アランと一緒に四国遍路。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

帰路
10月25日


     宇和島から帰路



6時頃に目が覚めた。
窓のカーテンを開けると曇り空。
緩々と身支度を始める。

7時に2階のカフェで朝食。
朝食を済ませ部屋に戻り忘れ物がないかもう一度部屋の中を確認。

フロントへ行きお世話になりましたと声を掛け鍵を渡す。
お気をつけて。フロントの女の人に見送られ階下へ降りた。

橋を渡りバスセンターへ向かう。
朝の通学通勤の人たちがバスセンターの待合室イスに腰掛け壁の大型テレビを見ていた。
AM7:50
AM7:50 宇和島バスセンター

8時15分出発の大阪行きの高速バスが入いってきた。
待合室で待っていた人たちの後に続きバスに乗り込む。
乗客は数えるほど。
定刻通り8時15分に出発。
バスセンターの中で大きく回りバスは国道へ出る。
AM8:17
AM8:17 

1回目の休憩。
AM10:30
石鎚SAで10分休憩。
AM10:30 石鎚SA

石鎚SA。
石鎚SA

高速バス・サラダエクスプレス。
石鎚SA

石鎚SA

PM12:35
PM12:35

淡路島南SAで2回目の休憩。
PM12:43 淡路島南PA

淡路島地図

高知竜馬空港へ降り立ったのが12日前。
多ノ郷から始まった2007年秋遍路。
足摺岬を目指し叶崎、月山神社、桃色珊瑚の地を廻り伊予に入った。
長かった土佐の道のり。
よく歩いてきたと自分の脚を褒めてやる。

来春は宇和島から何処まで行けるだろう。
遠ざかる四国の山並みをバスの窓から何度も振り返り見ていた。


スポンサーサイト

宇和島市街
10月23日


      宇和島市街



時間は未だ早いけどホテルに行くことにした。
汗ビッショリになっていたし、参拝を済ませたので着替えたかった。
市内散策をするにしても荷物は邪魔になる。
チェックインできなくても荷物だけ置かせてもらおうとホテルに向かった。

PM1:20
橋を渡って左へ行く。
PM1:20

川沿いに行くと右手にパークホテル。
パークホテル

1階は駐車場になっていて2階がフロント。
リージェントホテルから予約してもらった○○です。
「○○さんですね。お疲れさまでした。チェックインが4時からなんですよ。。。」
あのぉ。。荷物だけ置かせてもらえませんか?それから着替えをさせてもらえないでしょうか?
「お部屋がまだ片付いてないので後でお荷物をお部屋の方へ届けておきます。着替えならそのお部屋でどうぞ。」
フロントの脇の広間を指差した。

宴会の間のようだ。
ステージのある畳敷きの大広間に入り、ザックの中から半袖のTシャッツと上着を出しジーンズに着替えた。
遍路袋の中身をザックに入れ財布、携帯、カメラをバックに詰め替える。
ザックと袋に入れた金剛杖をフロントの脇、邪魔にならないところに置いてもらう。
パークホテル

とりあえず駅の方へ行ってみよう。
表通りに出ると携帯電話ショップのウインドーに観光案内のマップが張られていた。
観光案内マップ

歩道にはめ込まれている闘牛、牛鬼、八ツ鹿の絵。
とうぎゅう

駅前の大通りに出ると沢山の幟旗が立っていた。
リージェントホテルのフロントマンさんが相撲巡業があると言っていたのを思い出す。
宇和島駅馬通り

宇和島駅前にお土産などが置いてある観光センターがあった。
中に入ると名産のカマボコ、ジャコ天、お菓子、地酒、乾物類、四万十海苔などが所狭しと並べられている。
カマボコとジャコ天は専門店で買うことにしてあちこち探すのも面倒なのでお土産のお菓子をここで買うことにした。
売り場の人に、宇和島名物のお菓子を聞くと「唐饅頭(とうまんじゅう)」や獅子文六(ししぶんろく)の小説にちなんだ饅頭「大番」、ミツの香りの「蜜饅頭」が宇和島ならではの銘菓だと教えてくれた。
本家、あーちゃんpapaの会社、知人に唐饅頭と蜜饅頭、大番を買いバックに入れてたお友達、家族と妹のお守りの袋を土産と一緒に入れて送ってもらった。
カマボコ、ジャコ天の美味しいお店を教えてもらうと、センターから近くの中村かまぼこ屋さんを薦められた。
宇和島駅

観光センターから少し行くと中村かまぼこさんがあった。
カマボコもジャコ天もいろいろ種類があってどれも美味しそうに見える。
お土産はカマボコとジャコ天を数種類選んで箱詰め、自宅用には箱に入れず2個づついろいろな種類を袋に入れてもらい纏めて一旦自宅に送ってもらった。
カマボコ屋さん




龍光院
10月23日

     番外六番 龍光院

龍光院は元和元年(1615年)宇和島藩の初代藩主として伊達秀宗が入城されたとき、宇和島城の鬼門に当たるこの場所へ伊達家・藩・領民の安泰を計るため鬼門の鎮として建立された。



111段の石段。
111段の石段

本堂、大師堂等は111段の石段を上がったところにあり、眼下には宇和島の市街地、寺町界隈、宇和島城が見渡せる。
境内への石段

碑の奥、桜の木の脇に並んだ地蔵があった。
この地蔵が信者達の信仰によって出来たミニ八十八ヶ所。
境内左手の第1番札所霊山寺に始まり、龍光院裏手の墓地をぐるりと巡り再び境内の第88番札所大窪寺へと帰って来る。
ミニ八十八ヶ所

水屋。
水屋

長い石段を上がると明るい境内の真正面に本堂。
石段を上りきると手入れの行き届いてた緑の芝生が広がっている境内。
境内と本堂

本堂。
本堂

本堂

本堂隣に大師堂。
境内と大師堂

大師堂。
大師堂

朱塗りの稲荷大明神。
稲荷大明神

鐘楼。
鐘楼

大師像。
【この蓮台石のしたには四国108ヶ所霊場のお砂が敷かれています。この台に上がってお祈念下さい。必ず念願が叶います。】
大師像

境内。
境内




別格第六番 龍光院
10月23日


      別格第六番 龍光院



AM11:50
休憩所から川に沿って行き小さな橋を渡り宇和島市街。
AM11:50

休憩所で教えてもらった病院を目印に進むが道が幾つも分かれグルグル歩いてるうちに自分が何処にいるのかわからなくなってしまった。
昼休みをしている工事のおじさんが、そっちは工事中で危ないからこっちの道を行って、と誘導してくれた。
道路を渡り、また別の道へ行く。
伊達博物館は後にして今日の宿も探さなくてはいけない。
駅まで行けばホテルがあるだろうと考え広い道路の方へ曲がると、小さなワンコを抱いた女の人がどちらへ行かれるんですか?と声を掛けてくれた。
駅の方へ行きたいんですが。。。
「それならこの道じゃなく、次の道を右に曲がり少し行くと広い道路に出ます。その道を真っ直ぐ行くと駅の方向ですよ。」
地図を見てもさっぱりわからない。。。
親切な女の人に、伊達博物館、天赦園はこちらの方向ですか?と聞くと、駅とは反対の方向だった。

宿探しがあるので女の人に聞いてみた。
駅の方にいいホテルはありますか?
「広い道路を左に行くと駅まで行かなくても結婚式場もあって綺麗なホテルがありますよ。食事なんか女性一人でも利用できるし私もよく友達と行くんですよ。」
地図を見ながらこのホテルと宇和島リージョンホテルを指差した。
バスセンターが近くに載っている。
それなら都合がいい。

お礼を言って顔を上げると正面の小高い山の上にお城が見えていた。
あ~お城!宇和島城ですね。町の真ん中にあるんですね。
「お城は何処からでも見えるんですよ。此処から見えるのは裏門の方ですね。」
お城は誰でも見学できるんですか?
「勿論。いい眺めですよ。」
後で見てきます。ありがとうございました。
AM11:58

広い道路に出て左に曲がると右手に神社の鳥居が見えた。

左手にリージョンホテルがあった。
フロントに行き、部屋はありますかと尋ねると
「申し訳ありません、相撲巡業があって満室です。」と言われた。。。
そんなぁ…駅の方へ行ってみようか。。。
「多分市内のホテルはどこも満室だと思います。あの、よかったら知ってるビジネスホテルに聞いてみましょうか?」
市内のホテル、何処も満員の様子。。駅まで行って満室と断られたらどうしょう・・・フロントマンにお願いしょう。
側の電話からパークホテルを予約してくれた。

PM12:05
和霊神社の鳥居。
PM12:05

和霊神社まで戻り左へ曲がる。
道路を歩いて行くと大きなビルや商店、会社、放送局などが並んでいる。
久し振りの街の賑やかさだった。

バスセンターがあった。
ここから大阪行きの高速バスが出る。
看板や標識を見ながら歩いていくと小さな川の橋を渡って左の方にパークホテルの建物があった。
バスセンターとホテルの場所を確認して龍光院へ行くことにした。
何度も歩いてる人に道を聞きながら龍光院にようやくたどり着いた。

PM12:35
PM12:35

駐車場から111段の石段がある。
石段の111は煩悩の数108と三世を足した数と言われている。
PM12:40

別格第六番 臨海山(りんかいざん) 龍光院(りゅうこういん) 福寿寺(ふくじゅじ) 高野山真言宗。
別格第六番 龍光院





泰平寺
10月23日


      番外霊場 泰平寺(四国曼荼羅霊場第五十四番札所)



馬目木大師を出て右に曲がると後ろからお遍路さん、と呼び止められた。
振り向くと「お接待させてください」と懐紙に包んだお菓子を両手に持ったおじさんが立っていた。
「休憩所で休んでいかれませんか?どーぞ、こちらへ。」
気が付かなかったけど曲がった角に休憩所があった。
お言葉に甘えて寄らせてもらう。

入ると真ん中にテーブルが置かれ回りの壁に沿った畳敷きのところが腰掛けられるようにになっている。
邪魔にならないところにザックを降ろす。
「隣の寺が四国曼荼羅霊場第五十四番札所になっている泰平寺です。この寺に平和な鐘があります、世界の平和のために撞いていただけませんか?」
テーブルにパンフレットを並べて見せてくれた。

世界は一つ
鐘からのメッセージ
平和の鐘
昭和26年3月、世界の平和を祈願して、中川千代治氏が世界二十三ヶ国の貨幣を集め鋳造寄進されました。
その後同氏はこの鐘をモデルとして世界六十五ヶ国の貨幣を集め鋳造され献納されたものが、ニューヨーク国連本部の「平和の鐘」です。

千代治からのメッセージ
なぜ戦争を繰り返さなければならないのか。
それはひいては人間の心の問題だ。
心が間違っているから戦争が起きる。
自分は世界人類を戦争の危機から救うため人間の心に響く実像的なものを作りたい。
それは「平和の鐘」である。

ザックは置いて遍路カバンを下げ隣の泰平寺の鐘を突いて参拝してきた。

AM11:25
泰平寺は慶長5年(1600)藤堂高虎の宇和島城築城の際に創建される。
当初は小さな草庵であったが、その後現在の地に移転された。
AM11:25 泰平寺

山門を入るとこぢんまりとした境内には、正面に本堂、右手には平和の鐘、水子地蔵が並び、その奥の一段高くなっているところに、金比羅宮があった。

平和の鐘。
平和の鐘

境内の石像

本堂。
本堂

境内の地蔵

境内

水子地蔵。
水子地蔵

休憩所におじさんおばさんがお茶を飲んでいた。
休憩所

曹洞宗の禅寺。
山門

四国曼荼羅霊場札所の案内標識。
四国曼荼羅霊場第五十四番札所

休憩所は地元の方のボランテアで交代でお接待役をやっているそうです。

休憩所に戻るとおじさんが冷たいジュースをテーブルに置きお菓子を勧め机から国の指定になっている天赦園、伊達博物館のパンフを出して説明してくれた。
パンフに書かれた地図を見ると休憩所の前の川に沿って少し行った橋を渡りそこから真っ直ぐのところに伊達博物館がある。
「天赦園は国指定の見事な庭園で1日見て回っても飽きませんよ。それと伊達博物館には本物の駕籠が展示されているんです。とても綺麗な状態で保存されています。是非見てきてください。」

AM11:45
宇和島の歴史や名産などお聞きして明日は宇和島市内を歩いてみるつもりでいたのでパンフを貰ってきた。
ご馳走さまでした、色々お話を聞かせてくださってありがとうございました。
AM11:45




馬目木大師(まめきだいし)
10月23日

    
   馬目木大師(まめきだいし)

      0.6km 5分



小さな商店の細い小路を進み広い道路に出る手前に赤い幟が立っていた。

AM11:15
馬目木大師。
AM11:15 馬目木大師

ブロック塀に馬目木大師の看板(?)が掛かっている。
馬目木大師

民家の脇の細い道へ入っていく。
馬目木大師

突き当たりが山の崖のようになっているところにお堂が立っていた。
大木の隣の灯篭が傾いている。。。
馬目木大師

馬目木大師の由来。
馬目木大師

今にも崩れ落ちそうな崖。
馬目木大師

馬目木大師堂。
馬目木大師

崖の脇の地蔵堂。
馬目木大師

崖のところに置かれている石像。
馬目木大師




コーヒー休憩
10月23日


    お遍路さんステーション休憩所から山際

       8km 1時間25分



AM8:50
松山まで100kmのキロポスト。
AM8:50

AM9:05
子安地蔵参詣口。
AM9:05 子安地蔵参詣口

AM8:06

コンビニやファミレスが何軒かあるが歩いてる道路側ではなく道路を渡った反対側ばかり。
トイレも行きたくなっていたしそろそろ肩が痛くなっていた。
どこかいい場所はないかしばらく国道を歩いてると道路を渡った向かい側に感じのよさそうな喫茶店があった。
車がひっきりなしに走っていたが丁度信号で車が途切れたので急いで道路を渡った。

AM9:30
AM9:30

コーヒー休憩。
まずはトイレ。
アイスコーヒーを注文、床にビニール袋を敷き靴を脱いで裸足になった。

あーちゃんpapaに今日の予定のメールを送る。
コーヒー休憩

AM10:05
お店の撮影して35分休んで出発。
アイスコーヒーご馳走さまでした。
AM10:05

AM10:25
道が分かれている。
工事のおじさんがお遍路さん、こっち、こっちと誘導してくれた。
AM10:25

AM10:35
左←国道37号、真っ直ぐ↑国道56号松山。
AM10:35

AM11:00
寄松郵便局を過ぎ並松に入ると宇和島署が右手にあった。
地図を見ながら細い道路にに入っていく。
1時間くらい歩くとまた肩が痛くなってきた。
宇和島市内に入って緊張感が解けたのかいつものペースのように足が進まない。
路地のお家のブロックの上にザックを降ろしビニール袋を敷いて10分休憩。
AM11:00




三好旅館から松尾トンネル
10月23日


     三好旅館から松尾トンネル

       4km 1時間20分



いつもより出発が遅いので5時半に起きて洗面トイレ。
部屋を片付け身支度、荷物をまとめる。

6時40分頃、食事が出来てますと若女将さんが迎えに来られた。
別館に行くと昨夜と同じ部屋に朝食が並べられ千葉さん、滋賀さんは食事を始めていた。
おはようございますと挨拶をして私も席に着いて朝食を頂いた。
三好旅館さん、夕食も朝食もとても美味しい食事でした。 

食事を済ませ部屋に戻り荷物を持って階下に行く。
玄関脇のイスに品の良いおばぁちゃんが座っておられた。
千葉さん、滋賀さんも荷物を持って下に降りてきた。
お世話になりました。
おばぁちゃんに声を掛けると、3人の手を順番に握り気をつけてねと言って下った。 
お遍路さんの出迎えとお見送りをするのがおばぁちゃんの元気の元なんですよと若女将さんが笑顔を浮かべておっしゃっていた。

90歳を過ぎておられるとっても素敵な三好旅館のおばぁちゃま。
いつまでもお元気で。

AM7:00
外まで出て見送ってくださった。
AM7:00 三好旅館

この先を真っ直ぐ行き橋を渡ると国道に出るからと教えてくださった。
三好旅館

千葉さんはバス停へ、滋賀さんは岩松の方へそれぞれ別方向に三好旅館の前で別れた。

AM7:05
板塀の住宅に沿って真っ直ぐ進み橋を渡る。
橋から国道に出て横断歩道を渡り信号を右へ行く。
AM7:05

丁度出勤、通学の時間帯でバスや車が渋滞していた。
歩道直ぐ脇に車が走っている。

市役所津島支所の辺りにきたら車の窓からの視線が気になり顔を上げた。
バスが止まったり動いたりを繰り返している。
そのバスの窓から中学生くらいの男の子が私に向かって手を合わせていた。
顔を上げた私に気づき、照れた笑いを浮かべる。
私が手を振るとその子の同級生なのか2,3人の男の子が彼の真似をして手を合わせている。
バスは渋滞を抜け走り出した。
身を乗り出し男の子たちが手を振ってくれた。

AM7:35
津島の地域づくり集団「てんやわんや王国」の標識。
隣町の愛南や今治、奈良、徳島からも応援を得て、松尾峠遍路道(総延長3.8㌔)の復元に取り組んでいるそうです。
AM7:35

松尾トンネル直前に新しい遍路道ができていて絵地図の大きな看板が立てられていた。
AM7:45

AM7:50
全長1710mの松尾トンネル。

遍路道を歩くつもりでいたが左に入る曲道を見逃していたのだろう松尾トンネルの前に来ていた。。。
朝のうちだったらそれほど車が多くないし遍路道より距離が短いと三好旅館を出るとき若女将さんが言っていた。
引き返したくなかったのでそのまま松尾トンネルを進むことにした。
AM7:50 松尾トンネル

トンネルに入る前、いろんな荷物を台車に括りつけた夫婦らしきお遍路さんが休んでいて女の人が私の側に来て、「幾らでもいいからお金を貰えないか」と言った。
財布は遍路カバンに入れて担いでいる。
出すのが面倒だったのもあるが、なんか少し嫌な気がした。
お遍路同士、困った時はお互い様なのだろうが「お金を」と言われてのは始めてで驚いた。
自販機があったら直ぐ出せるようにポケットに小銭を入れていた。
百円玉3,4個、10円玉、50円玉を受け取った女の人が小さな声で”ちっ”と舌打ちしていた…
二人揃ってトイレの方へ行ったのでコソリと写真を撮った。
松尾トンネル

トラック、バスが直ぐ横を通過する。
歩道が完備されているのでそれほど恐怖心はないし排気ガスは多少臭うが我慢できないほどではない。
どのトンネルもそうだけど、とにかくトンネル内の轟音は凄い。
凄まじい轟音とトンネルの天井についている大型換気扇の音が響き渡っている。
壁には、出口まであと何メートルと書かれた表示板がある。
「あと1000メートル」「あと600メートル」表示板を見ながらひたすら進む。
ようやく出口が見えてきた。

AM8:13
23分でトンネルを出た。
通ってきた松尾トンネル出口。
AM8:13 松尾トンネル

新松尾トンネルの工事が行われている。
休憩所の中に作業着を着たマネキンが置かれイラスト入りの説明図が張られていた。

【本工事は、工期:平成18年3月14日 ~ 平成20年3月31日。
宇和島市津島町高田から宇和島市祝森にかけての新松尾トンネルを施工するものである。
宇和島道路は国道56号のバイパスとして慢性的な渋滞緩和を目的とした高規格道路(自動車専用道路)であり、当工事は津島側総延長780m(トンネル延長2031mの内751m)を施工するものである。】

AM8:20
トンネルから5分ほど歩くと簡易トイレが設置されている綺麗な休憩所、お遍路さんステーション。
表のベンチにザックを降ろし靴を脱いで裸足になって15分休憩。
AM8:20休憩所

休憩所

休憩所

8時35分休憩所出発。



津島町 三好旅館
10月22日


      鴨田休憩所から三好旅館

    
          5.5km 1時間



PM2:50
鴨田休憩所から10分、国道56号を進むと左に金剛橋。
PM2:50

遍路標識。
川沿いの遍路道へ進む。
金剛橋

PM3:20
左に芳原川、右に国道56号に挟まれた遍路道。
ワンコ散歩とすれ違う。
小さなワンコがハァハァ暑そうにベロを出して歩いている。
ワンコさん、暑いねぇ。。。私も暑いわ。。。
PM3:20

PM3:30
津島大橋。
PM3:30

道路が三叉路に分かれている。
右にガソリンスタンドとコンビニの道。住宅を挟んで右に入る道。
真っ直ぐ津島大橋を渡る国道56号。

コンビニの隣の道へ行く。
進んでいくと小路が幾つもある住宅地。
住宅地の中を右に入ったり左に行ってみるが三好旅館が中々見つからない。

中学生くらいの男の子が3,4人歩いて来た。
すみません、三好旅館この辺にありませんか?
「三好旅館。。この先の道を右に行ってそこから左へ行ったところです。」
ありがとうございました。
津島大橋

教えてもらった道を右に曲がり川沿いの道をしばらく進むと分かれ道。
右の揺る坂の道へ行くと直ぐに左に曲がる道に出てその先に三好旅館の看板が見えた。
PM3:47

PM3:48

PM3:50
三好旅館到着。
ガラス戸を開け声を掛けると、おつかれさまと元気な声が聞こえてきた。
PM3:50 三好旅館

元気のいいおねえさんが(お嫁さん、若女将さん?)二階の部屋へ案内してくれた。
1軒隣の別館で6時半から夕食。
お風呂は階下で洗濯乾燥が300-。

汗でビッショリになったTシャツやタオルをまとめビニール袋に入れお風呂場へ。
脱衣所の隣に洗濯機が置いてあり隣にお金を入れる小さな箱が上に乗っている。

部屋のテーブルの脇に蚊取り線香が置かれていた。
蚊に刺されないうちに線香に火をつけクーラーを入れる。
部屋の真ん中に布団を敷き、電池の充電をして荷物の整理。
本家とあーちゃんpapaに宿に着いたと連絡を入れた。

6時半、宿の下駄を借りて別館に行くとこちらですと2階の部屋へ案内してくれた。
男の人二人、テーブルに着きビールを飲んでいた。
料理を運んでくれた若女将さんが、
「明日の朝食は何時にしますか?お三人で決めてくださいね。おにぎりがいるようでしたら用意できますからね。それと、ここにお名前と住所お願いします。」
宿泊カードを渡してくれた。

メガネを掛けた男の人、カードに書き込みながら私ともう一人の男の人に
「朝食は何時にします?」と聞いた。
「ボクは何時でもいいですよ、お任せします。」
真っ黒に日焼けした男の人が言ったので私もと頷いた。
「それじゃ、7時にしましょうか」

メガネの男の人はバスを使って1週間の区切り打ちのサラリーマンさん。
「ボクは千葉からきました。前回は津島町で終わっているので此処からなんです。この前もこの宿にお世話になったんですよ。」
私は新潟です。春と秋に区切りで廻っています。
春は須崎で帰ったので今回は須崎から。足摺から西コースを廻って宇和島までの予定です。
千葉の人、多いですね。この前も千葉の方にお会いしました。
「。。もしかして、山○さん?」
日焼けしたもう一人の男の人が私に言った。
そうです!山○さんです。とっても足の早い人。
「ね、もしかして松尾峠を水も持たずに登った人って君のこと?」
あ。。。そうです。。。あのぉ、山○さんと旭屋さんでご一緒だったんですか?
「そう、昨日旭屋で一緒になった。足摺まで一緒だったけどあの人足が速いんだよね。君、土佐清水の遍路道の学校の近くでビニール敷いて裸足になって休んでいたよね。それで、今日も柏坂峠を水を持たずに登ってきたの?」
あはっ。。。まぁそんな感じです(^_^;)

もぉ。。山○さんてば昨夜、旭屋さんで私のことを肴にしてたんだね。。
もしかしてこの人が山○さんが話していたお遍路さんかなー?

「日焼けで真っ黒になった40代の男の人に会わなかった?宿で一緒になったとき随分深刻な顔をしてたんで話をしたんだよね。ずっと転勤でようやく本社に戻ったらリストラされたそうなんだ。そればかりか自宅に戻ったら奥さんに”帰ってこないでくれ”と言われたそうなんだよ。それでお遍路に出たそうなんだけど絵を描きながらこれからのことを考えると言ってたよ。」
転勤転勤でようやく本社に戻ったのにリストラされ奥さんに「帰ってこないでくれ」と言われるなんて、酷い話だろうと山○さんが言っていた話を思い出した。

「山○さん、7時頃出発してボクはその後に出たんだけど柏峠で熊を見たよ。コグマだったけど目が合った時はビビッたね。」
え~!熊がいたんですか!?
「コグマがいたってことは親熊が側にいたんですね。危なかったですねぇ。」
「直ぐ熊は山の中に入って行きましたよ、そうか。。コグマの側には親がいたんですね。親は見なかったけど鹿もいたし猿も見ましたよ。」

それぞれの自己紹介の後、
「ちょっとボクの話をしていいですか。。。
ボクね、何年も転勤で単身であちこち行ってたんです。この春ようやく本社に戻れたんですが妻にはもう帰ってこないでくれって言われその後直ぐにリストラですよ。この年で再就職の当てもないし行くところも金もないでしょう、厄年だからなんでしょうかと1番の住職に話したら菅笠をくれて納経はいいから御影だけはお金を払って巡拝したらいいと言われてね。だから杖も白衣もないし納経もしてないんです。野宿をしたりたまに宿に泊まったり。」
御影は納経しなければ頂けないと始めて知った。
御影は50円だそうです。(もしかして30円だったかもしれませんがちょっと忘れました)

「え~、それは大変でしたねぇ。。。奥さんはなんでまたそんな酷いことを。。。」
千葉さん、同年代、同じサラリーマンとして身につまされたのだろう、とても同情しながら聞いていた。
「ボクが長いこと転勤で家のことを何もしなかったからでしょう。。。山○さんや一緒に歩いた人たちに随分お世話になりましたよ。家にも帰れないし急ぐ旅でもないし好きな絵を描きながら気ままに歩いています。」
「そうなんですか。。。それにしてもお気の毒なことですねぇ。。」
「明日ね、知り合った人の実家が津島町なんで挨拶に行くんですよ。」
「えー。。。???」
「高知市内で知り合いになった女性なんです。その人のご両親に会いに行くんですよ。」

「いや~。。。なんと言うか立ち直りが早いですね (笑)」
今までひたすら同情しながら聞いていた千葉さん、知り合った女性の実家に行くと聞いてのけぞっていた。
私も話の続きにビックリ。。。

複雑な心境で夕食を済ませ、お先にと残った二人に声を掛け部屋を出た。
階下に行き、ご馳走さまでしたと声を掛け清算をしてもらった。



三好旅館さん
   1泊2食付 ¥7,000-

      
       26km 41,153歩





津島かも田休憩所
10月22日


       柏坂峠茶堂から津島町鴨田休憩所

           5.3km 1時間45分



PM12:20
茶堂で25分休んで出発。
PM12:20

PM12:25
民家の庭先を抜ける。
PM12:25

PM12:30
遍路道へ入ると祠があった。
お賽銭をあげ手を合わせる。
PM12:30

PM12:40
生い茂る下草を金剛杖で振り払いながら駆け足で降りていく。
PM12:40

PM12:50
三本松大橋への標識。
PM12:50

PM1:13
集落に出た。
茶堂から3.7km。国道56号0.2km標識。

小さな橋の前、民家の庭先にベンチがあったので休ませてもらう。
ザックを降ろすと背中が汗でビッショリになっていた。
靴を脱ぎ裸足になって10分休憩。
PM1:13

PM1:40
国道に出ると遍路標識が中央橋へ矢印が付いている。
橋を渡った山側の遍路道と国道56号が川を挟んで平行に並んでいる。
PM1:40

PM1:50
山側の遍路道は時々木陰があった。
川に沿ってしばらく行くとコミュニティセンターがあったのでトイレをお借りした。
受付の人にお礼を言って外の自販機で水を買って喉に流し込む。
冷たい水が体に染み渡る。
PM1:50

PM2:05
飲んだ水が直ぐに汗になって流れてくる。。。

しばらく遍路道を進むとから右→に休憩所の標識。
橋を渡り国道56号へ出るとAコープ。
Aコープ向かい、国道を渡った先に休憩所が見えた。
PM2:05 畑地Aコープ

PM2:10
津島町鴨田バス停。
PM2:10 鴨田バス停

PM2:15
へんろ小屋 津島・かも田 第19号。
休憩所脇のお店のご主人が休んでいきなさいと声を掛けてくれた。
PM2:15 鴨田休憩所

休憩所。
お店の前の自販機で茶を買い休憩所のベンチにザックを降ろし靴を脱いで裸足になってるとおじさんが側に来て話し掛けてきた。

「何処まで行くんだね?」
津島町の三好旅館です。
「三好旅館ならここら1時間くらいで行けるよ。ゆっくり休んでいったらいい。お遍路さんは何処から来たのかね?」
新潟です。
「そりゃ遠くからご苦労さんだね。今日は暑くて大変だったろう。柏を越えて来たのかね?」
はい、柏坂峠を登ってきました。大分が見えました。
「天気がいい日は大分や佐多岬が見えるよ。今日は大分が見えたかね。そりゃ良かったね。新潟は何度も地震で大変だったんだろう。お遍路さんのところは大丈夫だったのかい?」
おかげさまで家の辺りは被害はありませんでした。
四国は南国ですねぇ。まだ夏のような暑さでビックリしています。
「今年はいつまでも暑くて参っているよ。新潟はもう寒くなっているのかい?雪が多いんだろう?」
朝晩は随分寒くなってるそうです。そろそろ暖房の準備してる頃かもしれません。
「こっちも朝晩は冷えてきたよ。」
三好旅館は津島大橋から近くですか?
「三好旅館は津島大橋手前を右の道へ入ったところだ。ここを真っ直ぐ行くと金剛橋がある、金剛橋の右の道が遍路道になっている。後は真っ直ぐ川沿いを行くと津島大橋が見えてくるよ。三好旅館は津島大橋を渡らずに右の道へ行くんだよ。間違って橋を渡るんじゃないよ。この先の金剛橋から右だよ。」
広げた地図を見ながらおじさんが説明してくれた。
鴨田休憩所

綺麗な休憩所にお茶やコーヒー、ミカン、お菓子が置かれていた。
テーブルの脇にノートが置かれ、お札やお礼の書き込みがされていた。

25分休んで2時40分出発。
甘いミカン、とっても美味しかった。
ご馳走さまでした。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。