2.4km 40分(予定)→約30分(実時間)
休憩30分
9番AM11:00出発→10番
9番から10番 3.8km 1時間10分(予定)
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